ウィーン国立歌劇場のアーカイヴ、5月下旬はモーツァルト週間のようなラインナップです。今日はモーツァルト「イドメネオ」(2019年2月22日の公演)初めて観るオペラです。今度はクレタの王子とトロイの王女が結ばれる物語で、エレットラ(アルゴスの女王)も出てきます。
イドメネオ/ベルンハルト・リヒター Bernhard Richter
イダマンテ/レーチェル・フレンケル Rachel Frenkel
エレットラ/イリーナ・ルングー Irina Lungu
イリア/ヴァレンチナ・ナフォルニツァ Valentina Nafornita
アルバーチェ/パーヴェル・コルガティン Pavel Kolgatin
大司祭/カルロス・オスナ Carlos Osuna
神託の声/ペーター・ケルナー peter kellner
指揮/トマーシュ・ネトピル Tomas Netopil
演出/カスパー・ホルテン Kasoer Holten
舞台/ミア・シュテンスガード Mia Stensgaard
衣装/アニヤ・ヴァン・クラフ Anja Vang Kragh
照明と映像/ジェスパー・コンシャウ Jesper Kongshaug
紀元前1200年トロイ戦争の直後、クレタの王イドメネオ(ベルンハルト・リヒター )は、航海中に嵐に会います。イドメネオは、海神ネプチューンに「命を助けてくれれる代わりに、陸に上がって最初に会った人間を生贄として差し出す」と約束します。しかし最初に会ったのは、自分の息子イダマンテ(レーチェル・フレンケル)でした。イドメネオは息子を逃がそうとしますが、ネプチューンの怒りを買い、怪物によって町は破壊されます。捕虜としてクレタ島で暮らしているトロイの王女イリア(ヴァレンチナ・ナフォルニツァ)は、イダマンテと恋愛関係にあり、エレットラ(イリーナ・ルングー)もまたイダマンテに想いを寄せている。イダマンテは怪物を倒したが町はおさまらず、自分が生贄になると決意し、イリアも自分が生贄になることを申し出た。と天の声(民衆の声)が〝イドメネオは退位せよイダマンテが新しい王となり、イリアはその妃となれ〟と告げる。
王子を自分のものにできなかったエレットラは怒り狂い立ち去ります。
イドメネオとイリアのもと人々は愛と平和を喜びます。
イダマンテ役はメゾソプラノの(レーチェル・フレンケルイリア)とイリア役(ヴァレンチナ・ナフォルニツァ)はウィーンのアンサンブルメンバーとして「真夏の夜の夢」でも共演している。特にヴァレンチナ・ナフォルニツァは現在活躍目覚ましい「ドン・パスクワーレ」など。エレットラ役のイリーナ・ルングもまたウィーンで活躍しているソプラノ。モーツァルトのオペラ「魔笛」「ドン・ジョバンニ」「フィガロの結婚」と続き楽しい1週間が送れそうです。
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