ドイツが洪水で思うこと(1)

ドイツの北西部が7月15日の夜、暴風雨に襲われました。
ノルトライン・ヴェストファーレン州は、デュッセルドルフやケルンなどがある地方で、ラインラント・プファルツ州は、フランクフルトやマンハイムなどが結構近い。その後、大雨がバイエルン地方を襲い、オランダ、オーストリア、ベルギーで大惨事を引き起こしました。

 

茅野でクァルテット・エクセルシオ

7月17日(土)

蓼科の別荘地「むさし庵」で、Q.エクセルシオの演奏とともに夏のひとときを過ごしていたのですが、コロナ禍のため昨年から茅野駅のすぐ近く茅野市民館コンサートホール(小ホール)で開催されるようになり、それまでは車でしか行けなかった演奏会に特急列車「あずさ」に乗って簡単に行けるようになりました。
新宿発11:00〜2時間弱でそのままホールに直行、14:00からの開演です、関係者はお馴染みの方々ばかりで演奏会が終わればそのまま蓼科とか霧ヶ峰に遊びに行けるというわけです。

ハイドン/弦楽四重奏曲第38番変ホ長調「冗談」作品33-2
ラヴェル/弦楽四重奏曲ヘ長調
     ~休憩~
メンデルスゾーン/弦楽八重奏曲変ホ長調作品20
 クァルテット・エクセルシオ
 ヴァイオリン/双紙正哉、荒井友美
 ヴィオラ/柳瀬省太
 チェロ/古川展生

ハイドンの「冗談」は、最近よく演奏される曲で、新人でヴァイオリンの北見春菜の曲目紹介で始まります。
ラヴェルの唯一の弦楽四重奏曲、ラヴェルらしい色彩豊かで流れるようなメロディーにうっとり。

最後はヴィオラの吉田由紀子とゲストチェロの古川展生の紹介でメンデルスゾーンの弦楽八重奏曲です。吉田と古川は同級生でお互い長い付き合いということで話はトントンと弾み、同じ同級生の西野ゆかと双紙正哉夫妻、前述の北見春菜とゲストヴァイオリンの荒井友美、ゲストヴィオラの柳瀬省太は、現在読響のソロ・ヴィオラ奏者という超豪華メンバーでのメンデルスゾーンとなっています。もちろんチェロの大友肇はエクセルシオの超忙しい中心メンバーです。
メンデルスゾーン16歳の時に書かれたこの八重奏曲は、優美で明るく軽やか、どこをとってもメンデルスゾーンらしい。4楽章はさらに速度を増し「真夏の夜の夢」を思い出させるフレイズでクライマックスを迎える。アンコールは4楽章の後半部です。この1曲を聞くために茅野までやってきたと言っても良いくらい。
帰りは茅野16:59発の列車に乗って新宿へ  発車までの数分間でレストラン「モン蓼科」に入り早い夕食です。
今度もJRあずさの気の利いたおもてなしに感謝です。清潔で正確で人は少ないコロナに優しい旅でした。
なお茅野駅周辺には美味しい鰻屋さんやお蕎麦屋さんがたくさんあるそうですよ!

サルビアホール カルテット・アマービレ

7月12日第4次緊急事態宣言が出される中、サルビアホール・クァルテットシリーズ第134回目は、カルテット・アマービレの演奏です。
前回このホールに出演したのは2018年2月7日で、2016年に超難関で知られるミュンヘン国際音楽コンクールに3位で入賞合わせて特別賞を受賞した期待の新人として華々しく登場しました。そして2019年にはヤングコンサートアーティス国際オーディションで第1位を獲得しています。
そして今回はこんなご時世にも関わらずファンが駆けつけて満席となっていました、ちょっと色っぽくなったメンバーの登場です。

ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第1番ヘ長調作品18-1
ドヴォルザーク/弦楽四重奏曲第12番ヘ長調作品96「アメリカ」
     ~休憩~
ピアソラ/ブエノスアイレスの四季(山中惇史編曲)
 カルテット・アマービレ

ベートーヴェンからピアソラまで徐々にテンポを上げ、快進撃を続けた楽しい演奏会でした。
ヴィオラの中恵菜さんは、新日フィルの首席に就任したばかりで、今日は就任記念コンサートなどと言っているファンもいましたね。
オーソドックスなベートーヴェンの1番から始まり、あくまでも軽快な「アメリカ」
そして今年生誕100年に当たるピアソラの「ブエノスアイレスの四季」は山中惇史さんの四重奏曲用に編曲されたもの。ピアソラの「ブエノスアイレスの四季」はピアソラ自身の演奏によるバンドネオンを中心とした五重奏ですがいろんな編曲版があるそうです。
若い演奏家の迫力に2時間がアッとい言う間でした。アンコールは同じピアソラの「リベルタンゴ」。彼らの楽器は宗次ホールのコレクションから貸与されたもので、よく鳴っていましたね!
それでは次はどこで聴けるかな?




