9月10日(土)

台風が来るのか来ないのか、まだまだ蒸し暑い土曜の夕べ、日本フィル横浜定期は、なんとメンデルスゾーンのオラトリオ「エリア」です。 2時間を超える大作、指揮は大井剛史さん。

メンデルスゾーン/オラトリオ「エリヤ」(ドイツ語歌唱)
指揮/大井剛史
ソプラノ/半田美和子
アルト/手嶋眞佐子
テノール/望月哲也
バス/甲斐栄次郎
ボーイ・ソプラノ/野沢晴海(NHK東京児童合唱団)
合唱/日本フィルハーモニー協会合唱団
コンサートマスター/扇谷泰朋
フォアシュピーラー/九鬼明子
ソロ・チェロ⋰辻本玲

プレトークに奥田佳道さん、あまり聴く機会がない「エリア」ですが、メンデルスゾーンの最高傑作だと紹介してくれました。 メンデルスゾーンは、大好きなんですが、どうしよう退屈したら、と思っていたらなんと、面白いんです。大井剛史さんただ者ではない。

旧約聖書に登場する預言者エリアの激動の生涯を美しくドラマチックな音楽で描き出している。
メンデルスゾーンはユダヤ人で、この作品は38歳で死ぬ1年前に出来上がっている。

合唱とオーケストラ、4人のソリストとボーイソプラノが入れ替わり立ち替り楽しませてくれるので退屈している暇がない。
日フィル合唱団、こんなにうまかったの? エリア役の甲斐さん、すばらしいバリトン! 望月さんのテノール、手嶋さんも、半田さんも。
そしてボーイソプラノが何とも新鮮でした。

エリアはメンデルスゾーンの最高傑作だと言った意味がよく分かりました。

 

 

真夏の夜の清涼剤 メンデルスゾーン「エリア」
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