ゲーム・オブ・スローンズ

最近、高音質、高画質の4Kテレビを買ったって言いましたが、これで映画や海外ドラマを見るとすごい迫力です。
少し前は、「アウトランダー」を観ていましたが、6シーズンを製作中ということで今は保留中。
年末から今年にかけては、「ゲーム・オブ・スローンズ」を観てしまいました。

「ゲーム・オブ・スローンズ」は、ジョージ・R・マーティン著のファンタジー小説シリーズ「氷と炎の歌」を原作としたHBOのテレビドラマシリーズで、中世ヨーロッパに似てはいますがドラゴンや魔法が現れて、ファンタジックな王権争いの物語です。
このドラマは、北アイルランド、マルタ、クロアチア、アイスランド、モロッコ、スコットランド、アメリカ合衆国、スペインで撮影され、音楽も画像も最高の壮大なスケールの物語、伝説の「ドラゴン」が大空を飛び回る姿はすごい迫力です。
薔薇戦争など中世イギリスを中心とした史実をモチーフにしているために男性優位の封建社会ですが、話が進むほど女性の力が強くなる。
我が家はアマゾンプライムで見ていますが、有料だからこそできるタブーなしの大胆な描写が楽しめます。

グラインドボーン ヘンデル「サウル」

お正月気分はまだまだ続いていますが、早速グラインドボーン・アンコール ヘンデルの「サウル」から観てゆきましょう。
昨年末ウィーン国立歌劇場の「ドン・ジョバンニ」(20021年12月5日)は、オーストリアのロックダウンに伴い、無料で放映してくれました。その時の演出家で奇才バリー・コスキーと舞台装置と衣装カトリン・レア・ターグに目をつけていたのですが、この「サウル」でも演出と衣装を担当しています。そしてなんとこのオペラの重要な人物ダビデ役でカウンターテナーのイェスティン・デイヴィスは2016年に鵠沼サロンコンサートに出演してくれています。ロンドンから1時間のグラインドボーン・オペラ・ハウスと東京から1時間の鵠沼サロンコンサートはなんの関係もありませんが、イェスティン・デイヴィスがこんなに有名なカウンターテナーだったとは夢にも思っていませんでした。

ヘンデル/オラトリオ「サウル」(2015年8月22日公演)

サウル(イスラエル王)・サムエルの霊/クリストファー・パーヴス Christopher Purves
ダビデ/イェスティン・デイヴィス Iestyn Davies
メラブ(サウルの長女)/ルーシー・クロウ Lucy Crowe
ミカル(サウルの次女)/ソフィー・ビーヴァン Sophie Bevan
ヨナタン(サウルの息子)/ポール・アップルビー Paul Appleby
アブネル(イスラエルの将軍)・司祭・アマレク人・ドエグ(サウルの家臣)/ベンジャミン・ヒューレット Benjamin Hulett
エンドルの魔女/ジョン・グレアム=ホール John Graham-Hall
指揮/アイヴァー・ボルトン Ivor Bolton
演出/バリー・コスキー Barrie Kosky
舞台装置/カトリン・レア・ターグ Katrin Lea Tag
振付/オットー・ピヒラー Otto Pichler
照明/ヨアヒム・クライン Joachim Klein
管弦楽/オーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・エンライトンメント
リーダー/アリソン・バリー Alison Bury
合唱/グラインドボーン合唱団(合唱指揮/ジェレミー・パインズ Jeremy Bines)