MET オケと二期会の木下美穂子が東京ミッドタウンでコラボ演奏会

ニューヨークのメトロポリタンオペラ、オーケストラメンバーと東京二期会の木下美穂子がリモートコラボレーションコンサートを開きました。
コロナ禍により劇場が閉鎖・一時解雇の状態にあり経済的に困窮しているMET Orchestra Musiciansのサポートの一環としてMOMメンバーと東京二期会のオペラ歌手木下美穂子によるリモートコラボレーションコンサートです。


プッチーニ 蝶々夫人「ある晴れた日に」
ヴェルディ オテロ「アヴェ・マリア」
ドヴォルザーク ルサルカ「月に寄せる歌」

玉川高島屋のガーデンアイランド

観葉植物の鉢やもろもろを買いに、玉川高島屋に隣接するガーデンアイランドに行ってきました。
4階建ての屋上に「プロトリーフ」という都内最大級の園芸店があり、そこで買い物をしたあと植物を見ながらランチをいただくことに。

「ブッフェ ザ・ヴィラ」

「ブッフェ ザ・ヴィラ」は、家族や、ママ友と楽しめる気軽なビュッフェ形式のレストランです。二子玉川の高島屋近辺では、家族連れや、友達と楽しめるレストランが多いですね!
さて、平日ランチは1958円でもうお腹いっぱいになります。
お料理は、イタリアンカジュアル料理をベースにした欧風料理、アジア料理、和食それからサラダバーが充実しています。デザートもアイスクリームから小さなケーキ類がサラッといただけます。帰り気をつけて運転をしなければ!

父の日プレゼント

父の日プレゼントが届きました。
いつも注文しているお茶屋の伊藤久右衛門さんから宇治抹茶手延べそうめん、宇治抹茶そば、宇治抹茶生水ようかん、宇治抹茶きなこのクルミ餅、宇治抹茶クッキー、宇治抹茶かぷちーの、宇治抹茶せんべいを詰め合わせた箱が届きました、娘が注文してくれました。
今日は茶そうめんかしら?

辻彩奈 ヴァイオリン・リサイタル

6月15日(火)第394回鵠沼サロンコンサートは、今超売れっ子のヴァイリン・辻彩奈さんです。
コロナ禍で外人演奏家がなかなか日本で演奏できない中、先日は日本フォルとシベリウスを、都響とはサンサーンス、日本中のオーケストラと共演し、ヴァイオリン・リサイタルもいろんなところで催している超お忙しい方なんです。
彼女は1997年岐阜生まれ、2016年モントリオール国際音楽コンクールで第1位、併せて5つの特別賞を受賞し、2017年には出光音楽賞を受賞してるまだ20代前半のヴァイオリニスト。

《辻彩奈 ヴァイオリン・リサイタル》
モーツァルト/ヴァイオリン・ソナタ第25番ト長調K301
モーツァルト/アダージョ ホ長調K261
モーツァルト/ヴァイオリン・ソナタ第28番ホ短調K304
     ~休憩~
ショーソン/詩曲 作品25
ラヴェル/ツィガーヌ
ラヴェル/ヴァイオリン・ソナタト長調
 ヴァイオリン/辻彩奈
 ピアノ/大越崇史

ここで演奏するアーティストは皆さん“非常に緊張する”と言います。
観客と1メートルの近さですからと彼女も言っていました。
でも凄いです!完全に自分の世界に入っていて、息遣いとともに緊迫した音楽空間を作ってしまいます。
初めのモーツァルトから一転して、フランスものへ
ショーソンの詩曲25は、ロシアの文豪ツルゲーネフの「勝ち誇る愛の歌」という短編小説から創を得た「愛の曲」で、そこここに切ない「愛」が感じられます。
ラヴェルのツィガーヌは、このサロンでもお馴染みのジプシー風の激しい曲で、2016年に小林美樹さんで、2018年にフランチェスカ・デゴさんで聴きましたが、勝るとも劣らない激しさです。このサロンの醍醐味ですね!
最後は同じラヴェルのヴァイオリン・ソナタ ト長調の2楽章はジャズの影響を受けてブルース調、ガーシュインの「サマータイム」に似たフレーズから始まります。
アンコールは同じラヴェルからハバネラ形式の小品。

感動!感動!の一夜でした。

 

 

