ヘンデル・オラトリオ「テオドーラ」

世界的に有名なカウンター・テナーでヘンデルのスペシャリストのベジュン・メータがアン・デア・ウィーン音楽劇場でラ・フォリア・バロックオーケストラと共に指揮者としてデビューします。
キリスト教に改宗した王女テオドーラにとって、永遠の救いの約束に比べれば、地上の存在はなんの意味もありません。
それにしてもこのオラトリオ、見た目は全く現代で面白い、せひご覧ください。オペラヴィジョンで2024年4月12日から2024年8月12日まで視聴可能となっています。

ヘンデル/オラトリオ「テオドーラ」(アン・デア・ウィーン劇場 2023年10月23・25日公演)

テオドーラ(アンタキアに住むキリスト教徒)/ジャクリン・ワーグナー Jacquelyn Wagner
ディディムス(ローマ人将校)/クリストファー・ロウリー Christopher Lowrey
セブティミウス(ローマ人将校、ディディムスの友人)/デイヴィッド・ポルティッロ David Portillo
ヴァレンス(アンタキアのローマ人総督)/エヴァン・ヒューズ Evan Hughes
イレーネ(キリスト教徒)/ジュリー・ブーリアヌ Julie Boulianne
使者/ザハリアス・ガラヴィズ・グエラ Zacharias Galaviz Guerra (アーノルド・シェーンベルク合唱団のソリスト)
合唱/アーノルド・シェーンベルク合唱団 Arnold Schoenberg Chor
管弦楽/ラ・フォリア・バロックオーケストラ La Folia Barckorchester
指揮/べジュン・メータ Bejun Mehta
演出/ステファン・ヘルハイム Stefan Herheim
舞台/シルケ・バウアーSilke Bauer
衣裳/ゲシ―ネ・ヴェルム Gesine Volm
照明/フランツ・チェック Franz Tscheck
映像/ローマン・ハーゲンブロック Roman Hagenbrock
ドラマトゥルグ/カイル・ウェスラー Kail Wessler

オペラとしての上演。ディディムスはテオドーラによってキリスト教徒に改宗する。

ウィーンの古いカフェでアフタヌーン・ティを飲みながら繰り広げられる。
主要メンバーがカフェの店員となり合唱団がお客になって、5段のケーキスタンドからケーキが配られる。
ホールケーキもたくさんありますよ!

ヴィヴァルディ「オルランド=フリオーソ」

イタリアのフェラーラ市立劇場にて2024年4月5日公演のヴィヴァルディのオペラ「オルランド=フリオーソ」が、ストリーミング放映されました。
日本語訳では「狂気のオルランド」とか「狂えるオルランド」と呼ばれる。

ヴィヴァルディ/歌劇「オルランド=フリオーソ」(フェラーラ市立劇場 2024年4月5日公演)
オルランド(フランスの武将)/ユーリ・メネンコ Yuriy Mynenko
アルチーナ(魔女)/ソーニャ・プリ―ナ Sonia Prina
アンジェリカ(ダッタン王の娘)/アリアンナ・ヴェンディテッリ Arianna Vendittelli
ブラダマンテ(フランスの女戦士でルッジェーロの婚約者)/ロリアーナ・カステラーノ Loriana Castellano
ルッジェーロ(イスラム軍の若い兵士)/フィリッポ・ミネッチア Filippo Mineccia
メド―ロ(サラセンの王子でアンジェリカの恋人)/キアーラ・ブルネッロ Chiara Brunello
アストルフォ(フランスの兵士)/マウーロ・ボルジョーニ Mauro Borgioni
合唱/聖霊アカデミア Accademia dello Spirito Santo
管弦楽/聖霊バロック管弦楽団 Orchestra Barocca dello Spirito Santo
指揮/フェデリコ・マリア・サルデッリ Federico Maria Sardelli
演出/マルコ・べルッシ Marco Bellussi
舞台装置/マッテオ・パオレッティ・フランザート Matteo Paoletti Franzato
衣裳/エリーザ・コベッロ Elisa Cobello
照明/マルコ・カッゾーラ Marco Cazzola
映像/ファビオ・マッシモ・イアクオネ Fabio Massimo Iaquone

ヴィヴァルディ オペラ 「狂気のオルランド」

http://pietro.music.coocan.jp/storia/vivaldi_orland.html
https://w.atwiki.jp/oper/pages/1333.html

「オルランド フリオーソ」ヴィヴァルディの紹介youtube がありますのでご覧ください。

オーケストラ・ニッポニカ

3月31日(日)
紀尾井ホールにて、オーケストラ・ニッポニカの第44回公演に行ってきました。
野平一郎さんの指揮でヴァイオリンは高木和宏さんです。

                             高木和宏 野平一郎 山田百子 山中まりえ

ヨーロッパ辺境の音楽・その先に、と題して

B・バルトーク: 舞踊組曲
小倉朗: ヴァイオリン協奏曲
小倉朗: 管弦楽のための舞踊組曲
間宮芳生: オーケストラのための2つのタブロー’65
指揮: 野平一郎
ヴァイオリン: 高木和宏
管弦楽: オーケストラ・ニッポニカ