「サウル」は、1738年にゲオルク・フリードリッヒ・ヘンデル(1685-1759)によって作曲されたオラトリオ。
紀元前11世紀頃イスラエル(ヘブライ)の王サウル(クリストファー・パーヴス)は、ペリシテ人との戦いの最中、ペリシテ人のゴリアテという2mを超える大男に手を焼いていた。小さなダヴィデ(イェスティン・デイヴィス)が、ゴリアテを倒しその首を切り落とすとペリシテ軍は総崩れになった。その首が上の写真に出てくる生々しい大きな首です。奇才と言われている今最も忙しい演出家バリー・コスキーとカトリン・レア・ターグが演出した、大きくてリアルな生々し首が最初にアップで撮されるのが、最初にびっくりさせられるシーン、そしてサウルが使う武器は槍ではなくて、ゴム鉄砲と石なのが不思議なところです。それとエンドルの魔女ジョン・グレアム=ホールは、20年前くらい前グラインドボーンのレーザーディスク全集の中のブリテン「アルバート・ヘリング」の主役を歌っていた歌手だということもわかって2度も3度も驚かされました。ほとんどが英国の歌手で揃えた「サウル」公演ですね。
さて物語に戻ります、“サウルはペリシテ人との戦いで1000人の敵を殺し、ダビデは10000人の敵を殺した”というイスラエル人による歌を聞いてサウルは怒り狂い、宥めるがサウルの怒りは治らず、(このときのサウル役のクリストファー・パークスの演技は滅茶苦茶面白い)ダビデを殺す様に息子のヨナタンらに頼む。サウルの次女ミカルはそんなダビデに心を寄せ、ダビデを逃す。
神から見放されたサウルは、魔女から預言者サムエルの霊を呼び出してもらうが、神はイスラエルをサウルから取り上げてダビデに渡したのだと答え、予言通りギルボア山のペリシテ人との戦いでサウルとヨナタンは死んでしまう。
司祭は民衆の嘆きを止めさせ、サウルが失った王国はダビデが取り戻すであろうと宣言する。
そしてこのオペラの中で唯一化粧をしていないダビデ役のイェスティン・デイヴィスが王になるというわけです。

このオペラの功労者はやはりサウル役のクリストファー・パーヴス、怒りくるった演技がすごい面白い、そして変態!
バリー・コスキーの演出は洗練されて、カラフル、音楽に合わせて踊る簡単なダンスが初めから終わりまで続き退屈することがありません、この辺は同じヘンデルのオペラ「ジュリオ・チェーザレ」演出デイヴィッド・マグヴィカーと似ていますが、もっと奇妙で面白いかも。演奏後の大拍手の後はオーケストラピットのリュートの楽器にスポットライトが当たりました。皆様もグラインドボーン・アンコールの権利を取得して楽しんでみてはいかがでしょう。

台湾カステラ

バーミアンで食べた台湾カステラが美味しかったと言ったら、娘がこんなレシピを紹介してくれました。
結構美味しかったです。
炊飯器で作れる台湾カステラ

①サラダ油大さじ1、たまご4個、砂糖大さじ6、牛乳100ml混ぜる
②①にホットケーキミックス150gをダマにならないよう混ぜる
③炊飯釜に②を注いだら炊飯
④炊き上がったらクシを通し液体がつかなければ完成 (つく場合はもう一度炊飯)

明けましておめでとうございます

1月1日(土)
明けましておめでとうございます。
今年は、コロナに負けない1年になるといいですね!
音楽はグラインドボーン・アンコールから始め、オペラを深く掘り下げてみたいと思っています。

それでは、今年も「しろくまブログ」をよろしくお願いいたします。

 

 

グラインドボーン・アンコール

12月31日(金)

どこのオペラハウスもコロナ以来公演中止を強いられることが多く、経営難に陥っているのですが、英国のグラインドボーン・フェスティバル・オペラは、ストリーミング配信のための有料プラットホームを立ち上げ、グラインドボーン・アンコールと名前をつけてこの12月1日から運用を始めています。

その中には、ウィーンで「ドン・ジョバンニ」を演出した奇才のバリー・コスキーの手がけたヘンデル「サウル」も含まれています。とんでもなく面白いオペラですので、皆様もインターネットを駆使して高音質、高画質のクラシックやオペラの世界に行ってみましょう。

それでは、皆様良いお年を!