京都市交響楽団 第11回名古屋公演

広上マエストロの京響名古屋公演、去年の予定が今年の5月22日に延期となり、緊急事態宣言中にも拘らず行ってきました。
名古屋にも緊急事態宣言が発令され、急激に感染者数が増えている真っ只中でしたが、当日券はなしというくらい結構の人が聴きにきていました。

シベリウス/交響詩「フィンランディア」
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲
     ~休憩~
シベリウス/交響曲第2番
 指揮/広上淳一
 ヴァイオリン/三浦文彰
 コンサートマスター/会田莉凡

シベリウス特集となった今回の広上マエストロの公演、最初の「フィンランディア」の出だしから魂を揺さぶるような音の連続でした。日本クラシック劇場のトップスリーの一つ愛知県芸術劇場大ホールで奏でられる演奏は、広上マエストロと京都交響楽団が15年近くを共にした結晶なのかしら、やっぱり天才ですね!
すっかり大人になった三浦文彰のヴァイオリン協奏曲のアンコールは、同じシベリウスの「水滴」
そして最後は最も有名なシベリウス2番です。
アンコールは、「悲しきワルツ」な・なんという演奏でしょうか?
レクイエムのようにしみじみと始まり、しばらくすると踊り出したくなるような優雅なワルツになる。今まで聴いてきた「悲しきワルツ」とは全然違った、全身全霊を込めた演奏でした。
思わず主人と顔を見合わせてしまいましたが、やはり良い演奏会は、現場で見て聴いてみなければわからない!


名古屋でJR東海の“おもてなし”

前から予定してあった名古屋で京都交響楽団の演奏会が5月22日にあり、JR東海ツアーズの1day名古屋で行ったのですが、往復17600円の料金プランの上に2000円のクーポンが付いていて名古屋駅付近のレストランで使える隠れ 「go to travel」のサーヴィスを受けました。
名古屋駅の高島屋の上、JRセントラルタワーズには12階、13階とレストラン街があり、名古屋名物から京都のお店など全国の美味しいお店が揃っています。
まずは「星乃珈琲店」でケーキとコーヒーを、それから「花の茶屋・両口屋是清」できしめんセットをいただきました。
新幹線も、レストランも人が少なくてコロナに安全な1日でした。
帰りの新幹線では、高島屋で買った柿安のお弁当をゆったり食べながら。

名駅レストラン街とオアシス21あたり

飯守泰次郎 傘寿記念 ワーグナー「ニーベルングの指環」

上野の森にて、ワーグナー「ニーベルングの指環」ハイライト特別演奏会がありました。
飯守泰次郎マエストロの80歳記念演奏会でもあり、最後には世界トップの歌手たちの合唱で “Happy Birthday To You”の贈り物もあったんです。
今回の演奏会のためバイロイト祝祭劇場総監督で演出家のカタリーナ・ワーグナー氏が本公演名誉監督を引き受けてくださり、バイロイト祝祭劇場やウィーン国立歌劇場の「ニーベルングの指環」に出演したトマーシュ・コニェチュニーやステファン・グールド、ダニエラ・ケーラーなどバイロイト音楽祭のスターたちが出演する世界水準のスケールを誇る演奏会となりました。
そのためでしょうか、指揮者の井上道義や高関健それに音楽批評家たちも聴きに来ていたようです。
最後はスタンディングオベイションと拍手が鳴り止まず何度も何度も舞台に出てくる飯守マエストロは、足が少しお悪いにもかかわらず、巨匠の風格と実力が滲み出ていました。
このような演奏会に参加できて本当に光栄なことですし、ウィーン国立歌劇場のライブストリーミングで「ラインの黄金」を観ておいて良かったとつくづく思いました。

《飯守泰次郎 傘寿記念》
序夜「ラインの黄金」より
-序奏~第1場「ヴァイア! ヴァーガ!」~アルベリヒの黄金強奪(ラインの乙女たち、アルベリヒ)
-第4場 神々のヴァルハラへの入場(管弦楽)
第1日「ワルキューレ」より
-第3幕第1場 ワルキューレの騎行(管弦楽)
-第3幕第3場 ヴォータンの別れと魔の炎の音楽「さらば、勇敢で素晴らしい娘よ!」(ヴォータン)
     ~休憩(30分)~
第2日「ジークフリート」より
-第1幕第3場 ジークフリートの鍛冶の歌「ホーホー! ホーハイ! 鎚よ、丈夫な剣を鍛えろ!」(ジークフリート、ミーメ)
-第2幕第2場 森のささやき(管弦楽)
-第3幕第2場 「上の方を見るがよい!」(さすらい人、ジークフリート)
-第3幕第3場 「太陽に祝福を! 光に祝福を!」(ブリュンヒルデ、ジークフリート)

