ウィーン国立歌劇場「イル・トロヴァトーレ」

オペラ301回目は、またもやウィーン国立歌劇場のヴェルディ「イル・トロヴァトーレ」が今日から2日間無料配信され、嬉しい限りです。
今度は、芸達者な歌手たちがヴェルディ節をたっぷり聴かせてくれるというものです。
無駄な演出は一切なく、実力で勝負でしょうか。
マンリーコにはピョートル・べチャワが、レオノーラにはクラッシミラ・ストヤノヴァが、アズチェーナはエカテリーナ・セメンチュクが、ルーナ伯爵にはルカ・サルシが大迫力で迫ってきます。
指揮はマルコ・アルミリアート、演出はダニエーレ・アバドとなっています。


2025年5月30日公演
ヴェルディ/歌劇「イル・トロヴァトーレ」
ルーナ伯爵/ルカ・サルシ Luca Salsi
レオノーラ/クラッシミラ・ストヤノヴァ Krassimira Stoyanova
アズチェーナ/エカテリーナ・セメンチュク Ekaterina Semenchuk
マンリーコ/ピョートル・べチャワ Piotr Beczala
フェランド/ドミトリー・ウリャノフ Dmitry Ulyanov
イネス/マリリア・ゼレビアテーヴァ Marilia Zherebiateva
ルイス/カルロス・オスナ Carlos Osuna
老ジプシー/オレグ・サヴラン Oleg Savran
伝令/ヴォルフラム・イゴール・デルントル Wolfram Igor Derntl
指揮/マルコ・アルミリアート Marco Armiliato
演出/ダニエーレ・アバド Daniele Abbado
舞台装置/グラツィア―ノ・グレゴーリ Graziano Gregori
衣裳/カーラ・テティ Carla Teti
照明/アレッサンドロ・カルレッティ Alessandro Carletti

 

ウィーン国立歌劇場「タンホイザー」

このブログのオペラ⭐️300回記念⭐️としてウィーン国立歌劇場のワーグナー「タンホイザー」が見られることに感謝しています(今日から2日間無料で視聴できます)。
高音質高画質で演奏も歌手も演出も素晴らしい!
指揮はフィリップ・ジョルダン、タンホイザーはクレイ・ハイレイ、エリザベートがマリン・ビストレームとなっています。

2025年5月25日公演
ワーグナー/歌劇「タンホイザー」
領主ヘルマン/ギュンター・グロイスベック Gunther Groissbock
タンホイザー/クレイ・ハイレイ Clay Hilley
ヴォルフラム/マルティン・ガントナー Martin Gantner
ワルター/ダニエル・イェンツ Daniel Jenz
ビーテロフ/サイモン・ニール Simon Neal
ハインリッヒ/ルーカス・シュミット Lukas Schmidt
ラインマール/マーカス・ペルツ Marcus Pelz
エリザベート/マリン・ビストレ―ム Malin Bystrom
ヴェーヌス/エカテリーナ・グバノヴァ Ekaterina Gubanova
若い羊飼い/イリア・ステイプル Ilia Staple
指揮/フィリップ・ジョルダン Philippe Jordan
演出/リディア・シュタイアー Lydia Steier
舞台装置・ビデオ/モンム・ヒンリックス Momme Hinrichs
衣裳/アルフレッド・マイアーホーファー Alfred Mayerhofer
振付/タバサ・マクファディエン Tabatha McFadyen
照明/エラナ・シベルスキ Elana Siberski
 
ウィーン版による上演。

ヴィーナスの島は、エプスタインの島?なんて思ってしまうほど楽しくて罪悪感に溢れている。このオペラさすが今を捉えていて面白い。
演出家は女性のリディア・シュタイアー、 アメリカコネチカット州ハートフォード生まれ、ミュンヘンで「イスラエル」を世界初演した人です、注目しましょう。最初から最後まで興味を引く面白さ!

 

カーチュン・ウォンのマーラー5番

5月25日(日)

日本フィル第410回名曲コンサートは、カーチュン・ウオンの指揮で、シベリウスのヴァイオリン協奏曲とマーラーの5番です。
服部百音さんがジャン・シベリウス(1865-1957)のヴァイオリン協奏曲を大熱演したあと、
グスタフ・マーラー(1860-1911)の5番、オッタヴィアーノのトランペットから始まり心地よい管の調べと滑らかな弦で壮大な大曲を聞くことができました。
演奏後は、会場全体からブラボーを叫ぶ声が聞こえ、カーチュンたちは何度もカーテンコールに答えていました。

2025年5月25日(日)サントリーホール
日本フィル・第410回名曲コンサート
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
     ~休憩~
マーラー/交響曲第5番嬰ハ短調
 ヴァイオリン/服部百音
 指揮/カーチュン・ウォン Kahchun Wong
 コンサートマスター/田野倉雅秋
ソリスト・アンコール クライスラー/レシタティーヴォとスケルツォ・カプリース~スケルツォ。ソロ・チェロは菊地知也。
 

映画「二人の女王メアリーとエリザベス」

オペラの「マリア・ストゥアルダ」を見た後は涙・涙・涙・・・でしたが、
また映画を見たくなり、アマゾンプライムで「二人の女王メアリーとエリザベス」を見てしまいました。

オペラとは違って、男の権力闘争に巻き込まれる二人の女王といった感じの可哀想ではあるけれども。相当強かな女王たちでした。
メアリー・スチュアート(シアーシャ・ローナン)
エリザベス1世(マーゴット・ロビー)
監督:ジョージー・ルーク

