チャイコフスキー「イオランタ」

ウィーン国立歌劇場は、チャイコフスキーの「イオランタ」をストリーミング放映しました。
王の娘、盲目のイオランタが治療によって見えるようになるまでの経緯を描いたもので、イオランタ役のヨンチョヴァが熱演しています。
エフゲニー・ティトフの豪華で華やかな演出が効いています。4月7日と8日限定ですのでみなさまもどうぞ!

2025年4月6日公演
チャイコフスキー/歌劇「イオランタ」
イオランタ(ルネ王の盲目の娘)/ソーニャ・ヨンチェヴァ Sonya Yoncheva
ロベルト(ブルゴーニュ公爵)/ボリス・ピンハソヴィチ Boris Pinkhasovich
ルネ(プロヴァンスの王)/イーヴォ・スタンチェフ Ivo Stanchev
ヴォーデモン伯爵(ブルゴーニュの騎士)/ドゥミトロ・ポポフ Dmytro Popov
エブン=ハキア(ムーア人医師)/アッティラ・モクス Attila Mokus
アルメリク(ルネ王の鎧持ち)/ダニエル・イェンツ Daniel Jenz
ベルトラン(城の門番)/シモナス・ストラダスSimonas Strazdas
マルタ(ベルトランの妻で、イオランタの乳母)/モニカ・ボヒネック Monika Bohinec
ブリギッタ(イオランタの友人)/マリア・ナザロヴァ Maria Nazarowa
ラウラ(イオランタの友人)/ダリア・スーシュコヴァ Daria Sushkova
指揮/トゥガン・ソヒエフ Tugan Sokhiev
演出/エフゲニー・ティトフ Evgeny Titov
舞台装置/ルーフス・ディドウィスツス Rufus Didwiszus
衣裳/アンヌマリー・ウッズ Annemarie Woods
照明/マルティン・ゲブハルト Martin Gebhardt
 

川端龍子記念館

馬籠文士村大桜まつりを楽しみ、通り道の川端龍子記念館が開放されていたので寄ってみました。
桜満開の日曜日なので、大田区の関係者が集まって丁寧に案内してくれました。

俵屋宗達の「桜芥子図襖」が記念館に、そして複製図が龍子公園の旧宅にありますのでぜひご覧ください。龍子公園は、龍子記念館開館日の午前10寺 午前11寺 午後2時の30分間くらい入園できます。

ビゼー「カルメン」

今年2025年はビゼー没後150年、「カルメン」初演150年ということで、ルーアン・ノルマンディー歌劇場は、パラッツェット・ブリュ・ザーヌ(フランス・ロマン派音楽センター)の支援を受けて、1875年の初演のオリジナルの衣装、セット、演出でビゼーのカルメンを(再)創作しました。
ゴヤの絵から出てきたような衣装はクリスチャン・ラクロワが担当し、振り付けは元パリオペラ座バレエのヴァンサン・シャイエが担当している。
オペラヴィジョンから2025年4月1日〜2025年10月月1日まで視聴可能となっています。
注目のオペラです、ぜひご覧ください。

ビゼー/歌劇「カルメン」(ルーアン・ノルマンディー歌劇場公演)

カルメン/ディーバ・ジョニー Deepa Johnny
ドン・ホセ/スタニスラス・デ・バベイラク Stanislas de Barbeyrac
ミカエラ/ユリア・マリア・ダン Iulia Maria Dan
エスカミーリョ/ニコラス・クールジャル Nicolas Courjal
フラスキータ/ファウスティネ・デ・モネス Faustine de Mones
メルセデス/フロリア―ネ・ハスラー Floriane Hasler
レメンダート/トーマス・モリス Thomas Morris
ダンカイロ/フローラン・カレル Florent Karrer
ズニガ/ニコラス・ブルーイマンス Nicolas Brooymans
モラレス/ヨアン・デュブリュック Yoann Dubruque
合唱/ルーアン・ノルマンディー歌劇場合唱団
少年合唱/ルーアン音楽院少年合唱団
管弦楽/ルーアン・ノルマンディー歌劇場管弦楽団
指揮/ベン・グラスバーグ Ben Glassberg
演出/ロマン・ジルベール Romain Gilbert
舞台装置/アントワーヌ・フォンテーヌ Antoine Fontaine
衣裳/クリスチャン・ラクロワ Christian Lacroix
照明/エルヴェ・ガリ― Herve Gary
振付/ヴァンサン・シャイエ Vincent Chaillet
 
