ラボ・エクセルシオ

5月9日(土)

ラボ・エクセルシオ新章Ⅳ
ファーストヴァイオリンの西野ゆかさんが、腕を痛め今年1年静養することになり、
小林朋子さんが(サントリー室内楽アカデミーの第一期生)代演となります。

スカルソープ/弦楽四重奏曲第15番
猿谷紀郎/アイテールの貪欲
~休憩~
バルトーク/弦楽四重奏曲第1番
クァルテット・エクセルシオ

演奏会場が、隅田川沿いにある金色の「炎のオブジェ」、アサヒ・スーパードライホール

作曲者・猿谷紀郎さんと渡辺和さん、セカンドの山田桃子さんでプレトークがあり、猿谷さんのどこまでも続く面白いお話は、ゆっくりと聞いてみたい。
アイテールはエーテル、伊勢神宮の「式年遷宮」とか鼓童とのコラボレーションで坂東玉三郎が芸術監督とかいろいろあります。

スカルソープは、オーストリアのタスマニア出身、全編に鳥の囀りでアジア的。

日本フィル・第669回東京定期演奏会

4月24日(金)

インキネンさん日本フィルの次期首席指揮者に就任が決まりました。
おめでとうございます。また九州公演に行くかな?とかヨーロッパ公演もありかな?
とかいろいろ妄想が広がります。

ブラームス/ピアノ協奏曲第1番
~休憩~
ブルックナー/交響曲第7番(ハース版)
指揮/ピエタリ・インキネン
ピアノ/アンジェラ・ヒューイット
コンサートマスター/ヴェサ=マッティ・レッペネン(ゲスト)
フォアシュピーラー/千葉清加
ソロ・チェロ/菊地知也

ピアニストのアンジェラ・ヒューイットが弾くのはファツィオーリというイタリア製のピアノで、
金属的なキンキンした音はまったくなく柔らかい木の音が心地よい。
ブルックナー7番は、スッキリ早めかと思ったら、重厚で壮大なものでした。
インキネンのブルックナー7番は結構長い上に、帰りは音友と中華でお祝いしたので、
駐車料金はカンブルランの時より遙かにお高いものとなりました。

 

日本フィル・第306回横浜定期演奏会

4月18日(土)

インキネンのオールシベリウスで、作曲者生誕150周年記念コンサート。

シベリウス/組曲「カレリア」
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲
~休憩~
シベリウス/組曲「レンミンカイネン」
指揮/ピエタリ・インキネン
ヴァイオリン/三浦文彰
コンサートマスター/扇谷泰朋
フォアシュピーラー/千葉清加
ソロ・チェロ/菊地知也

今季からプレトークがホワイエでなくて演奏会場で座りながら聴くことが出来るので、
とっても楽です。 少し早目にいけば貴重な情報が入りますよ。
今日は奥田佳道さんが担当でした。

組曲「カレリア」は、≪間奏曲≫、≪バラード≫、≪行進曲風に≫の3部形式、
最初ゆっくりしたテンポで、最後がアンコールでも有名な行進曲風です。

ヴァイオリン協奏曲は今ピカイチの三浦君、インキネンもバイオリニストだったので、
あ・うんの呼吸で響き合います。

最後の組曲「レンミンカイネン」は、初演の時の順番「レンミンカイネンと乙女たち」→「トゥオネラのレンミンカイネン」→「トゥオネラの白鳥」→「レンミンカイネンの帰郷」で演奏されました。

日本フィル・第212回サンデーコンサート

4月12日(日)

池袋の東京芸術劇場コンサートホールにて

ブラームス/ドイツ・レクイエム
指揮/広上淳一
ソプラノ/中嶋彰子
バリトン/河野克典
合唱/パイオニア合唱団
コンサートマスター/物集女純子(ゲスト)
フォアシュピーラー/齋藤正和
オルガン/長井浩美

主役が合唱で今回はパイオニア合唱団。
アマチュア合唱団ですが、これまで何度か日フィルとは共演しているそうです。
声も身体もひと回りビッグになった中島彰子さんとっても素敵でした。

読響・第547回定期演奏会

4月10日(金)

新シーズンは、首席指揮者・カンブルランのブルックナーで始まります。

リーム/厳粛な歌―歌曲付き(日本初演)
~休憩~
ブルックナー/交響曲第7番(ノヴァーク版)
指揮/シルヴァン・カンブルラン
バリトン/小森輝彦
コンサートマスター/小森谷巧
フォアシュピーラー/長原幸太

ブルックナーの前にリームの「厳粛な歌」があったのですが、いつもより早め駐車料金も少なめの最速のブルックナーでした。
カンブルランさんらしく、スマートで明るいブルックナー。

京響・広上 スプリング・コンサート

4月5日(日)

ちょうど桜の開花頃に、京響・広上さんのスプリング・コンサートがあるというので、出かけました。

京都コンサートホール  14:00~

アンダーソン/舞踏会の美女
宮川彬良編曲/ファンタジック!「白雪姫」~歌とほほえみを・ハイホー・いつか王子様が~
デュカス/交響詩「魔法使いの弟子」
~休憩~
リムスキー=コルサコフ/交響組曲「シェエラザード」第1楽章「海とシンドバッドの船」
ラヴェル/亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル/ボレロ
指揮/広上淳一
コンサートマスター/渡邊穣
プロジェクト・マッピング製作/ART COMPLEX

春休みの日曜日ということで、子供たちもたくさん来ていました。
プロジェクト・マッピングをP席と天井に映し出しての「ボレロ」は皆びっくりするほどで、アンコールは、シュトラウスのラデツキー行進曲。

お客さんが帰ろうとした時、ちょっと待ってと団員も知らされていないサプライズがあり、実は「第46回サントリー音楽賞」を4月1日にもらったと、速報を伝えてくれました。先に、第27回ミュージック・ペンクラブ音楽賞オペラ・オーケストラ部門をもらっているので,二重の喜びですね。
〝700億万円もらって全部がっぽり、・・うそ・うそ・と〟本当にうれしそうで・・・一曲と、
「黒田官兵衛」を書いた菅野祐悟さんのピアノ曲「感謝」を広上さん自身の演奏(電子ピアノ)で聴かせてくれました。

雨も降っているし、疲れたので今日のホテル・グランドプリンスホテルへ、
外国人には、無形文化遺産になった日本食のほうに人気があるらしく、ホテルのレストランはフレンチの「ボーセジュール」しか空いていませんので、仕方なくフレンチを?

フレンチ2

次の日は、下賀茂神社や相国寺の承天閣美術館「伊藤若冲と琳派の世界」をみてきました。

下賀茂神社は、鴨長明の実家のようなもの: 行く川のながれは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。

で始まる「方丈記」はこの辺りの賀茂川かしらと思いながら。

下に「京都さくらよさこい」の若者の写真と下賀茂神社の写真などアップします。

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その時のyoutube「京はさくらさく」も見てね!

日フィル・第668回東京定期演奏会

3月20日(金)

後期シーズンスタートは、ラザレフの≪SeasonⅢショスタコーヴィチ2≫

ショスタコーヴィチ/ピアノ協奏曲第2番
~休憩~
ショスタコーヴィチ/交響曲第11番
指揮/アレクサンドル・ラザレフ
ピアノ/イワン・ルージン Ivan Rudin
コンサートマスター/木野雅之
フォアシュピーラー/千葉清加
ソロ・チェロ/菊地知也

ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲は、1982年生まれのイワン・ルージン君。
若いのに、モスクワの国際音楽祭「アルスロンガ」で芸術監督を務めているという実力の持ち主。
飄々としているのに、すごいテクニックです。
ユージン君のアンコールは、プロコフィエフの第7ピアノソナタの第3楽章。

次のショスタコーヴィチ交響曲11番≪1905年≫はステージの中にたくさんのマイクが入りテレビ収録とCD録音が行われる物々しい雰囲気がありました。
演奏も、弱音から大爆音まで駆使してダイナミックの中にも計算尽くされたもの。
後々、あの演奏聴いててよかった・・・と思い出しそう。

エヴァ・メイ モーツァルトを歌う

3月19日(木)

読響・サントリーホール名曲シリーズ
イタリアを代表するソプラノ歌手、エヴァ・メイさんの歌を聴こうとやって来ました。

モーツァルト/交響曲第38番ニ長調K504「プラハ」
モーツァルト/演奏会用アリア「あわれ、ここはいずこ」K369
モーツァルト/演奏会用アリア「うるわしい恋人よ、さようなら」K528
~休憩~
モーツァルト/歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲
モーツァルト/歌劇「皇帝ティートの慈悲」~“夢に見し花嫁姿”
モーツァルト/歌劇「イドメネオ」~“オレステとアイアスの苦しみを”
モーツァルト/交響曲第35番ニ長調K385「ハフナー」
指揮/ジェラール・コルステン
ソプラノ/エヴァ・メイ
コンサートマスター/長原幸太
バセットホルン/藤井洋子

まずシルバーグレイのような、白髪のふさふさした髪の毛で現れたエヴァ・メイにびっくりしました。
それ以外は若々しく美しくナイスプロポーションの持ち主なのでファッションの一部かまたはオペラの役柄と思ったくらい。
そもそも藤原歌劇団の「椿姫」を見て以来のファンです。
今回はご主人の指揮者ジェラール・コルステンと一緒。
堂々としていてしかもチャーミングなメイですが、13日の大阪の公演は、急病で16日に変更しているらしく、初めは調子がいまいちだったのですが、バセットホルンの藤井さんとメイさんコルステンさんと舞台に登場し、ティートのアリアが始まるといつもの迫力のある歌声を聴くことが出来ました。

そしてアンコールは、「後宮よりの逃走」からブロントヘンのアリア「何という喜び、なんという楽しみ」でした。

 

クァルテット・プラス

3月15日(日)

クァルテット・エクセルシオの結成20周年記念コンサート最後は、クァルテット+(プラス)。
弦楽四重奏に優れたゲストをお迎えして、いつもはあまり聞くことが出来ない曲を演奏してくれます。

ハイドン/弦楽四重奏曲第38番変ホ長調作品33-2「冗談」
シューベルト/ピアノ五重奏曲イ長調作品114「ます」
~休憩~
チャイコフスキー/弦楽六重奏曲二短調作品70「フィレンツェの想い出」
クァルテット・エクセルシオ
ピアノ/小坂圭太
コントラバス/石川滋
ヴィオラ/柳瀬省太
チェロ/遠藤真理

客席もほぼ満席
ハイドンの「冗談」が終わると
シューベルトの「ます」、ピアノ(小坂圭太)とコントラバス(石川滋)が加わって山田百子はお休み。
皆さんが大好きだけどあまり聞けない曲、素敵でした。
最後は、チャイコフスキーの「フィレンツェの思い出」、四重奏の4人とヴィオラに読響の柳瀬省太、チェロに遠藤真理を加えて6人の迫力ある演奏でした。

日本フィル・第305回横浜定期演奏会

3月14日(土)

首席指揮者・ラザレフを迎えて後期シーズンの幕開けです。
プレトークは、奥田佳道さん。

チャイコフスキー/バレエ音楽「眠れる森の美女」(ラザレフ版)
~休憩~
ムソルグスキー(ラヴェル編曲)/組曲「展覧会の絵」
指揮/アレクサンドル・ラザレフ
コンサートマスター/千葉清加
フォアシュピーラー/九鬼明子
ソロ・チェロ/菊地知也

眠れる森の美女はラザレフ版
①序奏とリラの精 ②パ・ドゥ・カトル(宝石の精たちの踊り) ③長靴をはいた猫と白い猫 ④パ・ドゥ・カトル(4人の踊り) ⑤グラン・パ・ドゥ・ドゥ アダージョ(デジレ王子、オーロラ姫) ⑥パノラマ ⑦ワルツ ⑧アダージョ パ・ダクシオン。

展覧会の絵の後は、
アンコール、ラザレフ自身が観客に向かって‘やせいのくま’と叫びました。
エルガーが子供の演劇のために書いた「野生の熊」。

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