ウィーン・オペラ舞踏会 2023

ウィーンのオペラ舞踏会2023が開かれました。
若い人たちの舞踏会だけでなく、カミラ・ニールンドなどウィーン国立歌劇場で活躍している歌手や合唱団が歌ったり踊ったりしていますのでご覧ください。
バレエは25:30頃から、日本人ダンサーも出ています。
演奏は42:33 頃 からですので、好きなところからどうぞ!

 

カラヤンの娘さん、ジェーン・フォンダなども観客として来ているみたい!

 

 

ジュール・マスネ「タイス」

モナコのモンテカルロ・オペラが「タイスの瞑想曲」で有名なジュール・マスネ(1842-1912)の「タイス」を演奏し、オペラで全曲聞くことができました(medici.tv)。
タイス役にはラトビア生まれのマリーナ・レベカ、アタナエルはドン・カルロでロドリーゴを演ったルドヴィック・テジエです。
「タイスの瞑想曲」をたっぷり聴くことができました。

マスネ/歌劇「タイス」(モンテ・カルロ歌劇場 2021年公演)
タイス/マリナ・レべカ Marina Rebeka
アタナエル/ルドヴィック・テジェ Ludovic Tezier
ニシアス/ジャン=フランソワ・ボラス Jean-Francois Borras
パレモン/フィリップ・カーン Phillippe Kahn
アルビーヌ/マリー・ゴートロ Marie Gautrot
クロビル/カサンドラ・ベルトン Cassandre Berthon
ミルタル/ヴァレンティ―ヌ・ルメルシエ Valentine Lemercier
妖婦/ジェニファー・クルシエ Jennifer Courcier
召使/ヴィンチェンツォ・クリストフォリ Vicenzo Cristofoli
指揮/ジャン=イヴ・オソンス Jean-Yves Ossonce
演出/ジャン=ルイ・グリンダ Jean-Louis Grinda
舞台装置・照明/ローラン・キャステーン Laurent Castaingt
衣裳/ホルヘ・ジャラ Jorge Jara
振付/ユージェニー・アンドラン Eugenie Andrin
映像/ガブリエル・グリンダ Gabriel Grinda

 

アナトール・フランスの小説「舞姫タイス」を原作としていて、ビザンチン帝国統治下のエジプトが舞台となっている。
そこでは修道僧、アタナエルがアレクサンドリアの高級娼婦でヴィーナスの信者であるタイスをキリスト教に改心させようと試みるが、アタナエルのタイスへのこだわりが欲望に由来していることがあとで分かり、高級娼婦の心の真の純潔が明らかにされる時、宗教人のさもしい性質も明らかにされ、二人の精神は全く反対方向に進んでゆく。
最後、アタナエルは死の床にあるタイスに自分が教えてきたことは全て嘘だと告げ、「人間の命と愛意外に真実はない、タイスを愛している」というがタイスは何も知らず法悦のうちに天国が開かれ、天使がタイスを迎えるのを思い描きながら死に、アタナエルは絶望に押しつぶされる。
現代では、あまり演奏されることがないオペラで「タイスの瞑想曲」のみが一般に出回っていますが、タイス役が才能のある歌手のために書かれたものだからかもしれません、若いマリナ・レベカがそのむずかしい強い高音を十分に響かせています。

マックでプレミアムローストコーヒーを注文

マクドナルドでプレミアムローストコーヒーを!
一滴ずつ丁寧に豆本来の味を引き出す「じっくりドリップ」で淹れた、ガツンとした力強いコクとキレのある後味のこだわりコーヒーだそうで、Sサイズ120円となっています。火傷に注意とかいてある通り熱いこと熱いこと。
「サクふわ」なひとくちチュロスも!