1875年初演時の演出・舞台装置・衣裳によって再創造された舞台。後にカットされた場面(音楽)も復刻されている。
クリスチャン・ラクロワの衣装素敵でしたね!
カルメン役ディーバ・ジョニー、可愛くって存在感がありもちろん声も柔らかくよく通る声でしたし、
ドン・ホセ役のスタニスラス・デ・バベイラク、演技力がありついつい涙が溢れてきました。
カーテンコールで観客は大騒ぎになってブラボーをしていました。

 

ムツェンスクのマクベス夫人 パリ

今年はショスタコーヴィチの没後50年ということで、いろんなところでショスタコーヴィチを聴くことが多いんですが、「ムツェンスクのマクベス夫人」もこれで3回目となります。
ウィーン国立歌劇場の「マクベス夫人」ライン・ドイツ・オペラの「マクベス夫人」と今度はパリ国立歌劇場の「マクベス夫人」です。殺人を犯してシベリア送りになり、女と争って海に溺れてしまうマクベス夫人ですが、26歳のショスタコーヴィチは彼女に同情し、一貫した音楽の輝きを放つ壮大で表現力豊かなスコアは、「マクベス夫人」を20世紀の傑作にしている。

パリ国立歌劇場の「ムツェンスクのマクベス夫人」2019年公演

ショスタコーヴィチ/歌劇「ムツェンスクのマクベス夫人」
ボリス・ティモフェーヴィチ・イズマイロフ/ドミトリー・ウリャノフ Dmitry Ulyanov
ヅィノヴィー・ボリソヴィッチ・イズマイロフ/ジョン・ダザック John Daszak
カテリーナ・イズマイロヴァ/アウシュリーネ・シュトゥンディテ Ausrine Stundyte
セルゲイ/パヴェル・チェルノッホ Pavel Cernoch
アクシーニャ/ソフィア・ペトロヴィッチ Sofija Petrovic
のろま/ヴォルフガング・アブリンガー=シュペルハッケ Wolfgang Ablinger-Sperrhacke
ソニエツカ/オクサーナ・ヴォルコヴァ Oksana Volkova
校長先生/アンドレイ・ポポフ Andrei Popov
教皇、ゴールキーパー/Krzystof Baczyk クシシュトフ・ボンチク
盗賊/マリアンヌ・クルー Marianne Croux
警察署長、老囚人/アレクサンドル・ツィンバリュク Alexander Tsymbalyuk
マネージャー/フロラン・ムビア Florent Mbia
門番/ジュリアン・ジョケ Julien Joquet
陪審員長/ノ・ヒョン=ジョン Hyun-Jong Roh
パオロ・ボンディ/シリル・ロヴィギ Cyrille Lovighi
粉屋/ジャオ・ジャン=ホン Jian-Hong Zhao
馭者/ジョン・バーナード John Bernard
警官/ジュリアン・ジョケ Julien Joquet
酔っ払い客/フェルナンド・ヴェラスケス Fernando velasquez
指揮/インゴ・メッツマッハ― Ingo Metzmacher
演出/クシシュトフ・ワルリコウスキ Krzystof Warlikowski

今回は四幕はじめの水槽の中、ショスタコーヴィチの「弦楽四重奏曲第8番」1楽章が静かに演奏され、強いティンパニーから通常の「マクベス夫人」になっている。

ムツェンスク郡のマクベス夫人

ドイツ・ライン・オペラはショスタコーヴィチの「ムツェンスクのマクベス夫人」をストリーミング放映しました。
シェイクスピアのマクベス夫人のように主人公カテリーナは裕福な結婚生活を送っているが孤独で、夫は性的不能、義父は暴君という世界に閉じ込められています。カテリーナは新人の労働者セルゲイと情熱的な情事に身を投じ、義父と夫を死に追いやってしまう。
ショスタコーヴィチのテンポの速い打楽器と管楽器が混ざり合って悲劇的な迫力と風刺、血気盛んなグロテスクさと悲惨なリアリズムが混ざり合い、何も甘く包み隠さず、すべてをはっきりと描き出す。
2025年3月28日から2025年9月28日までストリーミングを視聴することができます。

ショスタコーヴィチ/歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」(ライン・ドイツオペラ 2025年2月22日公演)

