11月19日(日)
メシアン 歌劇「アッシジの聖フランチェスコ」本番です。
午後2時からの開演で、サントリーホール内はざわめいています。
メシアン/歌劇「アッシジの聖フランチェスコ」(演奏会形式/全曲日本初演)
指揮/シルヴァン・カンブルラン
天使/エメーケ・バラート(ソプラノ)
聖フランチェスコ/ヴァンサン・ル・テクシエ(バリトン)
重い皮膚病を患う人/ペーター・ブロンダー(テノール)
兄弟レオーネ/フィリップ・アデス(バリトン)
兄弟マッセオ/エド・ライオン(テノール)
兄弟エリア/ジャン=ノエル・ブリアン(テノール)
兄弟ベルナルド/妻屋秀和(バス)
兄弟シルヴェストロ/ジョン・ハオ(バス)
兄弟ルフィーノ/畠山茂(バス)
合唱=新国立劇場合唱団
びわ湖ホール声楽アンサンブル
(合唱指揮=冨平恭平)
コンサートマスター/長原幸太
オンド・マルトノ/ヴァレリー・アルトマン=クラヴリー、大矢素子、小川遥
延々6時間、結果一番大変だったのは、カンブルランだったと思います。
メシアンは鳥の鳴き声の集大成、オンド・マルトノが中央上と2階左右 3か所で大活躍し、立体的な音づくりをしました。
カンブルラン、最後は疲れ果てたといえども使命を果たしたカソリックの司教のような風貌でホール内で大喝采を浴びていました。
大喝采の嵐はどれくらい続いたのでしょう。そんなカンブルランが大好きです。
中身を少し、
第1幕(約75分)
第1景 十字架 第2景 賛歌 第3景 重い皮膚病患者への接吻
(休憩 35分)
第2幕(120分)
第4景 旅する天使 第5景 音楽を奏でる天使 第6景 鳥たちへの説教
(休憩35分)
第3幕 (65分)
第7景 聖痕 第8景 死と新生
1971年オリヴィエ・メシアン(1908-1992)は、当時低迷していたオペラ座を復活させるためポンピドゥー首相から直々新作オペラの作曲を依頼された。 1983年11月28日パリ・オペラ座(ガルニエ)でなんと小澤征爾の指揮、サンドロ・セークイの演出で初演された。そして日本での全曲演奏は今回が初めてとなる・・・歴史的演奏会となるわけですね!