今日は麻婆豆腐を作ってみました。
グラインドボーン「ルサルカ」
グラインドボーンは、グラインドボーン フェスティバル 2023の開幕を記念して、ドヴォルザークの「ルサルカ」を無料ストリーミングしています(5月21日〜6月5日まで)。ウィーンでも演ったばかりの「カルメル修道女の対話」をこの夏サリー・マシューズ主演で演るためなんですが、まずはサリー・マシューズの水の精「ルサルカ」を観てみましょう。そしてグラインドボーンの「カルメル修道女の対話」は、奇才のバリー・コスキーが演出をするそうです、楽しみです。
キャスト
サリー・マシューズ Sally Matthews (ルサルカ)
エヴァン・リロイ・ジョンソンEvan LeRoy Johnson (王子)
パトリシア・バードンPatricia Bardon (ジェジバ)
指揮者:ロビン・ティチアーティ Robin Ticciati
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 London Philharmonic Orchestra
2019年公演
2022年5月の月間最優秀オペラに選ばれました。
ヨシポヴィッチ「レノン」
元クロアチア大統領であった、イヴォ・ヨシポヴィッチ(1957年8月28日生)が作曲した「レノン」が、クロアチア国立劇場で2023年5月26日に公演されストリーミング放映されました。
「レノン」は、英国で最も有名なビートルズのメンバーのジョン・レノンのことで、1980年12年8日ニュー・ヨークの自宅の入り口で銃撃された。ジョン・レノンの運命に興味をそそられた元大統領で、同時に作曲家としてもキャリアを積んできたヨシポヴィッチは台本作家マリーナ・ビティと共に、ビートルズの最後の日々を中心にオペラを作り上げた。
ウィーン国立歌劇場「カルメル修道女の対話」
ウィーン国立歌劇場は、プーランクの「カルメル修道女の対話」を、ライブストリーミングしています。
5月25日から3日間ですので、皆様もサインインしてご覧ください。
フランス革命末期の暴力の嵐に巻き込まれた修道女たちの実話です。ド・ラ・フォス侯爵家の娘ブランシュ役にニコール・カーが神経質なため俗世間では生きてゆけない修道女を演じます。
18世紀のフランス革命時、革命派によって特権階級だった、キリスト教聖職者が弾圧されされた際、革命派に従わず信仰を貫いたため、ギロチンに処せられた16人の修道女の史実に基づいています。
ラストのシーンで、修道女たちが聖歌を歌いながら一人づつ断頭台の階段を登ってゆき、美しい聖歌と共に“ザクッ”というギロチンで首を落とされる音が16回聞こえるのは、ゾッとしますね。最後はブランシュが聖歌を引き継ぎながら途絶える。
劇中で用いられる聖歌
- 墓よりラザロを蘇らせし御方:第2幕第1場。
- アヴェ・マリア:第2幕第2場。
- アヴェ・ヴェルム・コルプス:第2幕第4場。
- サルヴェ・レジーナ:第3幕第4場。
- 来たり給え、創造主なる聖霊よ(en:Veni Creator Spiritus):第3幕第4場。
ブリテン「ねじの回転」
ヘンリー・ジェイムスの「The Turn of the Screw ねじの回転」をベンジャミン・ブリテンがオペラにしました。
人里離れた田舎のお屋敷に、孤児のフローラとマイルズのために新しく家庭教師がやって来るが、家庭教師はその家に住む奇妙で恐ろしい霊から子供達を守るために戦わなければならない。目に見えないものと戦う心理戦のようなもの、さあどうなりますでしょうか。
イタリアのテアトロ・レッジョ・エミリアにて2023年5月21日にライブ・ストリーミングされました。
ある屋敷に宿泊した人々が、百物語のように一人ずつ怪談を語る。題名の「ねじの回転」はその中の「一ひねり利かせた話が聞きたい」という台詞からとられている。「幽霊話に子どもが登場することで話のねじにひとひねり加える効果があるというなら、子どもが二人になれば?」「二ひねりになるじゃないか!」
というところから「ねじの回転」という題ができたらしいのですが、当時の文学の「意識の流れ」的なものから、
今度は、ブリテンがオペラとして取り上げてから、もう一ひねりも二ひねりもしたものになっている。ブリテンは同性愛者なのは有名で、初演のクイント役はテノールのピーター・ピアーズというブリテンのお相手ですよね。