ローヤル・オペラハウス「マノン・レスコー」

「トスカ」のクリスティーネ・オポライス繋がりでROHのプッチーニ「マノン・レスコー」をみてみました。
オポライスの魅力全開です。お相手のデ・グリューはなんとヨーナス・カウフマンです。
あまりに理不尽で悲劇的な物語なので注目してなかったんですが、適役のオポライスが現れて、なるほどとじっくりプッチーニを楽しんでしまいました。
2014年ですからオポライス33才くらいの若さですね、ピチピチして美しい。
音楽監督で指揮者のパッパーノが歌の指導をしているメイキングビデオもありオポライスの体当たりの演技とともに注目に値する作品になっている、

プッチーニ/歌劇「マノン・レスコー」(2014年公演)
マノン・レスコー/クリスティーネ・オポライス Kristine Opolais
レスコー/クリストファー・モルトマン Christopher Maltman
デ・グリュ―/ヨーナス・カウフマン Jonas Kaufmann
ジェロンテ/マウリツィオ・ムラロ Maurizio Muraro
エドモンド/ベンジャミン・ヒューレット Benjamin Hulett
歌手/ナデジダ・カルヤジーナ Nadezhda Karyazina
点灯夫/ルイ・ゴメス Luis Gomes
海軍司令官/ジェレミー・ホワイト Jeremy White
宿屋の主人/ナイジェル・クリフ Nigel Cliffe
指揮/アントニオ・パッパーノ Antonio Pappano
演出/ジョナサン・ケント Jonathan Kent
デザイン/ポール・ブラウン Paul Brown
照明/マーク・ヘンダーソン Mark Henderson
(モノラル音声)

ヴェルディ「ドン・カルロ」

ナポリのサン・カルロ劇場で2022年11月29日公演のヴェルディ「ドン・カルロ」(medici.tv)は、全5幕バージョンで上演され、ドン・カルロには甘いマスクと声を備えたアメリカのマシュー・ポレンザーニが、エリザベッタにメキシコ系アメリカ人のアイリーン・ペレスが若くて力強い声を、そしてエボリ公女にエリーナ・ガランチャが「こんな結果になったのは、全て私の美しさが原因なのよ!」って言葉に納得します。ロドリーゴにはフランスのルドヴィック・テジエが、シュヴァリエ勲章をもらっているくらい素晴らしいバリトンです。フィリッポ2世はウィーンの「ドン・カルロス」に出ていたミケーレ・ペトゥージ堂々たる国王ですね!
3時間44分の長丁場ですが、有名なアリアがたくさんあり、歌手も相当上手い人が揃っていて飽きることがありません。
演出はクラウス・グート、パリのオペラ座で演った「ラ・ボエーム」は観客を月の世界に連れて行ってくれました。

ヴェルディ/歌劇「ドン・カルロ」5幕版(ナポリ、サン・カルロ劇場 2022年11月29日公演)
フィリッポ2世/ミケーレ・ペルトゥージ Michele Pertusi
ドン・カルロ/マシュー・ポレンザーニ Matthew Polenzani
ロドリーゴ/ルドヴィック・テジエ Ludovic Tezier
宗教裁判長/アレクサンドル・ツィンバリュク Alexander Tsymbalyuk
エリザベッタ/アイリーン・ぺレス Ailyn Perez
エボリ公女/エリーナ・ガランチャ Elina Garanca
修道士/ジョルジ・マノシュヴィリ Giorgi Manoshvili
テオバルド/カッサンドル・ベルトン Cassandre Berthon
レルマ伯爵/ルイジ・ストラッツーロ Luigi Strazzullo
王室の布告者/マッシモ・シルグ― Massimo Sirigu
天からの声/マリア・サルダルヤン Maria Sardaryan
第1のフランドル人/栗原峻希 Takaki Kurihara
第2のフランドル人/ロレンツォ・マズチェリ Lorenzo Mazzucchelli
第3のフランドル人/ジュゼッペ・トディスコ Giuseppe Todisco
第4のフランドル人/イグナス・メルニカス Ignas Melnikas
第5のフランドル人/ジョヴァンニ・インパリアッツォ Giovanni Impagliazzo
第6のフランドル人/ロッコ・カヴァルッツィ Rocco Cavalluzzi
合唱/サン・カルロ劇場合唱団
サン・カルロ劇場管弦楽団
指揮/ユライ・ヴァルチュハ Juraj Valcuha
演出/クラウス・グート Claus Guth
舞台装置/エティエンヌ・プリュス Etienne Pluss
衣裳/ペトラ・ラインハルト Petra Reinhardt
照明/オラフ・フリーゼ Olaf Freese
ドラマトゥルグ/イヴォンヌ・ゲバウアー Yvonne Gebauer
 
 
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