ゴーシュ音楽院でチェロとピアノのデュオ

1月8日(月)

年の初め演奏会は、千葉県長柄にあるゴーシュ音楽院で、
チェロの大友肇とピアノの野本哲雄のデュオ・コンサートです。

大友肇は、クァルテット・エクセルシオのメンバーで、この音楽院の開設者、
↑ のチェロは大友が幼少のころ使っていたものだそうです。

ベートーヴェン/チェロ・ソナタ第1番ヘ長調作品5-1
フォーレ/ロマンス
フォーレ/セレナーデ
~休憩~
ブリテン/無伴奏チェロ組曲第1番作品72
バルトーク/狂詩曲第1番
チェロ/大友肇
ピアノ/野本哲雄

外房線の土気駅から車で20分くらい、千葉の山里にある一軒家で聴く小さな演奏会もいいものですね!
後半のブリテンやバルトークはとっても難しい曲なので、大友君大汗をかいていました。

山里でレストランが近くにないので、自家焙煎珈琲の「福笑屋」と、お弁当の「mam」が出張販売してくれています。

西大井~土気までJR一本で行けますし、今回は音楽院の人が土気まで車で迎えに来てくれました。
春の音楽祭の時には車で行ける美味しいピザハウスがあるそうで、3日間の1日は家から車で行こうと言っています。

明けましておめでとうございます。

1月1日(月)

2018年 明けましておめでとうございます。今年も最高のお天気でお正月を迎えました。

今年は、バーンスタインの生誕100年、ロッシーニ没後150年、ドビュッシーの没後100年で演奏会のプログラムにもちらほら見られます。
毎年のことですが、NHK Eテレで、夜7:00から「ウィーンフィルのニューイヤーコンサート2018」が開かれ同時中継されます。指揮はムーティーです。

再放送は1月6日(土)午後2:00~5:00
今年も「コンサート紀行」をよろしく!

 

日本フィル 小林研一郎「第九」

12月23日(土)

日本フィル第333回横浜定期演奏会
今日は恒例の指揮小林研一郎でベートーヴェンの「第九」です。
みなとみらいホール近辺はクリスマス一色

バッハ/オルガン小曲集~「汝のうちに喜びあり」
バッハ/オルガン小曲集~「古き年は過ぎ去り」
バッハ/トッカータとフーガ ニ短調プレトーク
~休憩~
ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調
指揮/小林研一郎
パイプオルガン/石丸由佳
ソプラノ/増田のり子
アルト/林美智子
テノール/錦織健
バリトン/ジョン・ハオ
合唱/東京音楽大学(合唱指揮/阿部純)
コンサートマスター/木野雅之
フォアシュピーラー/齋藤政和
ソロ・チェロ/菊地知也

奥田佳道氏のプレトークがあって、バッハのオルガンソロの後、コバケンの「第九」が始まります。
ソロ歌手たちは、声量のある増田のり子とジョン・ハオが加わってコバケン的荘厳な「第九」でした。

終わっていつものようにコバケンの挨拶があり、〝今日は、会場に白鵬さんが来ています〟との言葉、一階の一番後ろに大きな人影が立っていました。席が取ってあったわけではなく、本当にサプライズだったようです。

皆さま、

Merry Christmas!

 

浦安音楽ホールでクァルテット・エクセルシオ

12月16日(土)

今年の春にオープンした浦安音楽ホール、クアルテット・エクセルシオがレジデンスを務める最初のコンサートに行ってきました。 このごろよく出てくる レジデンスっていうのは ・・・ということで、とても名誉なことなんです。

エルガー/愛の挨拶
ヴォルフ/イタリアン・セレナーデ
モーツァルト/セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」~第1楽章
チャイコフスキー/弦楽四重奏曲第1番~第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」
ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第6番~第3楽章
ドヴォルザーク/弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」~第4楽章
~休憩~
シューベルト/弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」
クァルテット・エクセルシオ

プレ・コンサートとして浦安ユースオーケストラの若者がエクのメンバーと一緒に演奏しました。モーツアルトのディベルティメントK136の第1楽章、シベリウスのアンダンテ・フェスティーボです。エクのメンバーの教育プログラムの成果といえます。

シューベルトの「死と乙女」が終わると、サンタクロースとトナカイに扮したエクが「荒れ野の果てに」を演奏してアンコールとなりました。

サルビアホール カルテット・アロド

12月13日(水)

サルビアホール 第90回クァルテット・シリーズは、カルテット・アロドです。

モーツァルト/弦楽四重奏曲第15番ニ短調K.421
アタイール/弦楽四重奏のための「アスル(午後の礼拝)」
~休憩~
メンデルスゾーン/弦楽四重奏曲第4番ホ短調作品44-2
カルテット・アロド Quartour Arod

ジョルダン・ヴィクトリア(ヴァイオリン)
アレクサンドル・ヴ(ヴァイオリン)
コランタン・アパレイー(ヴィオラ)
サミー・ラシド(チェロ)

カルテット・アロドは2013年に結成されたフランスのグループで、2016年ミュンヘン国際コンクールで優勝した。現在エリザベート王妃音楽院のアーティスト・イン・レジデンスとしてアルテミス・クァルテットのもとで研鑚を積んでいる。アロドとは、『ロード・オブ・ザ・リング』に登場する勇敢な白い馬のこと。
アタイールの「アスル(午後の礼拝)」は、アロドのために献呈された曲で「もっか私が取り組んでいる〝サラート(イスラムの祈り)〟をめぐる連作の一部に当たり、キリスト教的な世界と、ヘブライの文化に根差す様々な要素の出会いと対話が扱われてゆく。それは詩的にして驚きを誘う。作曲者自身にとっての個人的な体験や問題もはらむものである」。
イスラム教、キリスト教、ユダヤ教は、世界の今後の課題だと思われることから、とても意味深い。
とってもいいという人と、ついてゆけないという人とに分かれるカルテット・アドロでした。

