10月25日(火) サントリー小ホール
クァルテット・エクセルシオの弦楽四重奏の旅、今回は4回目。
これまでチェコ、ドイツ、オーストリア、ロシア、フランスと回ってきたのですが、今回はドイツ、オーストリアから南へイタリアに入り再びドイツ・エルベ河畔へ。
ヴォルフ/イタリア・セレナーデ
ヴェルディ/弦楽四重奏曲ホ短調
~休憩~
プッチーニ/弦楽四重奏曲「菊」嬰ハ短調
シューマン/弦楽四重奏曲第3番イ長調作品41-3
クァルテット・エクセルシオ
フーゴー・ヴォルフは、ウィーンから南に行ったスロベニア共和国のスロヴェニ・グラデツという町で生まれウィーンで学んだ。少ない四重奏曲のなかで、一楽章だけの「イタリアン・セレナーデ」、生き生きしたリズムで始まる。
ヴェルディの弦楽四重奏曲、いかにもヴェルディらしい哀しい入り方です。まるでオペラのアリアを聴いているよう。
プッチーニの弦楽四重奏〈菊〉は、サヴォイア家のアメディオ侯爵の急逝に寄せて一晩で書かれた。深い悲しみのこもったこの曲は、「マノン」の終楽への間奏曲に転用されている。
以上の3人は、歌の作曲家で、アリアが聞こえてきそう。
最後はシューマンの弦楽四重奏曲3番は、何度も聴いている魅力的な曲。
アンコールはシューマンの「トロイメライ」ピアノ曲を弦楽四重奏にアレンジしています。1年間休養していた西野がしみじみと聴かせます。
プログラムの中にエク活動報告として、ドイツ・ゼーリゲンシュタットの「小さな弦楽器音楽祭」の公演(6月29日~7月1日)リポートが掲載されていました。[フランクフルター・アルゲマイネ紙とオッフェンバッハ・ポスト紙]。私たち応援団も行きましたので下に写真を載せます。
11月18日(金)の京都定期演奏会には、季節もよいことなので私たちもドイツに行った仲間も一緒に聴きに行くつもりです。
紅葉の宇治平等院など、今から楽しみです。