ウィーン国立歌劇場今日のアーカイヴは、ベルリオーズの「トロイ人」(2018年11月4日公演)ベルリオーズですからフランス語で演じる4時間半の長いオペラです。例の「トロイの木馬」が出てきますよ!そして演出はまたしてもデヴィッド・マクヴィカーです、売れっ子ですね。舞台はトルコのトロイからアフリカのカルタゴ、そしてイタリアを目指します。

カサンドラ(トロイの王女、預言者)/アンナ・カテリーナ・アントナッチ Anna Caterina Antonacci
アエネアス(トロイの英雄)/ブランドン・ジョヴァノヴィッチ Brandon Jovanovich
コロエブス(王子、カサンドラの許婚)/アダム・プラチェツカ Adam Plachetka
パントオス(トロイの神官)/ペーター・ケルナー Peter Kellner
プリアモス(トロイの王)/アレクサンドルー・モイシウク Alexandru Moisiuc
アスカニオス(アエネアスの息子)/レーチェル・フレンケル Rachel Frenkel
ディドン(カルタゴの女王)/ジョイス・ディドナート Joyce DiDonato
ヘクトルの亡霊/アンソニー・ロビン・シュナイダー Anthony Robin Schneider
エレニュス(プリアモスの息子)/ヴォルフラム・イゴール・デルントル Wolfram Igor Derntl
メルクリウス(神)・兵士/イゴール・オニシュチェンコ Igor Onishchenko
ヘカベ(トロイの王妃)/ドンナ・エレン Donna Ellen
ギリシャの指揮官/オルハン・イルディズ Orhan Yildiz
ヒュラス(水夫)/ベンジャミン・プルンス Benjamin Bruns
アンナ(ディドンの妹)/シルヴィア・ヴェレシュ Szilvia Voros
イオパス(詩人)/パオロ・ファナーレ Paolo Fanale
ナルバル(カルタゴの高官)/パク・ヨンミン Jongmin Park
トロイの兵士1/マーカス・ペルツ Marcus Pelz
トロイの兵士2/フェルディナンド・プファイファー Ferdinand Pfeiffer
指揮/アラン・アルティノグリュ Alain Altinoglu
演出/デヴィッド・マクヴィカー David McVicar
舞台装置/エス・デヴリン Es Devlin
衣装/モリッツ・ユンゲ Moritz Junge
照明/ヴォルフガング・ゲッベル Wolfgang Goebbel
振付/リンネ・ペイジ Lynne Page

前半の2幕が「トロイの陥落」で主役がカサンドラ(ソプラノ)でアンナ・カテリーナ・アントナッチが歌い、後半「カルタゴのトロイ人」は、主役がディドン(メゾソプラノ)でMETのジョイス・ディドナートが歌います、両方に出てくる英雄がアエネアス(テノール)で、ブランドン・ジョヴァノヴィッチですね。
「王の狩と嵐」は本来演奏だけですがマクヴィカー流に狩のシーンのバレエが加えられていて、本来の4幕のバレエもカルタゴの素敵な衣装で見るものを飽きさせない、長いオペラもアッと言う間に過ぎてしまう4時間半でした。
最後に出てくる鉄骨怪獣みたいなのは、ヘクトルの亡霊なんでしょうか似ている?
またしても滅多に観ることができないベルリオーズの「トロイ人」を観てしまいました。これはもう一度観なければならないオペラですね!
本来でしたら、通り過ぎてしまうか忘れてしまう「ニーベルングの指輪」も「トロイ人」もじっくりと味わうことができました。



ウィーン国立歌劇場「トロイ人」
Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Wordpress Social Share Plugin powered by Ultimatelysocial