名探偵ポアロ「チョコレートの箱」

立春も過ぎて、本格的な寒さがやってきています、今日、明日は雪とか。
お家にこもってみましょう。名探偵ポアロのリマスター版が、この一ヶ月間400円位で見放題(プライムビデオ会員)なので、ちょうどバレンタイン・デイも近いし「チョコレートの箱」をみてみました。

エルキュール・ポワロ … デビッド・スーシェ/熊倉 一雄
ジャップ主任警部 … フィリップ・ジャクソン/坂口 芳貞
      ※   ※   ※
デルラール夫人 … ロザリー・クラッチリー/鳳 八千代
ビルジニー・メスナール … アンナ・チャンセラー/鈴木 弘子
ガストン・ボージュ … デビッド・デ・キイザー/松岡 文雄
クロード・シャンタリエ … ジョナサン・ハケット/仲村 秀生
ザビア・サン・タラール … ジェフリー・ホワイトヘッド/阪 脩
ポール・デルラール … ジェームズ・クームズ/佐古 雅誉
原作
アガサ・クリスティ(1890-1976)

ポワロはベルギーで叙勲されるジャップ警部に伴い、ブリュッセルを訪れる。警視総監になった旧友のシャンタリエと再会したポワロは、20年前の事件を思い出す。ポワロが警官だった頃、リベラル派の大臣ポール・デルラールが家族や知人たちとの食事後、好物のチョコレートを食べて急死した事件だ。ポワロはシャンタリエと捜査を始めるが、ブシェール警視によって打ち切りを命じられる。それでもポワロは決然と捜査を進めたのだった。
結末もとても気持ちのいいものでした。
リマスター版はとってもよくできていますので、パソコンをお持ちの方は、ぜひご覧になってください。

映画「ナイル殺人事件」

アマゾン・プライムでアガサ・クリスティーの「ナイル殺人事件」見てみました。
ポアロは、デヴィッド・スーシェでなくサー・ケネス・ブラナーという英国の俳優で映画監督、脚本家でプロデューサーもやっているすごい人で、今回も監督と主演でポアロ役をやっています。

スタッフ

監督:ケネス・ブラナー
制作:リドリー・スコット、ケビン・J・ウォルッシュ、ケネス・ブラナー、ジュディ・ホフランド
制作総指揮:マーク・ゴードン、サイモン・キンバーグ、マシュー・ジェンキンス、ジェームス・プリチャード、マシュー・プリチャード
原作:アガサ・クリスティ
脚本:マイケル・グリーン

キャスト
エルキュール・ポアロ:ケネス・ブラナー
リネット・リッジウェイ:ガル・ギャドット
サイモン・ドイル:アーミー・ハマー
ブーク:トム・ベイトマン
ユーフェミア・ブーク:アネット・ベニング、
ジャックリーン・ド・ベルフォール、
サロメ・オッタボーン:ソフィー・オコネドー

2年ほど前に封切りされた「ナイル殺人事件」ですが、同じくクリスティ原作の「オリエント急行殺人事件」を手がけたケネス・ブラナーの監督・制作・主演で映画化されたもので、エジプトのナイル川を巡る豪華客船の中で、美しき大富豪のリネットが何者かに殺される事件が発生する。
冒頭から、ダンスシーンに結婚パーティといった豪華な映像と、そのままナイル川のミステリー・クルーズへと誘い、自宅にいながら豪華客船に乗ってナイル川クルーズが楽しめる。
原作では、小説家だったサロメ・オッタボーン(ソフィー・オコネドー)ですが、この作品では黒人シンガーへと変わり、クルーズの宴に華やかさを添える。

日本フィル第757回東京定期演奏会

1月27日(土)
日本フィルの首席指揮者カーチュン・ウォンは「アジアと西洋音楽の出会い」というテーマで、インドネシアのガムラン音楽の調べをサントリーホールに響かせ、児玉姉妹はプーランクの2台のピアノのための協奏曲を、そして湘南の「海」の日の出と波の音を思い浮かべながら、最高に素敵なドヴュッシーの「海」を聴かせてくれました。

