日比谷パレスでランチ

6月26日(火)

今日は久しぶりで、友達とランチです。
方々から集まって5名さま、場所は「日比谷パレス
新緑が美しい日比谷公園の中にひっそりと佇む都会の森の一軒家でゆったりと食事を楽しみました。

 

ズッキーニのスープ・鯒(こち)の和え物・赤米のサラダ・イサキのソテー・いちごのソルベとりんごのコンポートなどなどフランスのアルマンシェフが作る料理を堪能しました。
帰りは、緑の森を抜けて日比谷ミッドタウンの中も迷いながら地下に潜入して有楽町にたどり着きました。
今度は秋の〝いざ鎌倉〟です、お楽しみに!

 

読響・マイスター R.シュトラウス特集

6月19日(火)

第579回 読響定期演奏会は、6月16日に亡くなられた ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー氏に哀悼の意を表すため、チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみわり人形」から「情景/冬の松林」を演奏しました。昨年のブルックナー交響曲5番は忘れられない演奏でした。

今日の演奏は、コルネリウス・マイスター指揮で、R.シュトラウス特集です。

R.シュトラウス/交響詩〈ドン・キホーテ〉作品35
〜休憩〜
R.シュトラウス/歌劇〈カプリッチョ〉から前奏曲と月光の音楽
R.シュトラウス/歌劇〈影のない女〉による交響的幻想曲
指揮/コルネリウス・マイスター
チェロ/石坂団十郎
ヴィオラ/柳瀬省太
コンサートマスター/小森谷巧

2017年4月から読響の首席客演指揮者を務めているコルネリウス・マイスターは、ドレスデン国立歌劇場〈サロメ〉やウィーン国立歌劇場〈アラベラ〉で得意なR. シュトラウスを振り高く評価されている、ハノーファー生まれの現在37歳。

リヒャルト・シュトラウス(1864−1949)1897年に作曲された「騎士的な主題による幻想的変奏曲」という副題を持つ〈ドン・キホーテ〉は、チェロの石坂団十郎が悲しげな騎士ドン・キホーテを独奏、サンチョ・パンサは読響ヴィオラ奏者の柳瀬省太が担当する。

1941年完成した〈カプリッチョ〉は、シュトラウスが作曲した最後のオペラで、オペラ芸術について「言葉か音楽か」議論が繰り返される。その前奏曲がヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ2本ずつで演奏される弦楽六重奏で、ほのかな憂愁をたたえた典雅で優美な響きが心地よい。「月光の音楽」は、この歌劇の最終場面の開始を告げるオーケストラによる間奏曲で、ホルンが叙情的で美しい旋律を静かに鳴らしてはじめられる。

〈影のない女〉による交響的幻想曲は、1917年に作曲された〈影のない女〉の主要な楽曲部分をもとに晩年のシュトラウスが1946年に編曲したもの。第2の〈魔笛〉を意識して作った〈影のない女〉の「影」は子供を産む能力の象徴で、メルヘン風オペラとなっている。

 

日生劇場 オペラ「魔笛」

6月17日(日)

日生劇場開場55周年記念公演 NISSAY OPERA 2018
モーツアルト・シリーズ オペラ「魔笛」

モーツァルト/歌劇「魔笛」
ザラストロ/伊藤貴之
タミーノ/山本康寛
パミーナ/砂川涼子
夜の女王/角田祐子
パパゲーノ/青山貴
パパゲーナ/今野沙知恵
モノスタトス/小堀勇介
侍女Ⅰ/田崎尚美
侍女Ⅱ/澤村翔子
侍女Ⅲ/金子美香
童子Ⅰ/盛田麻央
童子Ⅱ/守谷由香
童子Ⅲ/森季子
弁者&僧侶Ⅰ/山下浩司
僧侶Ⅱ/清水徹太郎
武士Ⅰ/二塚直紀
武士Ⅱ/松森治
合唱/C.ヴィレッジシンガーズ(合唱指揮/田中信昭)
管弦楽/新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮/沼尻竜典
演出・上演台本/佐藤美晴
ドラマトゥルク/長島確
美術/池田ともゆき
照明/伊藤雅一(RYU)
衣裳/武田久美子
ヘアメイク/橘房図
映像/須藤崇規
舞台監督/幸泉浩司、井坂舞

