8月3日(金)
フェスタサマーミューザ2018 絶品フレンチⅡは、サン=サーンス特集です。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団、指揮は川瀬賢太郎、ヴァイオリンソロは神尾真由子さん。
サン=サーンス/歌劇「サムソンとデリラ」からバッカナール
サン=サーンス/ヴァイオリン協奏曲第3番
~休憩~
サン=サーンス/交響曲第3番
指揮/川瀬賢太郎
ヴァイオリン/神尾真由子
オルガン/大木麻里
コンサートマスター/石田泰尚
今、乗りに乗っている川瀬賢太郎と神奈フィル、それに石田コンサートマスター、かげで支える副指揮者の阿部未来君、揃って若くて溌剌としていて今回は神尾真由子さんのヴァイオリンが加わってまさに絶品フレンチ。
カミーユ・サン=サーンス(1835−1921)は、作曲と演奏の両方、ピアノとオルガンの名手、詩集を出版し、劇作家として成功、しかも哲学者にして考古学者、美術史家とまさにマルチプレイヤーで、近代フランス音楽の父と言われている。
歌劇「サムソンとデリラ」は、アラビアンナイトに出てくるようなオーボエのソロで始まり、英雄サムソンが敵の美女デリラの色仕掛けで捕えられた酒宴の音楽が「バッカナール」、エキゾティックな旋律が次第に高揚してティンパニーが乱れ打ち、大盛り上がりです、川瀬君すごい!
ヴァイオリン協奏曲3番は、サン=サーンス45歳の1880年に、超絶技巧ヴァイオリニスト、パブロ・デ・サラサーテの為に作曲された。神尾真由子さん、真っ赤なドレスで魅了してくれます。彼女のヴァイオリンは宗次コレクションより貸与されたストラディヴァリウス1731年製「ルビノフ」
最後は交響曲3番オルガン付き、サンサーンス51歳の1886年書かれた。全曲を通してグレゴリオ聖歌の「ディエス・エレ」が繰り返し現れる、壮大な曲です。オルガンの大林麻里さんのダイナミックな音が響きます。異国情緒溢れたフレンチのフルコースを堪能しました。