 

読響・マーラー3番

12月12日(火)

今月の第573回読響定期はコルネリウス・マイスター指揮のマーラー3番です。

マーラー/交響曲第3番
指揮/コルネリウス・マイスター
メゾ・ソプラノ/藤村実穂子
女声合唱/新国立劇場合唱団
児童合唱/TOKYO FM少年合唱団、フレーベル少年合唱団
合唱指揮/三澤洋史
コンサートマスター/長原幸太

グスタフ・マーラー(1860-1911)は交響曲第3番を1895年から1896年にかけて作曲している。演奏時間は約100分で、最初次の標題を付けることにしていたが、マーラー自身によって破棄されている。

第一部

  • 序奏 「牧神(パン)が目覚める」
  • 第1楽章 「夏が行進してくる(バッカスの行進)」

第二部

  • 第2楽章 「野原の花々が私に語ること」
  • 第3楽章 「森の動物たちが私に語ること」
  • 第4楽章 「人間が私に語ること」
  • 第5楽章 「天使たちが私に語ること」
  • 第6楽章 「愛が私に語ること」

4楽章で藤村実穂子さんのアルト独唱(ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」から)が一声から存在感があってとてもよかった。
自然賛歌、人間賛歌、ブラームスの交響曲第1番がちらほら出てくるところもなんか人間臭い。

第696回日本フィル東京定期演奏会

12月8日(金)

12月の日本フィル東京定期は、井上道義さん指揮でアブノーマルな世界

ラヴェル/「マ・メール・ロワ」(組曲版)
八村義夫/錯乱の論理 作品12
~休憩~
ベルリオーズ/幻想交響曲
指揮/井上道義
ピアノ/渡邉康雄
コンサートマスター/田野倉雅秋(ゲスト)
フォアシュピーラー/九鬼明子
ソロ・チェロ/菊地知也

モーリス・ラヴェル(1875-1937)は、体つきが貧弱、子供じみた体格のせいで、彼は生々しく逞しい大人たちとの交流を苦手とした。生涯独身を貫き、室内で子供や小動物と遊びたがった。そんなラヴェルのオペラは「子供と魔法」、管弦楽曲は「ボレロ」、この「マ・メール・ロワ」は英語の「マザー・グース」日本語で「おとぎ話」。ラヴェルは「曲の意図は童心の喚起で、そのために私は単純を心がけ、音符の数も少なくなった」。井上道義さん複雑な手の動きで不思議なマザーグースを表現しました。
八村義男(1938-1985)《錯乱の論理》、ピアノは渡邉暁雄さんの息子さんの渡邉康雄さんが演奏しました。演奏時間は約8分半で、シェーンベルクやベルクにあこがれ作曲した、当時の前衛音楽です。渡邉康雄さんは長身で途中ピアノが途切れるところから鍵盤にうつぶせになって寝てしまった。そんな演出でした。
エクトル・ベルリオーズ(1803-1869)の《幻想交響曲》は、あまりにも有名です。最後にマイクを持った井上道義が日本フィルを振った初めの曲が「幻想」だったという〝今日は自分でもよく出来た演奏だったと〟言っていました。そう、いつまでも〝ブラボー〟が鳴りやみませんでした。

サルビアホール アトリウム・クァルテット

12月1日(金)

サルビアホール 第89回クァルテット・シリーズは、
アトリウム・クァルテットです。

ブラームス/弦楽四重奏曲第1番ハ短調作品51-1
ヴィトマン/弦楽四重奏曲第3番「狩の四重奏」
~休憩~
チャイコフスキー/弦楽四重奏曲第1番ニ長調作品11
アトリウム・クァルテット

2003年、世界的権威である、ロンドン国際弦楽四重奏コンクールで第1位、合わせて聴衆賞を獲得しました。
男性がコサックの衣装を着ているので、ロシアのクァルテットと分かります。そしてチェロの女性が真っ赤なドレスでとても印象的。
結成から17年で、今回はファーストがボリス・ブロフツィン、一時的なピンチヒッターと思われます。

ブラームス(1833-1897)弦楽四重奏曲1番、最初の弦楽四重奏曲として発表したのは40歳になってから、ベートーヴェンの影響を強く受けてなかなか発表できなかったとか。以前クァルテットの演奏会でベートーヴェン、シューベルトときてブラームスの2番を聴いたときのホッとした感じはなんだろうと思ってみる。

ヴィトマン(1973-)ミュンヘン生まれ、クラリネット奏者としても有名ですが、作曲家として今最も注目を集めている
特にこの「狩の四重奏」は人気で「Hai!」の掛け声とともに狩りに繰り出すんですが、今回は最後が女性の声(チェロ)なんでとても印象的でした。一度お試しあれ!

チャイコフスキー(1840-1893)の弦楽四重奏曲1番は、2楽章の「アンダンテ・カンタービレ」が有名でよくアンコールに演奏される。今回はロシアのアトリウムですから、ファーストのボリス・ブロフツィンが思いっきり感傷的に弾いていました。

アンコールは、ボロディンの弦楽四重奏曲2番の3楽章「夜想曲」有名な曲で、素敵なロシアの夕べでした。