11月14日(土)

今日から広上の演奏会が3回続きます。 名古屋~京都~札幌で、今日は名古屋
名古屋フィルハーモニー交響楽団第363回定期演奏会です。
名古屋には実家があり、兄の病気見舞いなどもあるので、演奏会以外は余り期待もできません。
とにかく名古屋駅に降りると とたんに緊張感がなくなるのです。

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バックス/交響詩「11月の森」
ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番
~休憩~
グリーグ/劇音楽「ペール・ギュント」組曲第1番・第2番
指揮/広上淳一
ヴァイオリン/ポリス・ベルキン
コンサートマスター/日比浩一

アーノルド・バックス(1883-1953)と言う作曲家は初めてですが、「11月の森」 ・・・何て素敵な題名なんでしょう。 英語では、November Woods
イギリスの作曲家で、若いころからイェイツ、シングなどアイルランドの劇作家や、詩人の作品に興味を持ち、アイルランドの風土や音楽から影響を受けている。 「11月の森」と言う、冬の自然の情景の描写ではなくて、作曲当時のバックスの重苦しい心情を反映した作品で冬の景色と重ねている。
木管が、冬の森を吹きすさぶ風の音や風に揺れる梢のざわめきを表しているよう。
好きですね!アイルランドもイングランドもイェイツもシェイクスピアも、なのでこの曲も大好きになりそう。

ブルッフのヴァイオリン協奏曲、 広上とベルキンとは今までもよく演奏をしており、今回も息のあったところをみせている。

グリーグの「ペールギュント」は、ノルウェーのイプセンの戯曲の上演に際して、イプセン自身からの委嘱によって書かれたもので有名ですね。組曲1番の『朝の気分』『オーセの死』『アニトラの踊り』『山の魔王の宮殿にて』、組曲2番の『イングリドの嘆き』『アラビアの踊り』『ぺール・ギュントの帰郷』『ソルヴェイグの歌』。
ペールギュントと言う大変な放蕩息子の物語で、アフリカのモロッコに渡ったり、アラビアの踊りだったりとっても色彩豊かな作品、広上さんの指揮でピッタリ合った演奏です。

アンコールは、グリーグの二つの悲しき旋律から「過ぎにし春」、広上も今年で51歳、外山先生が51歳の時24歳だった広上は、この名フィルに育ててもらった〝生きてて良かった〟とハートフルなアンコールでした。 去年は大変だったものね!
さあ、次は紅葉の真っ盛りの京都!の広上さんです。

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兄の病気も徐々に良くなっているようだったし、
ライトアップした名古屋高島屋でお土産を買って「のぞみ」で東京へ。

名フィルでお見舞い
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