12月14日(土)
日本フィル第353回横浜定期演奏会は、広上指揮でベートーヴェンの「第九」です。そして今日は「満員御礼」だそうです、横浜もクリスマス・イルミネーションが綺麗ですね。
J・C・バッハ/シンフォニア変ロ長調作品18-2
~休憩~
ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調作品125
指揮/広上淳一
ソプラノ/中村恵理
アルト(カウンターテナー)/藤木大地
テノール/吉田浩之
バリトン/大西宇宙
合唱/東京音楽大学
コンサートマスター/田野倉雅秋
ソロ・チェロ/菊地知也
今回のプレトークは音楽評論家の奥田佳道さん。
ヨハン・クリスチャン・バッハ(1735-1782)は、お父さんで大バッハのヨハン・セバスチャン・バッハ(1685-1750)より当時は有名で、「ロンドンのバッハ」として知られていたそうなんです。そしてモーツァルトにも影響を与えていたというシンフォニア変ロ長調は、快活で洗練された曲で、渡辺暁雄さんが第一回日本フィル定期演奏会に演奏したのも頷ける。
奥田氏〝今日は皆さんにクリスマス・プレゼントがあります〟と広上さんがサプライズで登場します。奥田さんはウィーン、広上さんはロンドンで行ったり来たりの昔話で仲が良さそう。国内の広上の演奏会でも奥田氏をよく見かけますね。
そして広上マエストロの「第九」ですが、出演者全てが最大級の力を出し切っているという印象を受けました、凄いですね!
最近大活躍しているテナーの藤木大地君とバリトンの大西宇宙君、ソプラノの中村恵理さんとベテランの吉田浩之さん、それに東京音大の合唱の皆さん、本当に素敵でした。
日フィル 広上「第九」