二期会「こうもり」

11月30日(日)
日生劇場近くはもうクリスマス一色です。ことしはヨハン・シュトラウスⅡ世の生誕200年ということで、二期会公演、ヨハン・シュトラウスの「こうもり」を見に行きました。
アンドレアス・ホモキの演出で二期会「こうもり」を演るのはこれで3回目、1回目は指揮が阪哲朗でした。2回目は指揮は川瀬賢太郎、今度はエリアス・グランディですがキビキビしていていいですね。
歌手たちもホモキの演出になれてきたようで、少しづつ変わってきてはいますが、安心してみていられます。歌手が上手いですね、ほんと楽しめました。

2025年11月30日(日)日生劇場
二期会公演「こうもり」
ヨハン・シュトラウスⅡ世/喜歌劇「こうもり」
アイゼンシュタイン/又吉秀樹
ロザリンデ/木下美穂子
フランク/山下浩司
オルロフスキー/小林由佳
アルフレード/大槻孝志
ファルケ/菅原洋平
ブリント/新津耕平
アデーレ/清野友香莉
イーダ/村山舞
フロッシュ/鹿野由之
合唱/二期会合唱団
管弦楽/新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮/エリアス・グランディ Elias Grandy
演出/アンドレアス・ホモキ Andreas Homoki
舞台美術/ヴォルフガング・グスマン Wolfgang Gussmann
照明/フランク・エヴィン Franck Evin
舞台監督/幸泉浩司
ベルリン・コーミッシェ・オーパーとの提携公演。第2幕のディナー開始の前で休憩が入る2部構成。休憩時間が終わる直前でポルカ「ハンガリー万歳」が始まる。

日本フィル・山田和樹

日本フィル第776回東京定期演奏会は、山田和樹指揮のフランス特集です。
武満のマイ・ウエイ・オブ・ライフは知的な加耒徹のバリトンソロ、プーランクのスターバト・マーテルは美人の熊木夕茉のソプラノソロが入って楽しい演奏会となりました。

2025年11月29日(土)サントリーホール
日本フィル・第776回東京定期演奏会
ドビュッシー/バレエ音楽「遊戯」
武満徹/マイ・ウェイ・オブ・ライフ~マイケル・ヴァイナーの追憶に~
     ~休憩~
ラヴェル/ボレロ
プーランク/スターバト・マーテル
 指揮/山田和樹
 バリトン/加耒徹(武満)
 ソプラノ/熊木夕茉(プーランク)
 合唱/東京音楽大学、ハルモニア・アンサンブル
 コンサートマスター/田野倉雅秋
プーランクはサントリーホール初演。ボレロの小太鼓2台ティンパニの前。

ドビュッシーの「遊戯」はバレエ音楽としてつくられており、夕暮れにテニスラケットを持っている男性と2人の女性のいちゃつきがバレエになっている。しょっちゅう曲調が変わるのは3人の様々な関係が入れ替わるから。

そして武満の「マイ・ウエイ・オブ・ライフ」は、イングランドのリーズ・フェスティヴァルのテーマ作曲家だった武満の作品で、詩人田村隆一のエッセイ「生活作法」を英訳している。木を見つめ木の「生活作法」を、人と対照しながら考え言葉や歌にする。
ドビュッシーも武満も捉えどころのないふわふわした曲調です。

プーランクの「スターバト・マーテル」悲しみの聖母 イエスが処刑されるそばにいて、立ち止まるマリア、プーランクは「黒いマリア」をみた時に作曲する気持ちになった。とても斬新で面白い曲で、透き通った声の熊木夕茉がのびやかに歌いました。

うなぎは国際取引の対象?

今日「うなぎのにしむら」にウナギを買いに行ったら、テレビ局にインタビューされてしまいました。
ちょうどその時、ウズベキスタンでのワシントン条約の会議で、
ニホンウナギを含むウナギ全種類を国際取引の規制対象にするかどうかの投票がなされ、否決されたので良かったのですが、可決されれば価格の上昇に繋がり大変なことになっていたと、ちょうどその時間にうなぎやにいたわたくしの出来事でした。家族とこれが最後のうなぎかと感慨深く味わいましたが!