すると謎は解けてゆくような気がします、最近で言われているLGBTとか小児性愛とか。
このオペラは、全2幕、各8場の間に短い間奏曲が15あり、The JourneyがテーマでThe Welcome 、The Letter、The Tower、The Window、The Lesson、The Lake、At Night、Colloquy and Soliloquy、The Bells、Miss Jessel、The Bedroom、Quint、The Piano、Flora、Milesと変奏((回転)しながら進む。
インキネン最後の演奏会
日本フィルは、ピエタリ・インキネンの首席指揮者として最後の演奏会を5月21日日曜日の午後サントリーホールで行いました。
シベリウスの「タピオラ」とベートーヴェンの「第九」が演奏され、
その後近くのANAインターコンチネンタルホテル東京でお別れパーティが開かれました。
残念ながら最後になってしまったインキネンとの演奏会ですが、演奏スタッフと共にインキネンは会場の隅々まで回って写真を取り合うなど和やかな雰囲気の中で2時間ほどのパーティーを終えました。
オッフェンバック「ホフマン物語」
メトロポリタン歌劇場のオッフェンバック「ホフマン物語」2015年の公演です。設定の字幕をを英語にするか自動翻訳で日本語にするかしてご覧ください。ウィーンの「ホフマン物語」ローヤル・オペラハウスの「ホフマン物語」
第一幕
第二幕
第三幕
ヴィットリオ・グリゴーロ(ホフマン)
ケイト・リンゼイ(ミューズ/ニクラウス)、
トーマス・ハンプソン(リンドルフ/コッペリウス/ドクター・ミラクル/ダペルトゥット)
エリン・モーリー(オリンピア)
ヒブラ・ゲルズマヴァ(アントニア/ステラ)
クリスティーン・ライス(ジュリエッタ)、トニースティーヴンソン (アンドレス / コシュニール / フランツ / ピティナッチョ)
デヴィッド ピットジンガー (ルーサー / クレスペル)
デヴィッド クロフォード (ヘルマン / シュレミル)
デニス ピーターセン (ナタナエル / スパランツァーニ)
オレシャ ペトロヴァ (アントニアの母親の霊)
メトロポリタン・オペラ
指揮者 – イヴ・アベル
演出 – バートレット・シャー
夏野菜のカレー
夏らしくなってきましたので、夏野菜のカレーを作ってみました。
サン=サーンス「ヘンリー八世」
今回珍しいサン=サーンスの「ヘンリー八世」を、ブリュッセルのモネ劇場が公演し、ストリーム配信してくれました。
ローマ・カトリックの権威に反して6回の結婚、2回の無効、2回の斬首、自身の教会の設立という悪名高きチューダー朝のイングランド王ヘンリー8世の物語ですが、結構長いオペラとなっており、言葉はフランス語で「アンリ8世」ともいう。
youtube ですので、字幕の英語をみながら楽しみましょう。
英国のエリザベス2世が崩御されて、5月6日にチャールズ英国王になられたばかりですが、英国王室のおどろおどろしい愛憎劇は凄いことになっている。
イタリアのガエターノ・ドニゼッティが「女王3部作」として「アンナ・ボレーナ」「マリア・ストゥルダ」「ロベルト・デヴェリュー」を発表していますが、ネトレプコやガランチャ、ジョイス・ディドナート、ソンドラ・ラドヴァノフスキーなど錚々たるメンバーが体当たりで挑んでいる。詳しくはこちらを。
オリヴィエ・ピィの演出ですが、彼は熱烈なカトリック信仰と自らの同性愛を演劇の力で結び合わせているフランスの劇作家で演出家で映画監督で俳優という肩書きですが、サン=サーンスの方は、カトリック信者ではありますが、作曲家、ピアニスト、オルガニストとして活躍する一方で、詩、天文学、生物学、数学、絵画に興味を持ち、音楽評論家として有名なので、もう少し普通に描いて欲しかったですね!舞台にいろんな登場人物が出て説明しすぎな感がありました。
たっぷり茶碗蒸し
具沢山のたっぷり茶碗蒸しを作りシェアして食べました。
夏には冷たくしてもいい!
ブリテン「真夏の夜の夢」
スウェーデン王立歌劇場が、ブリテンの「真夏の夜の夢」をオペラビジョンでストリミング配信してくれました。シェイクスピアの妖精の世界に行って皆様と楽しむことにしましょう。オベロンはカウンターテナーのロドリゴ・ソーサ・ダル・ポッツォ素晴らしいです。ブリテンといえば「The Turn of the Screw」(ネジの回転)も配信されますのでお楽しみに!