2月2日(土)
広上淳一のチャイコフスキー2連日の初めは千葉市民会館大ホールで、
東京フィルハーモニー・第51回千葉市定期演奏会です。
マエストロ広上と「もっと、チャイコフスキー!」とうたっています。
千葉駅は乗り換えでホームに降りたことがありますが、駅前に来たのは初めて、モノレールの線が立体交差して少し古びているのが面白い。
チャイコフスキー/弦楽セレナードハ長調作品48~第1楽章
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
~休憩~
チャイコフスキー/交響曲第5番ホ短調作品64
指揮/広上淳一
ヴァイオリン/小林美樹
コンサートマスター/依田真宣
〝オー人事、オー人事〟のコマーシャルで有名になったチャイコフスキー(1840−1893)の弦楽セレナードで始まり、
11月にラザレフ日フィルでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をやったばかりの小林美樹さんが今度は真っ赤なドレスを来て現れ大喝采です。ラザレフや広上さんに愛されて大きくなってゆく小林美樹さんですね!
美樹さんのアンコールはバッハの無伴奏ソナタ第1番~アダージョ
最後は交響曲5番(1888年)、クラリネットが提示する「運命の主題」が形を変えて現れ、3楽章のワルツからフィナーレと進む。
2月3日(日)
広上のチャイコフスキー2日目は、初台の東京オペラシティ「午後のコンサート」です。
チャイコフスキー/スラヴ行進曲
チャイコフスキー/弦楽四重奏曲第1番ニ長調作品11~第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」
チャイコフスキー/イタリア奇想曲作品45
~休憩~
チャイコフスキー/幻想序曲「ロメオとジュリエット」
チャイコフスキー/弦楽セレナードハ長調作品48~第1楽章
チャイコフスキー/大序曲「1812年」作品49
指揮とお話/広上淳一
コントマスター/依田真宣
めちゃめちゃ楽しいチャイコフスキーオンパレードですが、このシリーズはお話がつき、美人アナウンサーの田添菜穂子さんと広上さんで楽しいトークをしながら進めてゆきます。
広上さんが午後のコンサートに登場したのは、2004年の山本直純特集、2009年のNHK大河ドラマ音楽特集、そして今日の2019年チャイコフスキー特集です。大学オケに4年間いた私ですら「スラブ行進曲」と「イタリア奇想曲」はやったことがあるくらいポピュラーな曲で、ここでも「オー人事 オー人事」が後半に入ってきます。アンダンテカンタービレは、チャイコフスキーの本質だと広上さんも言っていました。
そして「1812年」ナポレオンがモスクワに侵攻してロシア軍の反撃により大敗北した歴史を描いた曲で、P席左右にバンダと大太鼓が並び大砲が炸裂して大音響でした。これって広上が日本で振るのは初めてだったそうですよ。
また聴きたい!