コンサートマスターに、元クァルテット・エクセルシオの山田百子さんが出るということと、昔、間宮芳生さんの家の近くに我が家があったので、懐かしいのと曲が聞きたいということで行ってきました。
知り合いの演奏者から良い席を取っていただき、近くの席に池辺晋一郎さんやチェリストの鈴木秀美さん、後で知ったのですが小倉朗さんのお孫さんの山中まりえさんなどが集まっていました。そしてクァルテット・エクセルシオのエクフレンズからも数人。
アマチュアとは思えないほどの演奏で、間宮さんの曲はN響より良かったと主人も言っていました。
そして、今回のコンマス、山田百子さんは間宮さんお気に入りのヴァイオリニストだとか。


日本フィル第758回東京定期演奏会

3月23日(土)

アレクサンダー・リープライヒの指揮のもと、三善晃の「魁響の譜」、ヴァイオリンの辻彩奈さんのシマノフスキ、シューマンの「ライン」と夢の様な時間を過ごすことができました。

2024年3月23日(土)サントリーホール
日本フィル第758回東京定期演奏会
三善晃/魁響の譜
シマノフスキ/ヴァイオリン協奏曲第1番作品35
     ~休憩~
シューマン/交響曲第3番変ホ長調作品97「ライン」
 ヴァイオリン/辻彩奈
 指揮/アレクサンダー・リープライヒ Alexander Liebreich
 コンサートマスター/田野倉雅秋
 ソロ・チェロ/菊地知也
 
辻彩奈さんといえば、鵠沼サロンコンサートでヴァイオリン・リサイタルを開き、1メートルの距離で堂々とした演奏を聴くという体験をしたのでしたが、やはりシマノフスキ素晴らしい。
そして4年半ぶりの登場となった、リープライヒさんのシューマン3番の「ライン」ライン川の複雑な流れを見事に現しており4楽章のケルン大聖堂は荘厳そのものですね。
数年前ライン下りをして、ケルン大聖堂にも行ったのを思い出します。

参考
シューマンの交響曲第3番変ホ長調作品97「ライン」は、1850年に作曲され1851年2月6日にデュッセルドルフにおいてシューマン自身の指揮によって初演されました。
1850年、デュッセルドルフの管弦楽団・合唱団の音楽監督に招かれたシューマンは、9月に同地に到着すると夫妻で盛大な歓迎を受けました。シューマンはライン川沿岸を好んで散歩し、9月と11月にはライン川上流に位置するケルンにも足を延ばしました。
壮麗なケルン大聖堂に感銘を受け、折しもこの時期に挙行されたケルン大司教ヨハネス・フォン・ガイセルの枢機卿就任式の報に接し、交響曲の霊感を得たといいます。
シューマンはライン川の川下りやそれを取り巻く環境に大いに触発され、第1楽章(ローレライ)、第2楽章(コブレンツからボン)、第3楽章(ボンからケルン)、第4楽章(ケルンの大聖堂)、第5楽章(デュッセルドルフのカーニヴァル)など、その音楽もまたラインに関連が深くなっています。

ライン下りのyoutube を作りましたのでご覧ください。
こちらはケルン大聖堂からローレライの順になっています、もちろんBGMはシューマンの交響曲第3番「ライン」2楽章。

 

チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」

チャイコフスキーのオペラ「エフゲニー・オネーギン」は、原作はプーシキンの小説からの翻案ですが、今回ライン・ドイツオペラによって2024年3月23日から2024年9月23日までストリーミング配信されます。
ウィーンではタチアナ役をニコール・カーが演りましたが、今回は若くて妖艶なウクライナ生まれのエカテリーナ・サンニコワが担当します。オネーギンはボグダン・バチュウですが狂った様な情熱が感じられないのが残念、youtubeですので自動翻訳で日本語にしてお楽しみください。

チャイコフスキー/歌劇「エフゲニー・オネーギン」(ライン・ドイツオペラ公演
エフゲニー・オネーギン/ボグダン・バチュウ Bogdan Baciu
タチアーナ/エカテリーナ・サンニコワ Ekaterina Sannikova
レンスキー/オヴィディウ・パーセル Ovidiu Purcel
オリガ/ラモーナ・ザハリア Ramona Zaharia
ラーリナ/カタルジナ・クンツィオ Katarzyna Kuncio
グレーミン公爵/ボグダン・タロシュ Bogdan Talos
フィリピエヴナ/ウルリケ・ヘルツェル Ulrike Helzel
ザレツキー/ヴァレンティン・ルッケビアー Valentin Ruckebier
トリケ/セルゲイ・ホモフ Sergej Khomov
歌手/マムカ・マニガラーゼ Mamuka Manigaladze
隊長/フォルカー・フィリッピ Volker Philippi
合唱/ライン・ドイツオペラ合唱団
管弦楽/デュッセルドルフ交響楽団
指揮/ヴィターリ・アレクセーノク Vitali Alekseenok
演出/ミハエル・タルハイマ― Michael Thalheimer
舞台装置/ヘンリク・アー Henrik Ahr
衣裳/ミカエラ・バース Michaela Barth
照明/ステファン・ボリガー Stefan Bolliger
ドラマトゥルグ/アンナ・グルントマイヤー Anna Grundmeier

Wordpress Social Share Plugin powered by Ultimatelysocial