びわ湖ホール芸術監督の沼尻竜典さんの指揮、第23回五島記念音楽賞オペラ新人賞(演出)受賞の佐藤美晴さんの演出、演奏は新日本フィルハーモニーと大勢の応募者の中からオーディションで選び抜かれた実力ある歌手の皆さんによる迫真のオペラ「魔笛」です。私たちは16、17日のうち2日目(日)の方の公演を見てきました。

幕前に、小さなピアノが置かれていて序曲が始まると3人の童子が五線譜に曲を書き出す。

幕が開くと舞台は絵本から飛び出したような演出で、2冊の開いた本にプロジェクションマッピングで音符・鳥・雨・火・などが映し出されて物語が進んで行きます。

歌以外は日本語でとてもわかりやすい、イケメンとかマンガとかスマホで現在地を確認したりスマホでワインを注文したり若者世代の人気獲得も負けていない。そうですね、日生劇場のモーツアルト・シリーズは中・高校生に「本物の舞台に触れる機会を」という趣旨ですから。

夜の女王が支配する夜の世界と、ザラストロが支配する昼の世界、またこれは女の世界と男の世界のようでもあり、どちらが善でどちらが悪と決められない関係にある。この相反する2つの世界を大人の老いつつあり、滅びつつある世界と捉え、若いタミーノとパミーナそして自由なパパゲーノが世代交代をして行く物語で、彼らが愛を発見し、手に入れて行くことが重要なポイントとなる。

何よりも沼尻マエストロの明確で、柔らかく自然な指揮は、歌をじっくりと聞かせてくれて、ホロリとする場面がたくさんありました。歌手の皆さん歌唱力が素晴らしい。

佐藤美晴さんがアフタトークで、(インヴィジブル)目に見えないものが良いと言っていました。
演出も目に見えないような演出の方が良い。音楽も童子も目に見えないもの。

インキネン・メンデルスゾーン イタリア特集

6月15日(金)

第701回 日本フィル東京定期演奏会は、インキネン指揮でメンデルスゾーン特集です。
先週は横浜定期でメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」、今回は交響曲「イタリア」を中心にイタリアをテーマにしてプログラムされています。

シューベルト/イタリア風序曲第2番ハ長調D.591
メンデルスゾーン/ピアノ協奏曲第2番ニ短調作品40
~休憩~
メンデルスゾーン/交響曲第4番イ長調作品90「イタリア」
指揮/ピエタリ・インキネン
ピアノ/サリーム・アシュカール Saleem Ashkar
コンサートマスター/扇谷泰朋
ソロ・チェロ/菊地知也

イタリア的といえば今年没後150年を迎えるロッシーニ(1792−1868)の影響を顕著に受けているシューベルト(1797−1828)の「イタリア風序曲」2番は、まるでロッシーニのアリアが聞こえてきそう。
メンデルスゾーン(1809−47)は、ハンブルグで生まれベルリンに育ちライプツィヒで活躍した。
そして1837年にピアノ協奏曲2番を書いた。ピアノはベヒシュタイン社製のコンサート・グランド、スタインウエイとは構造が違って最高音から最低音まで統一した音色が聞かれる。ピアニストがサリーム・アシュカール1976年生まれのイスラエル人で大きなベヒシュタインを弾きこなせる立派な体格をしている。アンコールは、シューマンの「トロイメライ」
最後はメンデルスゾーンの交響曲4番「イタリア」、イタリア旅行中に作曲が始められた。イタリア民族舞踊であるタランテラを思わせる沸き立つようなリズムが特徴です。
演奏後はインキネンのサイン会が行われ、何にでもサインしてもらえると「傘」にサインをしてもらった人がいました。

日本フィルは、2019年4月2日からインキネンとともにフィンランドを始めドイツ・オーストリア・英国の諸都市をめぐるヨーロッパ公演をします。ファンのツアーも準備中だそうです、楽しみですね!