ドニゼッティ「マリア・ストゥアルダ」

ハンガリー国立歌劇場は、ドニゼッティの「マリア・ストゥアルダ」をストリーミング配信しました。
「マリア・ストゥアルダ」といえば、「ロベルト・デヴリュー」「アンナ・ボレーナ」と共にドニゼッティの女王三部作として有名です。二人の女王、一人はカトリックでスコットランド人のマリア、一人はプロテスタントでイングランド人のエリザベッタ。悲劇のスコットランド女王の生涯最後の日々を描いたフリードリヒ・シラーの同名の戯曲に基づいている。2025年年5月16日から2025年11月16日までストリーミング配信され、視聴が可能となります。

ドニゼッティ/歌劇「マリア・ストゥアルダ」(ハンガリー国立歌劇場 2025年5月16日公演)
マリア・ストゥアルダ/オルソリャ・サファール Orsolya Safar
エリザベッタ/ガブリエラ・バルガ Gabriella Balga
アンナ・ケネディー(捕虜でアンナの親友)/メリンダ・ハイター Melinda Heiter
ロバート・ダドリー(レスター伯爵)/ユライ・ホリー Juraj Holly
グリエルモ・セシル公爵(エリザベッタの顧問)/ノルベルト・バラーズ Norbert Balazs
ジョルジョ・タルボット(マリアの腹心)/イシュトヴァン・コヴァ―チ Istvan Kovacs
合唱/ハンガリー国立歌劇場合唱団
管弦楽/ハンガリー国立歌劇場管弦楽団
指揮/マーティン・ラジナ Martin Rajna
演出/マテ・サボー Mate Szabo
舞台装置/チャバ・アンタル Csaba Antal
衣裳/アンニ・フュザー Anni Fuzer
照明/チャバ・シラーディ Csaba Szilardi
ビデオ/ゾンボル・チェグレディ Zsombor Czegledi
振付/ゲルゲイ・チャナド・コヴァ―ツ Gergely Csanad Kovats
ドラマトゥルグ/エニコ・ペルチェル Eniko Perczel
 
同オペラのハンガリーでの初上演。マリア・ストゥアルダはカトリック教徒であるのに対し、エリザベッタ(エリザベス女王)はプロテスタント。
マリア・ストゥアルダは、クララ・コロニツ Klara Kolonits とのダブル・キャストだった。
 
 

バルトーク「青ひげ公の城」

オランダのザイド・オペラがバルトークの「青ひげ公の城」をストリーミング配信しました。
バルトークですからハンガリー語のオペラとなっています。
ユディットが4番目の妻として青ひげ公の城に到着するところから始まり、登場人物は青ひげ公と4番目の妻のユディットのみ、バルトークはオペラの伝統を破りわずか1時間の一幕に凝縮した。
バリトン歌手のトーマス・オリマンスが公爵役でデビューを果たし、ユディット役で既に実力を発揮しているメゾソプラノのディアドラ・アンジェネントは、最後まで愛の力を強く信じる自信に満ちた女性を演じています。この公演は2025年5月9日から2025年11月9日までオペラヴィジョンにより視聴可能となっています。古いお城のおどろおどろしさがよく伝わってきます。それから、オペラ座プラスから「2024年オペラ・オブ・ザ・イヤー」を受賞したそうです。

バルトーク/歌劇「青ひげ公の城」(マーストリヒト、ザイド歌劇場 2024年11月1日公演)
青ひげ公/トーマス・オリマンス Thomas Oliemans
ユディット/ディアドラ・アンジェネントDeirdre Angenent
管弦楽/フィルズイド交響楽団
指揮/ダンカン・ウォード Duncan Ward
演出/ケンザ・クチュカリ Kenza Koutchoukali
舞台装置・衣裳・照明/ヤニック・フェルヴァイ Yannick Verweij
ドラマトゥルグ/ワウト・ファン・トンヘレン Wout van Tongeren

マスネ「ウェルテル」

ザグレブのクロアチア国立劇場で公演されたマスネの「ウェルテル」は、ゲーテの「若きウェルテルの悩み」に基づいて作ったものです。
指揮は、ピエル・ジョルジョ・モランディ、舞台監督、装置・衣装デザインはダンテ・フェレッティです。この公演は2025年5月3日から2025年11月3日までオペラヴィジョンにより視聴可能となっています。熱のこもった演奏動画ですので最後までご覧ください。

マスネ/歌劇「ウェルテル」(ザグレブ、クロアチア国立歌劇場 2025年3月6日公演)
ウェルテル/パヴェル・ヴァルージン Pavel Valuzhin
シャルロッテ/エミリア・ルカヴィーナ Emilia Rukavina
大法官/オズレン・ビルシッチ Ozren Bilusic
ソフィー/マリア・クハール・ショシャMarija Kuhar Sosa
アルベール/レオン・コシャヴィッチ Leon Kosavic
シュミット/イーヴォ・ガム―リン Ivo Gamulin
ジョアン/マリン・チャルゴ Marin Cargo
少年合唱/ズヴィエズディツェ少年オペラ合唱団
管弦楽/クロアチア国立劇場ザグレブ管弦楽団
指揮/ピエール・ジョルジョ・モランディ Pier Giorgio Morandi
演出・舞台装置・衣裳/ダンテ・フェレッティ Dante Ferretti
照明/ダニエレ・ナヌッツィ Daniele Nannuzzi
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