先日、名古屋に行って大学の同級生と話しているうちに〝南山大学ってアントニン・レイモンドっていう有名な建築家が造ったものらしいよ〟〝なるほど、私が南山大学を選んだのは、あの建物のあの雰囲気だったものね〟それで調べてみると・・・

聖パウロ協会   ペイネ美術館   イタリア大使館(日光) エリスマン邸(横浜)   


聖心女子大学  カニングハム家(西麻布)  南山大学    軽井沢新スタジオ

 

アントニン・レイモンド(1888−1976)は、オーストリア=ハンガリー帝国(現在のチェコ)に生まれ、1919年 帝国ホテルを造ったフランク・ロイド・ライトと共に来日し、独立して数多くの作品を残す著名な建築家になった。夏の避暑地だった軽井沢の「夏の家兼アトリエ」「軽井沢新スタジオ」「聖パウロ教会」など。 あと、キリスト教の学校は、アントニン・レイモンドが造ったものが多い。
南山大学の場合は、八事山の更地の段階からアントニン・レイモンドが設計をしていたので、山全体が全てその作品です。野外での受難劇をやったり、クリスマスイブの深夜ミサや、神道院でのミサ、多治見の修道院での合宿など南山大学で行われた行事も色々思い出されますが、いつもそこにはアントニン・レイモンドの建物があったんだなと。

 

それから、下重暁子さんが書いた「エロイーズ・カニングハムの家」のエロイーズ・カニングハムは、青少年の音楽教育に貢献した女性で、その人の家が西麻布、根津美術館の隣にあるんですが、この建物もアントニン・レイモンドのデザインです。そこで音楽茶話会をもう10年以上続けている団体があって、偶然にも私たちはそこに通っているんですが、左の写真がその建物の中です。日本的な障子を取り入れたデザインでレイモンドらしい、浮世絵なども飾ってあります。と言う訳で、気がつけばとっても身近にあったアントニン・レイモンドさんでした。

アントニン・レイモンドの建物
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