     ~休憩(30分)~
第3日「神々の黄昏」より
-序幕より 夜明けとジークフリートのラインへの旅(管弦楽)
-第2幕第3場 「ホイホー!」~第4場「幸いなるかな、ギービヒ家の御曹司!」(ハーゲン、男声合唱)
-第2幕第5場 「ここに潜んでいるのはどんな魔物の企みか?」(ブリュンヒルデ、ハーケン、グンター)
-第3幕第2場 「それから小鳥は何と?」~ジークフリートの死と葬送(ジークフリート、ハーゲン、グンター、男声合唱)
-第3幕第3場 ブリュンヒルデの自己犠牲「太い薪を積み上げよ」(ブリュンヒルデ、ハーゲン)
 管弦楽/東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
 指揮/飯守泰次郎
 名誉監督/カタリーナ・ワーグナー
 ブリュンヒルデ/ダニエラ・ケーラー
 ジークフリート/シュテファン・グールド
 アルベリヒ、ヴォータン、さすらい人、グンター/トマス・コニェチュニー
 ハーゲン/妻屋秀和
 ミーメ/高橋淳
 ヴォークリンデ/増田のり子
 ヴェルグンデ/金子美香
 フロースヒルデ/中島郁子
 男声合唱/ワーグナー特別演奏会合唱団
 合唱指揮/藤丸崇浩
 

ウィーン国立歌劇場「エフゲニ・オネーギン」

5月19日からコロナウイルスの影響で休演していたウィーン国立歌劇場の公演が始まりますが、始まるまではアーカイブを放映してくれています。
今日は、見逃していたチャイコフスキーの「エフゲニ・オネーギン」を観てみることにしました。
そしてチャイコフスキーのオペラの素敵なアリアの数々を聴くことができました。
最近、無観客でプレミエ公演をした「ファウスト」で熱演していたニコール・カーが、タチアーナ役で出ていることもあって。

タチアーナ/ニコール・カー Nicole Car
エフゲニ・オネーギン/アンドレ・シューウェン Andre Schuen
レンスキー/ボグダン・ヴォルコフ Bogdan Volkov
グレーミン侯爵/ディミトリー・イヴァシュチェンコ Dimitry Ivashchenko
オリガ/アンナ・ゴルヤチョヴァ Anna Goryachova
ラーリナ/ヘレーヌ・シュナイダーマン Helene Schneiderman
フィリピエヴナ/ラリッサ・ディアトコヴァ Larissa Diadkova
トリケ/(ミコラ・エルディク Mykola Erdyk)
陸軍大尉&ザレツキー/ダン・パウル・ドゥミトレスク Dan paul Dumitrescu
指揮/トマーシュ・ハヌス Tomas Hanus
演出/ドミトリー・チェルニャコフ Dmitri Tcherniakov
衣装/マリア・ダニロヴァ Maria Danilova
照明/グレブ・フィルシュティンスキー Gleb Filshtinsky

ロシアの国民的詩人プーシキンの韻文小説「オネーギン」をもとに、チャイコフスキーが作曲したオペラ「エフゲニ・オネーギン」は、1879年3月17日に世界初演を果たした。
モテ男のオネーギン(アンドレ・シューウェン)は、夢見がちな田舎娘のラブレターに、若く夢見がちな時代はあっというまに過ぎ去ってしまい人生は夢想した通りには決してならないと諭します。
オネーギン役のアンドレ・シューウェンは1984年生まれのイタリア人ですから30代後半でしょうか、長身で素敵なバリトンです、最後旅から帰って舞踏会でタチアーナに久しぶりに出会い、本当にタチアーナを愛していると分かったオネーギンの狂ったような行動が素敵でした、注目の歌手ですね!
「ファウスト」に出たタチアーナ役のニコール・カーも良かったですね。最後伯爵夫人としての落ち着きは「オネーギンを愛しているけど、結婚生活には向かないのよ」と言っている、女性一般の意見を述べてくれています。
第3幕の初めの華麗なポロネーズや、ロシアの自然を歌った合唱や重唱は本当に良いものですね!ロシア語のあのくちゃくちゃした発音が好きではなかったんですが、ロシアのオペラを見直しましょうか。

オネーギン役を歌った、イタリア生まれのドイツリートを得意とするバイトン歌手アンドレ・シューウェン (Andre Schuen)が、ロンドンのウィグモア・ホールでリサイタルを開いた時のyoutube がありますのでご覧ください。
強い声でありながら重すぎずいい感じ、「ドン・ジョバンニ」が聴きたい!