ストラヴィンスキー、サミー・ムーサ「イオカステの系譜」

ノルウェー国立歌劇場は、ストラヴィンスキーのオラトリオ「エディプス王」とサミー・ムーサの「アンティゴネ」を織り交ぜて「イオカステの系譜」として制作しました。
ギリシャ神話では、イオカステはメノイケウスの娘でテーバイの女王です。彼女は息子のエディプス王と知らずに結婚し、取り返しのつかない不幸が次の世代に引き継がれます。イオカステ役には英国の有名な歌手セーラ・コナリーが担当します。
「アンティゴネ」は、オイディプス王の娘の悲劇を軸にしていて、バレエを中心に女性合唱を重視している。オペラヴィジョンにより2025年11月21日から2026年5月21日まで視聴可能となっています。

ストラヴィンスキー、サミー・ムーサ「イオカステの系譜」(ノルウェー国立歌劇場公演)
エディプス王/ポール・アップルビー Paul Appleby
イオカステ/デイム・セーラ・コナリー Dame Sarah Connolly
クレオン/マイケル・モフィディアン Michael Mofidian
ティレジアス/ラファル・シウェク Rafal Siwek
使者/イェンス=エリク・アースボ Jens-Erik Aasbo
羊飼い/マグヌス・ステイヴランド Magnus Staveland
ナレーター/ベン・ウィショウ Ben Whishaw
バレエ/ノルウェー国立バレエ
合唱/ノルウェー国立オペラ合唱団
管弦楽/ノルウェー国立オペラ管弦楽団
指揮/シャーロット・ポリティ Charlotte Politi
演出/ウェイン・マクレガー Wayne McGregor
舞台装置・衣裳/ヴィッキー・モーティマー Vicki Mortimer
照明/ルーシー・カーター Lucy Carter
振付/ウェイン・マクレガー Wayne McGregor
ビデオ/アキラ・クリシュナン Akhila Krishnan
 
ストラヴィンスキーのオラトリオを基にし、第1部を息子、第2部を娘と題したバレエ作品。

チャイコフスキー「イオランタ」

フランスのボルドー国立オペラは、チャイコフスキーの「イオランタ」をストリーミング配信しました。
盲目の若い王女は、父親によって世間から守られ、魔法の庭園で人知れず暮らしています。彼女は自分が盲目であることを告げられるべきでしょうか? 愛は、彼女が世界を違った目で見る助けとなるでしょうか? 演出家のステファーヌ・ブラウンシュヴァイクは、『イオランタ』が天を見つめ、神の光への栄光の歌で終わる時、私はそこにある種の聖体拝領、あるいは世界との和解への願いを見る。私の考えでは、これこそがこのオペラに深みを与えていると言っている。
「イオランタ」は、オペラヴィジョンによって、2025年11月14日から2026年5月14日まで視聴可能となります
ウィーンの「イオランタ」二期会の「イオランタ」を参考にしてください

チャイコフスキー/歌劇「イオランタ」(ボルドー国立歌劇場 2025年11月14日公演)
イオランタ/クレア・アントワーヌ Claire Antoine
ルネ/アイン・アンガー Ain Anger
ロベール/ヴラディスラフ・チゾフ Vladislav Chizhov
ヴォーデモン伯爵/ジュリアン・アンリック Julien Henric
イブン=ハキア/アリウンバートル・ガンバートル Ariunbaatar Ganbaatar
アルメリック/アベル・ザモラ Abel Zamora
ベルトラン/ウーゴ・ラベック Ugo Rabec
マルタ/ローリアン・トレガン=マルクスLauriane Tregan-Marcuz
ブリギッタ/フランシア―ナ・ノゲス Franciana Nogues
ローラ/アストリッド・デュピュイ Astrid Dupuis
合唱/ボルドー国立歌劇場合唱団
管弦楽/ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団
指揮/ピエール・デュムソー Pierre Dumoussaud
演出・舞台装置/ステファーヌ・ブラウンシュヴァイク Stephane Braunschweig
衣裳/ティボー・ヴァンクレーネンブロック Thibault Vancraenenbroeck
照明/マリオン・ヒューレット Marion Hewlett


 

立川昭和記念公園のイチョウ

昭和記念公園のイチョウが見頃になってきました。
16時30分からは、ライトアップされて幻想的なイチョウを見ることができます。

ランチは近くのホテルエミシア東京立川の11階にあるレストランハレアスでランチビュッフェがあります。平日は大人一人2980円で美味しいローストビーフからデザートまで食べ放題です。

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