2024年1月27日(土)サントリーホール
日本フィル第757回東京定期演奏会
チナリ―・ウン Chinary Ung/グランド・スパイラル:砂漠の花々が咲く(日本初演)
プーランク/2台ピアノのための協奏曲ニ短調
     ~休憩~
コリン・マクフィー Colin McPhee/タブー・タブーアン~オーケストラと2台ピアノのためのトッカータ
ドビュッシー/オーケストラのための3つの交響的素描「海」
 ピアノ/児玉麻里、児玉桃
 指揮/カーチュン・ウォン Kahchun Wong
 コンサートマスター/田野倉雅秋
 ソロ・チェロ/門脇大樹
 

チャイコフスキー「オルレアンの少女」

イングランドとの百年戦争の最中、フランスは困難な状況に陥っている。パリは陥落し、オルレアンは包囲され、国王シャルル7世は国家のことよりも自分の心に興味を持っているようだ。この絶望の時、農夫の娘ジャンヌは神からオルレアン開放の使命を与えられたと告げる。
ライン・ドイツオペラの「オルレアンの少女」は、2023年9月29日から2024年3月29日まで視聴可能です。

https://www.youtube.com/watch?v=hkPiNPYwMow
チャイコフスキー/歌劇「オルレアンの少女」(ライン・ドイツオペラ 2023年公演)
ジャンヌ・ダルク/マリア・カタエーヴァ Maria Kataeva
父ティボー・ダルク/サミ・ルッティネン Sami Luttinen
ジャンヌの許婚レーモン/アレクサンドル・ネステレンコ Aleksandr Nesterenko
シャルル7世/セルゲイ・ホーモフ Sergej Khomov
王の愛妾アニェス・ソレル/ルイ―ザ・ファチョル Luiza Fatyol
大主教/ソルステン・グリュンベル Thorsten Grumbel
フランスの騎士デュノワ/エヴェズ・アブドゥーラ Evez Abdulla
ブルゴーニュの騎士リオネル/リシャール・スヴェーダ Richard Sveda
農夫ベルトラン/ベンジャミン・ポップ Benjamin Pop
司祭/ヨハンネス・プライジンガ― Johannes Preissinger
兵士/ジルヴィナス・ミシュキニス Zilvinas Miskinis
天使/マラ・グセノヴァ Mara Guseynova
合唱/ライン・ドイツオペラ合唱団
管弦楽/デュッセルドルフ交響楽団
指揮/ヴィターリ・アレクセーノフ Vitali Alekseenok
演出/エリザベス・ステップラー Elisabeth Stoppler
舞台装置/アンニカ・ヘラー Annika Haller
衣裳/スー・ジグムンド Su Sigmund
照明/フォルカー・ワインハート Volker Weinhart
ドラマトゥルグ/アンナ・メルヒャー Anna Melcher
 
第2幕と第3幕の間で休憩。
 

ドヴォルザーク「ジャコバン」

見知らぬカップルが海外からチェコの小さな村に到着し、地元住民のほとんどは彼らを疑いの目で見ていますが、音楽愛好家である老教師ベンダだけが彼らにドアを開けます。オペラ全体で懐かしい音楽の調べが流れ、ドヴォクザークのオペラ「ジャコバン」の主役は音楽とわかります。(2023年10月8日から2024年4月8日まで視聴可能)