ボリス・ティモフェイヴィチ・イズマイロフ/アンドレアス・バウアー・カナバス Andreas Bauer Kanabas
ジノヴィー・ボリソヴィチ・イズマイロフ/ユッシ・ミリス Jussi Myllys
カテリーナ・ロヴォヴナ・イズマイロヴァ/イザベラ・マトゥラ Izabela Matula
セルゲイ/セルゲイ・ポリャコフ Sergey Polyakov
アクシーニャ/アンケ・クラッペ Anke Krabbe
ボロを着た農夫/セルゲイ・ホモフ Sergej Khomov
執事/ヴァレンティン・ルッケビエ Valentin Ruckebier
門番、老いた囚人/トルベン・ユルゲンス Torben Jurgens
司祭/ベンヤミン・ポップ Benjamin Pop
警察署長/トルステン・グリュンベルThorsten Grumbel
ソニェトカ/マリア・ポランスカ Maria Polanska
警察官/コンスタンティン・モテイ Constantin Motei
労働者1/デ=イル・パク Dae-il Park
労働者2/マムカ・マンジガラゼ Mamuka Manjgaladze
労働者3/ジーヴェ・クレムショフスキ Zhive Kremshovski
合唱/ライン・ドイツオペラ合唱団
管弦楽/デュッセルドルフ交響楽団
指揮/ヴィタリ・アレクセーノク Vitali Alekseenok
演出/エリザベス・ストップラ― Elisabeth Stoppler
舞台装置/アンニカ・ハラ― Annika Haller
衣裳/スー・ジグムンド Su Sigmund
照明/フォルカー・ヴァインハルト Volker Weinhart
ドラマトゥルグ/アンナ・メルヒャー Anna Melcher

 

 

HIMARIちゃんベルリンフィルにデビュー

クリスティアン・バイグレの指揮で日本のHIMARI (ひまり)ちゃんがベルリンフィルと共演しました。
デジタル・コンサート・ホールでは後日アーカイブを放送予定だそうです。

2025.3/20(木)、3/21(金)、3/22(土) ベルリン・フィルハーモニー
ズービン・メータ(指揮)→セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
ウェーバー:「オベロン」序曲
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 嬰ヘ短調 op.14(ヴァイオリン:HIMARI)
シューベルト:交響曲第8番 ハ長調「ザ・グレイト」D944

ロッシーニ「ウイリアム・テル」

日本の新国立劇場は、日本で初となるオリジナル言語による『ウイリアム・テル』の制作・舞台美術を、世界的に著名な演出家・美術家ヤニス・コッコスに委託。芸術監督大野和士のもと、主役にゲジム・ミシュケタ、アルノルド役にルネ・バルベーラ、マティルデ役にオルガ・ペレチャトコなど、豪華ベルカントキャストが集結しました。2025年3月21日から2025年9月21日までオペラビジョンによる視聴が可能となっています。

ロッシーニ/歌劇「ウイリアム・テル」(東京、新国立劇場 2024年11月26日公演)
ウイリアム・テル/ゲジム・ミシュケタ Gezim Myshketa
アルノルド・メルクタール/ルネ・バルベラ Rene Barbera
ヴァルテル・フュルスト/須藤慎吾 Shingo Sudo
メルクタール/田中大揮 Taiki Tanaka
ジェミ/安井陽子 Yoko Yasui
ジェストレル/妻屋秀和 Hidekazu Tsumaya
ロドルフ/村上敏明 Toshiaki Murakami
リュオディ/山本康寛 Yasuhiro Murakami
ルートルド/成田博之 Hiroyuki Narita
マティルド/オルガ・ペレチャツコ Olga Peretyatko
エドヴィージュ/齊藤純子 Junko Saito
狩人/佐藤勝司 Shoji Sato
合唱/新国立劇場合唱団
管弦楽/東京フィルハーモニー交響楽団
指揮/大野和士 Kazushi Ono
演出・舞台装置・衣裳/ヤニス・コッコス Yannis Kokkos
技術協力/アンヌ・ブランカール Anne Blancard
照明/ヴィニチオ・ケリ Vincio Cheli
ビデオ/エリック・デュラント Eric Duranteau
振付/ナタリー・ヴァン・パリス Natalie van Parys
舞台監督/高橋尚史 Naoshi Takahashi
 

