9月10日(日)
バッティストーニ指揮のヴェルディ「オテロ」演奏会形式 オーチャードホールにて
昨年10月から東フィルの首席指揮者に就任したバッティストーニ、昨年は「イリス」を演奏会形式で上演し、今年は、「オテロ」です。

ヴェルディ/歌劇「オテロ」(演奏会形式)
管弦楽/東京フィルハーモニー交響楽団
指揮/アンドレア・バッティストーニ
映像演出/ライゾマティクスリサーチ
オテロ/フランチェスコ・アニーレ
デズデーモナ/エレーナ・モシュク
イアーゴ/イヴァン・インヴェラルディ
ロドヴィーコ/ジョン・ハオ
カッシオ/高橋達也
エミーリア/清水華澄
ロデリーゴ/与儀巧
モンターノ/斉木健詞
伝令/タン・ジュンボ
合唱/新国立劇場合唱団(合唱指揮/冨平恭平)
児童合唱/世田谷ジュニア合唱団(合唱指揮/掛江みどり)
アンドレア・バッティストーニは、1987年ヴェローナ生まれの30歳で、現在最も注目されている指揮者です。
アリアは聞いたことがありましたが、オペラとしての「オテロ」を聴いたのは初めてで、やはりヴェルディにかかるとシェイクスピアも負けそうと思えるくらいの迫力ですね。
とにかくイアーゴが主役じゃない?と思えるほど強力で、イヴァン・インヴェラルディさん素晴らしかった。
オテロ役のフランチェスコ・アニーレさん、「イリス」でも出演していましたが少し声がかすれたかな、後半は乗ってきましたが、最後死ぬ時はかすれ声がちょうどよかった。
デスデモーナ役のエレーナ・モシュクさんも素敵、日本にたくさんのファンがいるらしく女性からのブラーボが多い。
オペラの「オテロ」凄いな! イギリス作家シェイクスピアの陰湿な悲劇がこんなにもドラマティックになるんですね。
来年の秋にはバッテイストーニ指揮で、札幌文化芸術劇場がこけら落とし公演ヴェルディ「アイーダ」を上演し、その後神奈川県民ホール、兵庫県立芸術文化センター、大分・iichiko総合文化センターでも上演されるらしいです。