5月30日(水)

第573回 読響定期演奏会
今年はバーンスタイン生誕100年記念で、バーンスタインの「不安の時代」を今回で3度聴くことができました。しかも河村尚子さんは京都に続いて2度目です。指揮は、イラン・ヴォルコフさんです。
2018年1月13日日本フィル横浜定期演奏会「不安の時代」
2018年5月19日京都市交響楽団「不安の時代」

プロコフィエフ/アメリカ序曲変ロ長調作品42a
バーンスタイン/交響曲第2番「不安の時代」
~休憩~
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番
指揮/イラン・ヴォルコフ Ilan Volkov
ピアノ/河村尚子
コンサートマスター/長原幸太

京都とは違って都会的でクールな読響の演奏会のプレゼンテーションですが、プロコフィエフの「アメリカ序曲」を取り上げたのは、今年はプロコフィエフが日本に来て100年目ということとは偶然の一致だったのでしょうか。
河村のピアノは京都と同じく中央に指揮者と目を合わせる位置に置かれました。「不安の時代」は、京響・広上・河村バーンスタイン特集にあります。
バーンスタインとニューヨーク・フィルがモスクワに行った時、最後の演奏会にショスタコーヴィチも来て、彼の交響曲第5番がアメリカのオーケストラによって演奏され、ステージに上がったショスタコーヴィチとバーンスタインの2ショット写真がよく見られますが、今回も最後はショスタコーヴィチの5番でした。
イラン・ヴォルコフさんの指揮は的確で大げさなアクションはないのにあれだけ音を引き出すことができるのは、大したものだと感心し、また読響で聴けそうな気がしています。プログラムではイスラエルの鬼才が初登場と書かれていました。1976年イスラエル生まれ19歳の時にすでに指揮者としてのキャリアをスタートさせていたとも。
本当に都会的で素敵な演奏会でした。

読響・不安の時代
Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください