最近の演奏会

最近行った演奏会を忘れないために記録しておきます。

7月19日(火)
読響・第506回定期演奏会 サントリーホール
ヒンデミット/<さまよえるオランダ人>への序曲~下手くそな宮廷楽団が朝7時に湯治場で初見をした~(下野竜也編・弦楽合奏版、世界初演)
ヒンデミット/管弦楽のための協奏曲 作品38(日本初演)
~休憩~
ブルックナー/交響曲第4番(ハース版)
指揮/下野竜也
コンサートマスター/藤原浜雄
フォアシュピーラー/鈴木理恵子
ホールの正面パイプオルガン辺りに大きな時計が朝の7時を示していて、隣に〝ようこそ読響温泉へ〟
と立て看板が立ててある。
そして本来上手な読響が下手くそそうにワグナーの「さまよえるオランダ人」を演奏する。
この曲は弦楽四重奏用にヒンデミットが作曲したものを下野君が弦楽合奏用に編曲したものだそうです。

7月13日(水)
東京シティ・フィル第247回定期演奏会 東京オペラシティ・コンサートホール

ベートーヴェン/「コリオラン」序曲
ベートーヴェン/交響曲第2番(マルケヴィッチ版による)
~休憩~
ベートーヴェン/交響曲第5番(マルケヴィッチ版による)
指揮/飯守泰次郎
コンサートマスター/戸澤哲夫
ベートーヴェン交響曲全曲演奏シリーズ最後の演奏会です。
全く知り合いの出くわさない演奏会でしたが、終わってみるとスタンディングオベイションやブラボ-が鳴り止まず、
飯守泰次郎さんの風貌と演奏が見事にマッチした、最近の指揮者には見当たらないベートーヴェンでした。
これなら何処に持って行っても誇れますね。

7月9日(土)
二期会公演「トゥーランドット」 東京文化会館
トゥーランドット姫/横山恵子
王子カラフ/福井敬
リュウ/日比野幸
皇帝アルトゥム/田口興輔
ティムール/佐藤泰弘
ピン/萩原潤
パン/大川信之
ポン/村上公太
役人/小林昭裕
合唱/二期会合唱団、NHK東京児童合唱団
管弦楽/読売日本交響楽団
指揮/ジャンルイジ・ジェルメッティ
演出/粟國淳
今回はジェルメッティさんの指揮に圧倒され、プッチーニの才能に改めて涙してしまいました。

7月8日(金)
日本フィル・第632回東京定期演奏会 サントリーホール
ハイドン/交響曲第60番ハ長調「うつけ者」
ヒンデミット/交響曲「画家マチス」
~休憩~
R.シュトラウス/組曲「薔薇の騎士」
指揮/広上淳一
コンサートマスター/江口有香
ソロ・チェロ/菊地知也

シーズン終わりの演奏は、大好きな広上さんのハイドンとヒンデミットとR・シュトラウス
帰りは、カラヤン広場を「薔薇の騎士」のワルツをうたい踊りながら中華の「トゥーランドット」へ!
広上さんも来ていました。

7月5日(火)
東京フィル・第805回定期演奏会 サントリーホール
小倉朗/管弦楽のための舞踏組曲
モーツァルト/ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
~休憩~
ブラームス/交響曲第1番
指揮/大植英次
ピアノ/小曽根真
コンサートマスター/三浦章宏

東フィル100周年シリーズ、前身は名古屋松坂屋音楽隊だったようです。(うふっ)
ジャズピアノの小曾根真さんがモーツアルトを弾くのですが、ピアノは、YAMAHA
カデンツァは、自作のものでジャズ風。
とっても燕尾服が似合う、ワルツでも踊れそうな小曾根さんでした。
ブラームスは、大植さんらしく、重厚な演奏。

7月2日(土)
日フィル・第269回横浜定期演奏会 みなとみらいホール
ドビュッシー(ビュセール編曲)/小組曲
カントルーブ/「オーヴェルニュの歌」より
~休憩~
ホルスト/組曲「惑星」
指揮/広上淳一
ソプラノ/谷村由美子
女声合唱/東京音楽大学
コンサートマスター/物集女純子(もずめ・じゅんこ)(ゲスト)

日フィル・横浜定期も定期会員になって、シーズン終わりはやはり広上さん。
今回は谷村由美子さんのソプラノで、カントループ・オーヴェルニュの歌を聴くことができました。
1.第1集第2曲 バイレロ
2.第1集第3曲 三つのブーレ
3.第4集第6曲 カッコウ
4.第5集第7曲 きれいな羊飼いの娘
5.第4集第4曲 チュッ、チュ(しっ、静かに)
6.第3集第5曲 女房持ちは不幸せ
歌詞はオーヴェルニュ語で、日本語で言えば東北弁のようなもの
フランスに現在住んでいて、ご主人もフランス人という谷村さん(びわ湖ホール合唱団)と、びわ湖ホールの沼尻さんと広上さんとで、自然に決まったプログラムだそうです。
珍しい曲を聴くことができました。シーズン・ファイナル・パーティーには、谷村さんも広上さんも参加。

6月26日(日)
クァルテット・エクセルシオ第21回東京定期演奏会  東京文化会館小ホール
モーツァルト/弦楽四重奏曲第8番ヘ長調K.168
ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第11番ヘ短調作品95「セリオーソ」
~休憩~
チャイコフスキー/弦楽四重奏曲第3番変ホ短調作品30
クァルテット・エクセルシオ

ヴィオラの吉田有紀子さんの要望でチャイコの3番が選ばれたようです。

6月24日(金)
東京フィル・第803回定期演奏会 サントリーホール
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
~休憩~
ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」
指揮/三ツ橋敬子
ピアノ/横山幸雄
コンサートマスター/三浦章宏

去年アルトゥール・トスカニーニ国際指揮者コンクールで準優勝・聴衆賞をもらった三ッ橋敬子さんの指揮を見ることができました。

6月23日(木)
読売日響・第505回定期演奏会 サントリーホール
≪オール・ベートーヴェン・プログラム≫
ベートーヴェン/歌劇「フィデリオ」序曲
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
~休憩~
ベートーヴェン/交響曲第6番「田園」
指揮/パオロ・カリニャーニ
ピアノ/辻井伸行
コンサートマスター/藤原浜雄
フォアシュピーラー/小森谷巧

MET 2011-2012シーズン予定

今秋からのMETライブビューイング予定です。
新演出が続きます。
ネトレプコがドニゼッティーの「アンナ・ボレーナ」とマスネの「マノン」。
ルネ・フレミングがヘンデルの「ロデリンダ」を。
ナタリー・デセイが「椿姫」をうたいます。
新作のThe Enchanted Islandは、ダニエル・ドゥ・ニースが歌う、彼女はグラインドボーンの館の主と結婚したらしい。
2005年グラインドボーン音楽祭のヘンデル「ジュリオ・チェーザレ」で大成功をおさめ、それで結婚したのかな?
ともかくこの曲は、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」と「テンペスト」を合わせたストーリーに、ヘンデル、ラモー、ヴィヴァルディーのバロック音楽を組み合わせた新作オペラとのこと。 「アンナ・ボレーナ」には、エリーナ・ガランチャも出ます、お忘れなきよう。
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第1作 ドニゼッティ《アンナ・ボレーナ》MET初演 新演出
MET上演日 2011年10月15日
指揮:マルコ・アルミリアート
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
出演:アンナ・ネトレプコ、エリーナ・ガランチャ、スティーヴン・コステロ、イルダール・アブドラザコフ
第2作 モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》 新演出
MET上演日 2011年10月29日
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
演出:マイケル・グランデージ
出演:マリウシュ・クヴィエチェン、 マリーナ・レベッカ、ラモン・ヴァルガス、バルバラ・フリットリ、ジョシュア・ブルーム
第3作 ワーグナー〈ニーベルングの指環 第2夜〉 《ジークフリート》 新演出
MET上演日 2011年11月5日
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
演出:ロベール・ルパージュ
出演:ギャリー・レイマン、デボラ・ヴォイト、ブリン・ターフェル、パトリシア・バードン
第4作 グラス《サティアグラハ》
MET上演日 2011年11月19日
指揮:ダンテ・アンゾリーニ
演出:フェリム・マクダーモット&ジュリアン・クローチ
出演:リチャード・クロフト、ラシェル・ダーキン、キム・ジョセフソン、アルフレッド・ウォーカー
第5作 ヘンデル《ロデリンダ》
MET上演日 2011年12月3日
指揮:ハリー・ビケット
演出:スティーヴン・ワズワース
出演:ルネ・フレミング、コービー・ヴァン・レンズブルグ、ステファニー・ブライズ、アンドレアス・ショル
第6作 グノー《ファウスト》 新演出
MET上演日 2011年12月10日
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
演出:デス・マッカナフ
出演:ヨナス・カウフマン、アンジェラ・ゲオルギュー、ルネ・パーペ
第7作 The Enchanted Island(原題)新作オペラ 世界初演
MET上演日 2012年1月21日
指揮:ウィリアム・クリスティー
演出:フェリム・マクダーモット
出演:ダニエル・ドゥ・ニース、リゼット・オロペーサ、ジョイス・ディドナート、プラシド・ドミンゴ
第8作 ワーグナー〈ニーベルングの指環 第3夜〉《神々の黄昏》 新演出
MET上演日 2012年2月11日
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
演出:ロベール・ルパージュ
出演:デボラ・ヴォイト、ギャリー・レイマン、エリック・オーウェンズ、ヴァルトラウト・マイヤー
第9作 ヴェルディ《エルナーニ》
MET上演日 2012年2月25日
指揮:マルコ・アルミリアート
演出:ピエール・ルイジ・サマリターニ
出演:サルヴァトーレ・リチートラ、アンジェラ・ミード、ディミトリ・ホヴォロストフスキー、フェルッチオ・フルラネット
第10作 マスネ《マノン》 新演出
MET上演日 2012年4月7日
指揮:ファビオ・ルイジ
演出:ロラン・ペリー
出演:アンナ・ネトレプコ、ピョートル・ベチャワ
第11作 ヴェルディ《椿姫》
MET上演日 2012年4月14日
指揮:ファビオ・ルイジ
演出:ウィリー・デッカー
出演:ナタリー・デセイ、マシュー・ポレンザーニ
全世界注目の必見の11演目に、ご期待ください♪
※スケジュールは2011年2月18日現在、メトロポリタン歌劇場での上演予定日です。日本での上映は上演日から3週間後以降になります。また、キャストおよびスケジュールは、余儀なく変更されることがございます。上映日程・上映劇場等の詳細は順次公式HP・チラシ等でお知らせいたします。

我が家もLED照明

7月2日(土)
4月23日(土)、結構風が強くて雨が降った日、我が家は雨漏りがひどくて、見てもらったところ、
1年前に外壁を塗りなおした時、一部部品をつけ忘れたとのこと、そこから雨漏りがしたみたい。
外壁工事から30年保証が付いていたので、天井部分は旭化成が、そのほかの内壁は少し割引してくれるということで、
16畳分の内壁張替となりました。なんと新築から23年ぶりの内装改修工事です。
それでは、照明も古くなったからとLED照明にすることにしました。
近くのヤマダ電機に行ってLED照明を物色したのですが、品薄状態で下の2つしか現在残っていない。

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早速買ってきて、工事の人につけてもらいました。
リモコンで白色と暖色の切り替え、明暗の切り替えもできます。
これで10年くらい持つといわれました。
壁は真っ白なので、カーテンも替えることにしていますがいつになるでしょう。
とりあえず、遮熱効果のあるものにしたいと思っています。

ロイヤル・アスコット競馬 レディースディ

6月14日~18日は、イギリスのウィンザー城近くのアスコット競馬場では、ロイヤル・アスコットウイークが開催されました。
中日の16日(木)はレディース・ディで、今年もエリザベス女王やロイヤルファミリー、有名人がそれぞれのファッションや
帽子を身につけて来ていたようです。 (下に28枚写真があります)
http://gallery.sportinglife.com/Gallery_Detail/0,17732,13262_6992031,00.html
当日は雨が降ったようですが、鳥の帽子を被った若い女性たちは素敵ですね。
ブラック・スワンの帽子は、ナタリー・ポートマンみたいな美人だし、
白い鳩の帽子や、ピンクのフラミンゴ、など色とりどりです。
エリザベス女王は今日もピンクの装いですが、エプソム・ダービーの時とは違ってシックなピンクです。

今年のエプソム・ダービーはPour Moiが勝ち!

6月4日(土)にイギリスのエプソム競馬場でダービーが開催され、
フランスのプール・モア Pour Moi が勝ちました。Pour Moi は〝私のため〟英語で For Me 。
このレース、エリザベス女王の馬も出場しており、カールトン・ハウス Carlton House という名前で結構本命馬と言われていましたが、3着に終わりました。
もちろん女王も鮮やかなピンクのファッションでおいでになりました。 こちら (画像6枚目位)
ちなみに日本ダービーの勝ち馬は、オルフェーブル〝金細工師〟と言う意味のフランス語だそうです。今年を象徴する名前ですこと!
6月初めの土曜日がエプソム・ダービーですが、
ウインザー近くにあるアスコット競馬場で6月の第3火曜日から5日間、ロイヤル・アスコットウイークというのが開催されます。 今年は2011年6月14日~18日。
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このレースは、イギリス中が楽しみにしているイヴェントで、レースだけでなく女性のファッション、帽子が注目の的になります。特に木曜日の今年16日はレディース・デーで全国から集まった女性たちが風変わりでおしゃれな帽子とファッションを披露します。
有名人やロイヤルファミリーも多く出席しますので、日本でもHISなどがツアーを組んでいます。
な~んだかイギリス寄りになってきましたね この頃!

Slow Life

世の中少し後ろ向きになってきて、Slow Life なんて言葉がはやりそう。
我が家でも〝ゆっくり〟と、 日本茶 コーヒーのほかに中国茶とか紅茶を楽しむようになってきました。
今日、紅茶は  Williamson Tea  の Imperial Earl Grey で 、茶器は深川製磁のブルーチャイナ・シリーズ。
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〝ゆっくり〟のためなら、買って置いた茶器もどんどん出して Afternoon Tea をいたしましょう。

日フィル定期演奏会に美智子皇后様登場!

5月20日(金)
日フィル定期演奏会
今日の指揮は、日フィル桂冠指揮者の小林研一郎さん。
お得意のハンガリー出身の作曲家を揃えての演奏会です。
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バルトーク/管弦楽のための協奏曲
~休憩~
リスト/ピアノ協奏曲第1番
コダーイ/ガランタ舞曲
リスト/交響詩「レ・プレリュード」
指揮/小林研一郎
ピアノ/小山実稚恵
コンサートマスター/木野雅之
ソロ・チェロ/菊地知也
バルトークが終わって休憩に入ると、2階RBブロック辺りが何やら騒がしい。
RAブロックに報道カメラマンが数人ライトを点けて待っているので何だろうと思った時、
美智子皇后陛下が、ふわっと現れて皆さんに手を振っている。
辺りが一瞬華やかな雰囲気に包まれて、皆さん拍手です。
声をかける人もいました。
リストのピアノコンチェルト、小山実稚恵さんも緊張した面持ちで演奏を始めましたが、
次のコダーイも、リストも何か不思議な力に導かれて素晴らしい演奏になったような気がしました。
美智子皇后様のおかげでしょうか。
ちなみに美智子様と小林研一郎さんとは、個人的な関係で今日の演奏会鑑賞となったようです。
何かの会で「コバケン」がいつものようにピアノを弾きながら解説などをして、美智子様が〝今度ぜひ演奏会に行きたい〟で
今日の運びとなったようです。
小林マエストロの幅広い交友関係が窺えますね!

久しぶりの大森「京華飯店」

5月16日(月)
コナミスポーツクラブ大森山王がこの5月31日で終了となるので、大森の「京華飯店」にて、太極拳の先生と大森山王の人たちとお別れ会をしました。  生徒さん10名くらいが集まりました。
前菜は、ピータン、クラゲ、なす、蒸し鶏など
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エビとアスパラの炒め物、エビがぷりぷりして美味しい!        春巻きとエビのすり身を塗った揚げパン
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カシューナッツと鶏と筍の炒め物                     チャーハン
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スープ                       タピオカと杏仁豆腐のデザート
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これに飲み物が付いて一人3000円でした。

予算に応じてメニューを作ってくださるそうです。皆様もどーぞ!

今日から連休の始まり!

4月29日(金)
今日から連休の始まり。
イギリスでは、ウイリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式が日本時間で今日の夜、行われますね!
ともあれ、とっても気持ちがいいので散歩です。
品川区民公園の藤が満開です。
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アゲハチョウと菜の花
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ジャコウアゲハ
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ツツジもきれいですね!
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ピンクのハナミズキを下から撮ってみると。
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筍が届いた!

4月23日(土)
知り合いからタケノコが届いた。
毎年のことだけれど、そそくさと茹でたり天ぷらにしたりして楽しんでいる。
今週は演奏会で忙しくこの週だけでも3回サントリーホールに出かけているので、
茹でておいたタケノコをもう一度お料理して写真に写してみました。
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若竹煮
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筍ご飯
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筍ハンバーグ
今年は、薄口しょうゆで上品に味附けしました。
どれもこれもおいし~ぃ 筍料理。
また来年もよろしくね!

京響第544回定期演奏会

3月25日(金)京都1日目

京響544回定期演奏会
ショスタコーヴィチ/バレー組曲第一番
ブルッフ/スコットランド幻想曲op.46
~休憩~
ヒンデミット/交響曲「画家マティス」
指揮/広上 淳一
ヴァイオリン/シン・ヒョンス
コンサートマスター/泉原 隆志
広上さんによれば、ショスタコーヴィチも、ヒンデミッドも不遇時代を生きた人だった。
ショスタコーヴィチが書いたバレエ音楽は全3曲で、「黄金時代」「ボルト」「明るい小川」、
ショスタコーヴィチの古くからの友人作曲家のレヴォン・アトヴミヤンがバレエ音楽や演劇のための音楽から21曲抜粋して、4曲の組曲を編纂し、この第一番は「明るい小川」を中心に選ばれた6曲からなる。
第1曲「抒情的なワルツ」、第2曲「ダンス」、第3曲「ロマンス」、第4曲「ポルカ」、第5曲「ワルツ~スケルツォ」、第6曲「ギャロップ」、第1曲はジャズオーケストラのための組曲第1番の「ワルツ」の編曲で広上さんでよく聞いたことがあります。
ブルッフの「スコットランド幻想曲」は正式には、「スコットランドの民謡を自由に用いた、ヴァイオリン独奏と弦楽器とハープのための幻想曲」で、実質的にはヴァイオリン協奏曲です。シン・ヒョンスさんのヴァイオリンがロマンチックで美しい旋律を奏で、所々にスコットランドの古い民謡が用いられている。
ヒンデミッドの「画家マティス」は、同名のオペラに先駆けて、一部を紹介する形で、3楽章のオーケストラ曲に編曲されたもので、 ユダヤ人ではなかったが、ナチスとの衝突が決定的になった事件のきっかけとなった曲。
重厚な音がホールいっぱいに広がる。