クァルテット・エクセルシオ 第34回 東京定期演奏会

6月12日(火)

第34回 クァルテット・エクセルシオ 東京定期演奏会は、東京文化会館小ホールにて行われました。


今日の演奏会は赤で統一したエクセルシオのメンバー
(山田百子:ヴァイオリン  大友肇:チェロ  西野ゆか:ヴァイオリン  吉田有紀子:ヴィオラ)

 

ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第6番変ロ長調作品18-6
モーツァルト/弦楽四重奏曲第15番ニ短調K.421
~休憩~
ドヴォルザーク/弦楽四重奏曲第12番ヘ長調作品96「アメリカ」

ベートーヴェン(1770−1827)の弦楽四重奏曲第6番は、1800年頃に書かれた作品で、最後の楽章「憂鬱に」と記されたアダージョからロンドの明るいドイツ舞曲に移り勢いよく終わる。
モーツァルト(1756−91)の弦楽四重奏曲第15番はハイドン・セット全6曲の中の2番目の曲。試演会で今のエクだから出来るモーツァルト、もっと取り上げて欲しいとエクフレンズからリクエストがありました。
最後はドヴォルザーク(1841−1904)の「アメリカ」思い入れたっぷりのエクの「アメリカ」でした。
アンコールは、ドヴォルザークの「糸杉」から第1曲「わかっているとも、甘い望みを持って」

今年結成25周年を迎えた、クァルテット・エクセルシオは皆様からアンケートをとって「エクだからできる!弦楽四重奏リクエストコンサート」をしようと企画しています。もう一度聴きたい曲を皆様から募集していますので演奏会のチラシをよくご覧ください。

インキネン・メンデルスゾーン特集

6月8日(金)

6月の日本フィル・横浜定期演奏会は通常の土曜日でなく8日(金)の7:00から開演で、ピエタリ・インキネンのオール・メンデルスゾーン・プログラム。
初夏の夜にふさわしい音楽会です。

メンデルスゾーン/序曲「フィンガルの洞窟」
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
~休憩~
メンデルスゾーン/劇音楽「真夏の夜の夢」~序曲/スケルツォ/間奏曲/夜想曲/結婚行進曲
指揮/ピエタリ・インキネン
ヴァイオリン/川久保賜紀
コンサートマスター/木野雅之
ソロ・チェロ/菊地知也

プレトークは、奥田佳道さん、メンデルスゾーン(1809−47)が20歳の時1829年に指揮者・ピアニスト・作曲家としてデビューするためにロンドンに行き、大成功を収める。その帰りに1ヶ月半に渡るスコットランド旅行に出かけ出来たのが「フィンガルの洞窟」と「スコットランド交響曲」。

インキネンもメンデルスゾーンがとても気に入っている風の爽やかな演奏です。
次の川久保賜紀さんとのヴァイオリン協奏曲もインキネンと川久保賜紀さんがザハール・ブロンの同門下生ということで聴き心地がとても良い。
最後のフルート二重奏で始まる「真夏の夜の夢」、今日は難波さんがファーストフルートです。まさに夢の始まりといったところでしょうか。最後の結婚行進曲も大げさにならずにさらっといきました。
そしてアンコールは、メンデルスゾーンの無言歌集から「舟歌」をオーケストレーションしたものです。

 

フランチェスカ・デゴ ヴァイオリン リサイタル

6月5日(火)

第374回鵠沼サロンコンサートは、ヴァイオリンのフランチェスカ・デゴ。
どの写真で見るよりも、実物の方がチャーミングなデゴです。
チャーミングなデゴと1メートルの距離で2時間を過ごせたことが何よりも素敵なことでした。平井さん、有難う。
2008年パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで入賞し、最年少でエンリコ・コスタ博士記念賞を受賞、イタリア人女性で初の受賞者として注目を集めた。
2012年名門ドイツグラモフォンと契約をし、デビュー・アルバム「パガニーニ:24のカプリーズ」と2015年「ベートヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集」は、高評を得ている。

ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第9番ト長調作品47「クロイツェル」
~休憩~
ストラヴィンスキー/イタリア組曲
カステルヌオーヴォ=テデスコ/ロッシーニのオペラ「セヴィリアの理髪師」よりロジーナとフィガロ
ラヴェル/ツィガーヌ
ヴァイオリン/フランチェスカ・デゴ Francesca Dego
ピアノ/フランチェスカ・レオナルディ Francesca Leonardi

