1月19日(土)
新宿文化センター会館40周年を迎えて、今日は指揮者にバッティストーニ、ソリストは木下美穂子、福井敬など札幌文化芸術劇場 杮落とし公演と同じメンバーでマーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」が演奏されました。
マーラー/交響曲第8番
管弦楽/東京フィルハーモニー交響楽団
指揮/アンドレア・バッティストーニ
第1ソプラノ/罪深き女/木下美穂子
第2ソプラノ/懺悔する女/今井実稀
第3ソプラノ/栄光の聖母/安井陽子
第1アルト/サマリアの女/中島郁子
第2アルト/エジプトのマリア/小林由佳子
テノール/マリアの崇敬の博士/福井敬
バリトン/法悦の教父/青山貴
バス/瞑想する教父/ジョン・ハオ
オルガン/三原麻里
合唱/新宿文化センター合唱団、花園小学校合唱団(指導/根本潤子)、西新宿小学校合唱団(指導/草深陽子)
関北みどりの風合唱団、マーガレット少年少女合唱団
合唱指導/山上健志
発声指導/鈴木マチ子
合唱ピアノ/井熊康子
グスタフ・マーラー((1860−1911)の交響曲第8番は、マーラーのウィーン時代の最後の作品で、1部では中世マインツの大司教バヌス・マウルス作と言われるラテン語賛歌「来たれ、創造主たる精霊よ」、2部ではゲーテの戯曲「ファウスト 第二部」の終末部分に基づいた歌詞が取られている。1906年の夏、ヴェルター湖畔マイアーニックの作曲小屋で第1部はわずか3週間でスケッチ、8月18日には全曲を完成した。翌1907年の夏にオーケストレーションされ、妻アルマに献呈されている。
1910年9月12日・13日「ミュンヘン博覧会1910」と題された音楽祭のメインイヴェントとしてマーラー自身の指揮で演奏され大成功をおさめ、嵐のような熱狂は30分近く続いた。
改めて、1部のラテン語宗教賛歌と2部のゲーテの「ファウスト」のドイツ語の詩を1つの曲にまとめてしまうマーラーの才能に敬意を表するとともに、もっと聴く機会があればと思いました。バッティストーニさんソロの皆さん、合唱の皆さん、東フィルや新宿文化センターの関係者の皆さん有難うございました。