2月16日(金)

読売日響・第575回定期演奏会は、ロシアの指揮者ユーリ・テミルカーノフです。

チャイコフスキー/幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲
~休憩~
ラヴェル/組曲「クープランの墓」
レスピーギ/交響詩「ローマの松」
指揮/ユーリ・テミルカーノフ
ピアノ/ニコライ・ルガンスキー
コンサートマスター/長原幸太

読響の名誉指揮者テミルカーノフは2018年で80歳を迎え、もう好きな作品しか指揮しない年齢ですと宣言しているように今回の演奏会は魅力的な作品ばかり。

チャイコフスキー(1840-93)の「フランチェスカ・ダ・リミエ」は、彼がワグナーの「ニーベルングの指輪」初演に臨席した時、その恐るべき才能に圧倒され、わずか1か月半でダンテの「新曲」地獄篇の第5歌をもとにした幻想曲を完成させた。地獄に嵐が吹き荒れる中の悲恋物語です。

次のラフマニノフ(1873-1943)は、マエストロご指名のピアニスト、ニコライ・ルガンスキーが登場です。ラフマニノフとよく似た長身で指の長いルガンスキーが弾く「パガニーニの主題による狂詩曲」は、まるでラフマニノフ自身が弾いているかのような錯覚に陥りました。

ラヴェル(1875-1937)は「クープランの墓」について、「クープランただ一人にというより、18世紀のフランス音楽全体に捧げられたオマージュ」と語っているように、どこまでも洗練されたラヴェルらしい音楽で、舞曲が彩りを添える。

最後のレスピーギ(1879-1936)「ローマの松」の華やかなこと、テミルカーノフは指先をちょっと動かすだけなのにP席オルガンの横のバンダが加わってホール全体に大音響を鳴らします。

 

読響 テミルカーノフ 

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