上は当日買ったパガニーニのCDにサインをしてもらったものですが、デゴの画像を見ていたら、2015年6月30日にイタリア指揮者の三羽ガラスの一人、ダニエーレ・ルスティオーニと結婚式を挙げていたとあります。
昨日の6月4日には東京交響楽団とヴォルフ=フェラーリのヴァイオリン協奏曲を夫婦共演。そしてデゴのドレスはアントニオ・リーヴァ・・・素敵すぎてため息が出てしまう。

ベートヴェンのピアノソナタ9番の「クロイツェル」が終わると休憩、あまりの素晴らしさに男性陣は無言で夜風にあたりに出ました。
ストラヴィンスキーの「イタリア組曲」、ペルゴレージの音楽によるプルチネッラを主人公にしたバレエ音楽を作るように頼まれて作ったもので、バロック調で優雅な中にもストラヴィンスキーらしさが光る素敵な作品。
ここからは譜面なしで、カステルヌオーヴォ=テデスコ/ロッシーニのオペラ「セヴィリアの理髪師」からUna voce poco fa  とFigaro!
そして最後はラヴェルの「ツィガーヌ」。
アンコールはブゾーニのバガテル第2番とさらにフォーレの「夢のあとに」。

フランチェスカ・デゴは、ヴァイオリンの俊英で美人ですが、素顔を見た方がずーっと表情が豊かで素敵です。6月7日の武蔵野文化会館、6月10日のひまわりの郷のリサイタルは、お見逃しなく!

 

 

プラジャーク・クァルテット

6月4日(月)

サルビアホール 第96回クァルテット・シリーズは、プラジャーク・クァルテットです。

ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第2番ト長調作品18-2
ヤナーチェク/弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
~休憩~
スメタナ/弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」
プラジャーク・クァルテット

1972年メンバーがまだプラハ音楽院の学生だった頃結成され、1974年のチェコ音楽年において、プラハ音楽院の室内楽コンクール第1位を獲得、75年には「プラハの春」音楽祭における演奏で国際的なキャリアを踏み出した。2015年からは第1ヴァイオリンに傑出した女性奏者ヤナ・ヴォナシュコーヴァが参加して若返っている。

アンコールは、ドヴォルザークのワルツでした。

読響・不安の時代

5月30日(水)

第573回 読響定期演奏会
今年はバーンスタイン生誕100年記念で、バーンスタインの「不安の時代」を今回で3度聴くことができました。しかも河村尚子さんは京都に続いて2度目です。指揮は、イラン・ヴォルコフさんです。

プロコフィエフ/アメリカ序曲変ロ長調作品42a
バーンスタイン/交響曲第2番「不安の時代」
~休憩~
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番
指揮/イラン・ヴォルコフ Ilan Volkov
ピアノ/河村尚子
コンサートマスター/長原幸太

京都とは違って都会的でクールな読響の演奏会のプレゼンテーションですが、プロコフィエフの「アメリカ序曲」は、今年はプロコフィエフが日本に来て100年目とは偶然の一致だったのでしょうか。
河村のピアノは京都と同じく中央に指揮者と目を合わせる位置に置かれました。「不安の時代」は、京響・広上・河村バーンスタイン特集にあります。
バーンスタインとニューヨーク・フィルがモスクワに行った時、最後の演奏会にショスタコーヴィチも来て、彼の交響曲第5番がアメリカのオーケストラによって演奏され、ステージに上がったショスタコーヴィチとバーンスタインの2ショット写真がよく見られますが、今回も最後はショスタコーヴィチの5番でした。
イラン・ヴォルコフさんの指揮は的確で大げさなアクションはないのにあれだけ音を引き出すことができるのは、大したものだと感心し、また読響で聴けそうな気がしています。プログラムではイスラエルの鬼才が初登場と書かれていました。1976年イスラエル生まれ19歳の時にすでに指揮者としてのキャリアをスタートさせていたとも。
本当に都会的で素敵な演奏会でした。