https://www.youtube.com/watch?v=U3qP4T-XgeU
ドヴォルザーク/歌劇「ジャコバン党員」(ブルノ国立劇場公演)
ハラソフのヴィレム伯爵/デヴィッド・ゼンドゥイチ David Szendiuch (Bs)
伯爵の息子ボフシュ/ローマン・ホザ Roman Hoza (Br)
ボフシュの妻ユーリエ/パヴラ・ヴィコパロヴァ Pavla Vykopalova (S)
伯爵の甥アドルフ/タデアシュ・ホザ Tadeas Hoza (Br)
宮廷長フィリップ/ヤン・ステヴァ Jan Stava (Bs)
若い猟師イジ―/アレアス・ブリスシェン Aleas Briscein (T)
村の校長兼音楽教師ベンダ/ペトル・ラヴィチェク Petr Levicek (T)
ベンダの娘テリンカ/ルシー・カンコヴァ Lucie Kankova (S)
城の鍵番ロティンカ/ジトカ・ゼホウヴァ Jitka Zehauova (A)
合唱/ブルノ国立劇場ヤナーチェク・オペラ合唱団
少年合唱/ブルノ少年合唱団
管弦楽/ブルノ国立劇場ヤナーチェク・オペラ管弦楽団
指揮/ヤクブ・クレツカー Jakub Klecker
演出/マルチン・グレーザー Martin Glaser
舞台装置/パーヴェル・ボラク Pavel Borak
衣裳/デヴィッド・ヤノセク David janosek
照明/マルチン・スペトリク Martin Spetlik
振付助手/マルチン・パツェク Martin pacek
ドラマトゥルグ/パトリシア・カストヴァ Patricie Castkova
 
全3幕。各幕の間に休憩。
 

エトヴェシュ「ヴァリュシュカ」

ハンガリー国立歌劇場がペーテル・エトヴェシュの(1944-)「ヴァリュシュカ」をストリーミング放映しています。
2023年12月2日に世界初演された「ヴァリュシュカ」は、ハンガリー国立歌劇場にとってもオペラファンにとっても重要なイヴェントとなっています。未知ではあるが見慣れた小さな町のむき出しの灰色の世界に私たちを連れて行きます。
(2024年1月19日から2024年7月19日まで視聴可能)

ペーテル・エトヴェシュ Peter Eotvos (1944-)/歌劇「ヴァリュシュカ」(Valuska) (ハンガリー国立歌劇場 2024年・世界初演公演)

ヤーノシュ・ヴァリュシュカ/ゾルト・ハジャ Zsolt Haja
ハーゲルマイヤー、ナレーター/トゥンデ・シャロンティ Tunde Szalontay
フラウム夫人/アドリアン・ミクシュ Adrienn Miksch
トゥンデ女史/トゥンデ・ザボーギ Tunde Szaboki
農民の女/マリア・ファルカスレティ Maria Farkasreti
教授/アンドラーシュ・ハベトラ― Andras Habetler
上質な黒ラシャを着た男、年配の将校/クリスティアン・チェザー Kriszitan Cser
ディレクター/イシュトヴァン・ホルヴァ―ト Istvan Horvath
王子の側近/バラーズ・パップ Balazs Papp

ナダバン/ロリンク・コーサ Lorinc Kosa
マダイ/アンドラーシュ・キス Andras Kiss
ヴォレント/ヤーノシュ・シェレコバン Janos Szerekovan
チケットの検査官/ゾルタン・バートキ・ファゼカス Zoltan Batki Fazekas
将校/アッティラ・エルドシュ Attila Erdos
合唱/ハンガリー国立歌劇場合唱団
管弦楽/ハンガリー国立歌劇場管弦楽団
指揮/カルマン・ゼンナイ Kalman Szennai
演出/ペンス・ヴァルガ Bence Varga
舞台装置/ボトンド・デヴィ―チ Botond Devich
衣裳/カート・フザール Kato Huszar
照明/シャンドール・バウムガルトナー Sandor Baumgartner
 
エトヴェシュの13番目のオペラ。ハンガリー国立歌劇場の委嘱で、2023年12月2日に世界初演が行われた。
 
https://eotvospeter.com/piece/valuska/

尚、2024年2月24日 渋谷のシアター・イメージフォーラムにて、映画「ヴェルクマイスター・ハーモニー」という題でハンガリーの鬼才タル・ベーラが「ヴァリュシュカ」を映画化したものが再演される。

 
 
 

Wordpress Social Share Plugin powered by Ultimatelysocial