9月6日(水)

朝晩は少し過ごし易くなってきたようなこの頃、秋の演奏会シーズンがやってきました。今日はギドン・クレーメルのヴァイオリン演奏が聴けます。

ヴァインベルク/ヴァイオリン協奏曲ト短調作品67(日本初演)
~休憩~
ショスタコーヴィチ/交響曲第4番
指揮/ヤツェク・カスプシク
ヴァイオリン/ギドン・クレーメル
コンサートマスター/荻原尚子
フォアシュピーラー/長原幸太

指揮者がポーランドのヤツェク・カスプシクで母国生まれの作曲家ヴァインベルクのヴァイオリン協奏曲を日本初演する。
ヴァインベルクは、ポーランドのワルシャワ生まれのユダヤ人で、家族はすべてナチスのポーランド侵略の時、殺されている。
ユダヤ人大好きの私ですから、興味津々。
全体にポーランド的、ユダヤ的な旋律が流れて素敵です。
初演以来誰も手を付けなかったのですが、クレーメルが近年蘇演し、にわかに脚光を浴びている、そのクレーメルです。
アンコールは同じヴァインベルクの24の前奏曲集から第4曲と第21曲、チェロのために書かれた無伴奏の曲をヴァイオリンで弾きました。なんとショスタコーヴィチのチェロソナタそっくりの部分もあり、何とも複雑なヴァインベルクとショスタコーヴィチとクレーメルの関係ですこと。
後半はショスタコーヴィチの交響曲4番です。
読響パワー全開の大音響の演奏でした。

読響 第571回 定期演奏会
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