 

 

読響定期演奏会で小林愛美

12月14日(火)

読響12月定期は、常任指揮者のセバスチャン・ヴァイグレとピアノの名手キリル・ゲルシュタインがオミクロン株拡大による渡航禁止のため日本に来れなくなり、指揮が高関健、ピアノが10月にシヨパン国際ピアノコンクールで4位になったばかりの小林愛美ということになり、ファンがたくさん詰めかけてサントリーホールの会場が満席になりました。

モーツァルト/歌劇「イドメネオ」序曲
ショパン/ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11
     ~休憩~
プロコフィエフ/交響曲第5番変ロ長調作品100
 指揮/高関健
 ピアノ/小林愛実
 コンサートマスター/小森谷巧

モーツァルト(1756-91)のオペラ「イドメネオ」(1780-81)は3つあるオペラセリアの一つで、物語は紀元前1200年トロイ戦争の直後、クレタの王イドメネオは、航海中に嵐に会い、海神ネプチューンに「命を助けてくれる代わりに、陸に上がって最初に会ったた人間を生贄に差し出す」と約束します。そして最初に会ったのが息子のイダマンテということで悲劇が生まれますが、最後には天の声により「イドメネオは退位せよ、イダマンテが新しい王となり、イリアはその妃となれ」の言葉により平和が訪れるというもの。この前奏曲ではイダマンテのモチーフ「ファーミレドド」が繰り返し登場する。

ショパンのピアノ協奏曲は、今年のショパン・コンクールがリモートで紹介されていたので、予選の間から小林愛美ちゃんのショパンを何回聴いたかしらと思うくらい。さすがコンクールで4位になった人ですので、気持ちの入れ方が違いましたね、おめでとうございます。そしてファンの方々も大勢詰めかけ拍手も盛大でした。

最後のプロコフィエフの交響曲5番、
プロコフィエフ(1891-1953)は、ロシア革命後、1918年アメリカに亡命をしてから祖国に帰ったが、第2次世界大戦中(1939-45)ドイツを中心とする各国とソヴィエト連邦の戦いで、ドイツ軍の侵入によりモスクワからカフカスに疎開した。かつてない祖国愛に目覚め1945年1月13日プロコフィエフは交響曲第5番を書いて初演をし大成功を収めた。高関マエストロと読響すごい演奏でした。

カーチュン・ウォンのマーラー5番

12月10日(金)

変異株の影響で外国から来る演奏家がボイコットされる中、日本フィル定期演奏会のカーチュン・ウオンは幸運なことに11月から日本に滞在していたため、主席客演指揮者就任披露演奏会として指揮台に立てることとなりました。
そして、サントリーホールはもうクリスマスです。

《首席客演指揮者就任披露演奏会》
アルチュニアン/トランペット協奏曲
     ~休憩~
マーラー/交響曲第5番嬰ハ短調
 指揮/カーチュン・ウォン
 トランペット/オッタビアーノ・クリストーフォリ
 コンサートマスター/木野雅之
 ソロ・チェロ/菊地知也

アルチュニアンのトランペット協奏曲は、中央アジアのアルメニアに生まれたアレクサンドル・アルチュニアン(1920-2012)の作品、日本フィルのソロトランペットのオッタビアーノ・クリストーフォリが担当し、素晴らしいソロを聞かせてくれた。オッタビアーノは、イタリア人で、日本のみならずイタリア、韓国で活躍中。ちなみにカーチュン・ウォンもトランペット奏者だったとか。
オッタビアーノは大活躍した前半に引き続き、後半でもマーラーの5番の始まりから活躍します。

グスタフ・マーラー(1860-1911)は、ウィーンとプラハの間のカリシュトに生まれた中産階級のユダヤ人で、オペラの指揮者として出世してゆきシーズンオフ毎に作曲活動に専念した。
20世紀が始まった年の夏、冬の終わりに生死の境を彷徨った病から癒えたウィーン帝立歌劇場音楽監督マーラーは、4楽章からなる正統な交響曲作曲に勤しむ。最初の数楽章を終え、二回りも年下のアルマ夫人との生活が始まった翌夏にアダージェットからフィナーレを完成。1904年にケルンで初演に漕ぎ着けた。生涯で最も幸せで安定した時期に書かれたと言われる。
2016年にグスタフ・マーラー国際指揮者コンクールで優勝したカーチュン・ウォンのマーラー5番ですから、指揮者の気迫がオーケストラ全体にみなぎり、真剣に指揮に答える楽団員の表情が伺えました。凄かった!