7月6日(金)
日本フィル第702回東京定期演奏会に、美智子皇后陛下がご臨席されました。
今年還暦を迎えた広上淳一は、美智子皇后陛下の訪問を受けますます喜ばしい。
J・S・バッハ/管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068
尾高淳忠/交響曲「時の彼方へ」
~休憩(25分)~
J・S・バッハ/マニフィカト ニ長調BWV243
指揮/広上淳一
ソプラノ1/鈴木玲奈
ソプラノ2/吉田和夏
アルト/中山茉莉
テノール/吉田浩之
バリトン/浅井隆仁
合唱/東京音楽大学
コンサートマスター/白井圭(ゲスト)
ソロ・チェロ/菊地知也
プレトークで、尾高淳忠と広上淳一が登場し、二人は湘南学園の同窓生で同じ音楽の先生に教わっていて、その学園からとても多くの音楽家が育っていると聞きます。作曲家の尾高淳忠の交響曲〈時の彼方へ〉を広上淳一の指揮で演奏する記念すべき日に皇后陛下もご臨席です。
広上がついに歩み出すバッハへの道、始めがバッハ・管弦楽組曲3番〜尾高〈時の彼方へ〉〜バッハ・マニフィカトという組み合わせです。
ちなみにゲストコンマスの白井圭さんも湘南繋がりかもしれません、ウィーンフィルで弾いていた映像をよく目にしました。
今回のバッハは、古楽器演奏ではなくモダン楽器によるフル編成の演奏、特に「マニフィカト」は、受胎告知による「マリアの賛歌」に音楽をつけたもので、クリスマスや復活祭、精霊降臨祭など三大祝日に演奏されるような曲なので、若い合唱団と溌剌としたソリストたちが豊かに奏でる壮大なバッハを聴くことができました。
美智子皇后陛下は、前半のみ臨席されましたが本当はこのまま最後まで聞きたかったような名残惜しそうなご様子でした。
日本フィル・東京定期演奏会に美智子皇后陛下ご臨席