5月20日(土)
日本フィル第327回横浜定期演奏会は、ブラームス交響曲ツィクルスを締めくくるブラームス交響曲1番、それに20歳でロンティボー国際コンクール第1位に輝いた田村響君のリストピアノ協奏曲もあり、とっても盛りだくさんです。
もちろん指揮は、インキネン。
リスト/交響詩「レ・プレリュード」
リスト/ピアノ協奏曲第1番
~休憩~
ブラームス/交響曲第1番
指揮/ピエタリ・インキネン
ピアノ/田村響
コンサートマスター/扇谷泰朋
フォアシュピーラー/千葉清加、日
ソロ・チェロ/菊地知也
リストの交響詩「レ・プレリュード」は、フランスの詩人アルフォンス・ドゥ・ラマルティーヌの詩の一節「人生は、死への前奏曲である」が、この曲の改訂時に添えられていたことから「前奏曲」「レ・プレリュード」というタイトルがついた。交響詩というジャンルを切り開いたリストの人気曲です。
リストのピアノ協奏曲を弾いた田村響くん、現在30歳で白髪に髪の毛を染めていますが以前は金髪だったようです。若者と思えない抒情たっぷりのリストでした。アンコールはショパンの華麗なる大円舞曲。
そしてブラームス1番は、着想から完成まで20年以上かったといわれていますがブラームスが推敲好きだったためで、第4楽章は久しぶりに日橋君のホルンがみなとみらいのホールに響き渡り、格調高い日フィル・インキネンのブラームス・ツィクルスが終わりました。来週の「ラインの黄金」も楽しみです。アンコールはブラームスのハンガリー舞曲5番でした。
インキネン ブラームス1番