オペラ「ジュディス」

クロアチア国立劇場は、パラッチ・フラーノ(1948.5.11-)のオペラ「ジュディス」をストリーミング放映しています。
聖書の「ユディト記」に登場する美しい未亡人ジュディスは、アッシリアの侵略者に包囲されたユダヤ人と彼女の街ベツリアを救う使名を帯びています。アッシリア人の将軍ホロフェルネスを美貌で誘惑し、殺害してその首を戦利品として持ち帰ります。最近見た「サロメ」とこの辺りユダヤ人絡みも似ている。ジュディス役のソフィア・ペトロヴィッチが美貌と美声を持ち合わせていて見ものです。2025年1月17日から2025年7月17日までオペラビジョンで視聴可能となっています。

パラッチ、フラーノ Frano Parac (1948.5.11-)/歌劇「ジュディス」Judith (ザグレブ・クロアチア国立劇場 2024年10月5日公演)
ジュディス/ソフィア・ペトロヴィッチ Sofija Petrovic
ホロフェルネス/マティア・メイク Matija Meic
ウジアー/ステパン・フラネトヴィッチ Stjepan Franetovic
エリアキム/マテ・アクラプ Mate Akrap
アキオル/イヴォ・ガムリン Ivo Gamulin
アブラ/エミリア・ルカヴィナ Emilia Rukavina
ルース/ペトラ・チク Petra Cik
バゴアス/マリン・チャルゴ Marin Cargo
第一司祭/シニシャ・ガロヴィッチ Sinisa Galovic
第二司祭/マリオ・ボクン Mario Bokun
その他ホロフェルネスの軍隊(ダンサー)、賓客など
合唱/ザグレブ・クロアチア国立歌劇場合唱団
管弦楽/ザグレブ・クロアチア国立歌劇場管弦楽団
指揮/イヴァン・ヨシップ・スケンダー Ivan Josip Skender
演出/スニェジャナ・バノヴィッチ Snjezana Banovic
舞台装置/ズラトコ・カウズラリッチ・アタチ Zlatko Kauzlaric Atac
衣裳/デジェニサ・ペコティッチ Dzenisa Pecotic
振付/ブラジェンカ・コヴァチ・カリッチ Blazenka Kovac Caric
照明/デ二・シェスニッチ Deni Sesnic
 
台本作家マルコ・マルリッチ Marko Marulic (クロアチア文学の父と呼ばれる)の死後500年を記念した上演。
 

ドヴォルザーク/歌劇「悪魔とカーチャ」

チェコのスロバキア国立劇場からドヴォルザークの珍しいオペラが放映されました。
「悪魔とカーチャ」は、ドヴォルザークの母国で最も人気のあるオペラの 1 つで、ボジェナ・ニェムツォヴァーの童話に基づいています。チェコの悪魔のほとんどは滑稽なほど無能ですが、マルブエルは特にそうで、チェコのオペラで描かれるすべての強い女性の中で最も自己主張の強い女性の 1 人に打ち負かされます。オペラビジョンから2025年3月14日〜2025年9月14日まで視聴可能です。

ドヴォルザーク/歌劇「悪魔とカーチャ」(スロヴァキア国立劇場 2025年1月17・18日
公演)
カーチャ/カタリーナ・ハノ・フロロヴァ Katarina Hano Florova
悪魔マルブエル/ミハル・オヌファー Michal Onufer
羊飼いイルカ/ペトル・ラシュコ Peter Racko
女領主/ヨラナ・フォガソヴァ Jolana Fogasova
ルツィフェル/ペトル・ミクラ―シュ Peter Mikulas
カーチャの母/ジトカ・サパラ・フィシェロヴァ Jitka Sapara Fischerova
女中/アンドレア・ヴィズヴァリ Andrea Vizvari
悪魔の門番/マルティン・モハク Martin Morhac
悪魔の夜警/ウラディミル・ストレルツォフ Vladimir Streltsov
音楽家/イジ―・ゾウファー Jiri Zouhar
警察署長/ウラディミル・ストレルツォフ Vladimir Streltsov
家令/エミール・リーガー Emil Leeger
合唱/スロヴァキア国立劇場合唱団
管弦楽/スロヴァキア国立劇場管弦楽団
指揮/ヤロスラフ・キズリンク Jaroslav Kyzlink
演出/ズザーナ・フィッシャー Zuzana Fischer
舞台装置・衣裳/ダヴィッド・ヤノシェク David Janosek
照明/ダニエル・テサル Daniel Tesar、ヤン・トランタ Jan Tranta
振付/テレサ・クモトルコヴァ Tereza Kmotorkova、ズザーナ・リソノヴァ Zuzana Lisonova
ドラマトゥルグ/ヨゼフ・チェルヴェンカ Jozef Cervenka
 
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