11月6日(金)
日本フィル・第675回東京定期演奏会は、次期首席指揮者のインキネンの指揮
シベリウス/歴史的情景第1番 作品25
シベリウス/組曲「ベルシャザールの饗宴」
~組曲~
マーラー/大地の歌
指揮/ピエタリ・インキネン
テノール/西村悟
バリトン/河野克典
コンサートマスター/千葉清加
フォアシュピーラー/齊藤政和
ソロ・チェロ/辻本玲
シベリウス生誕150年でシベリウス2曲とマーラー撰集第6弾で「大地の歌」
フィンランドの歴史的情景からベルシャザールの中の東洋的なものとスペイン的なもの、大地の歌の中国など世界旅行が出来たようなとインキネンが語っていました。
「大地の歌」は、『唐時代の詩』『翡翠の書』というフランス語に訳された中国の詩をハンス・ハイルマンがドイツ語に訳して『中国抒情詩集』とし、さらにハンス・べートゲが翻案を施した『中国の笛』をマーラーが手にした。第1楽章、第3~5楽章は李白、第6楽章は孟浩然と王維の詩を訳したもの、第2楽章は不明、ととても複雑ですが素晴らしい曲です。
インキネンは、この「大地の歌」は初めてとのこと。
10年ばかり前に広上、N響で聴いた記憶が鮮烈で、今回はとってもさっぱりした「大地の歌」だと感じました。
インキネン・大地の歌