クァルテット・エクセルシオと小山実稚恵

1月29日(土)
クァルテット・エクセルシオのクァルテット・プラスシリーズが始まり、今日の共演は、ピアノの小山実稚恵さんです。
トリトンの第一生命ホールは、満員?です。 すごい!
まず、1Fの翆江堂で予約してあった《苺大福》を買って会場へ・・・

霧が峰 052-3

ボロディン/弦楽四重奏曲第2番
リゲティ/弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」
~休憩~
シューマン/ピアノ五重奏曲
クァルテット・エクセルシオ
小山実稚恵(ピアノ)
ボロディンの弦楽四重奏曲2番、1楽章、3楽章など有名で誰でも知っている曲なので、ゆったりと聴けました。
本当に素晴らしい!
現代もののリゲティが面白かった。「夜の変容」って言う題が付いている結構長い曲ですが、全然飽きることがなく
楽しめました。
シューマンは、小山実稚恵さんとのピアノ五重奏曲で、5人とも楽しんで演奏している感じが伝わってきました。
小山ファンも多く、いつもはおとなしい観客も2階席あたりからブラヴォーの掛声が結構多かった
そしてアンコールはドヴォルザークのピアノ五重奏曲のフリアント樂章
夕食後は、翆江堂の《苺大福》でお茶しました。

ふわっとしてジューシーで優しい味の《苺大福》です。
本店は新川の方にあるみたいですが、皆さまもどうぞ!http://katoshun.com/suikodo/

エリーナ・ガランチャ

1月24日(月)
美味しそうなイチゴが出回っているのでつい作ってしまいました。

中にもたっぷりいちごが入っているんですよ。
22日の土曜日夜、NHKハイビジョンでベルリンフィルのジルベスターコンサートがありましたが、
METのカルメンでカルメン役をやった、エリーナ・ガランチャがでて、サムソンとデリラや、カルメンハイライトや、
アンコールもガランチャが独り占め状態でサルスエラやグラナダを歌い、指揮者のグスターボ・デュダメルくんも鼻の下が伸びっぱなし。
次の日曜日には、http://shirokuma0328.blog109.fc2.com/blog-entry-273.htmlに検索をしていただいた方が結構いました。
参考までに、2月21日にNHKハイビジョンでMETのカルメンが全曲放送されます。ジルベスターコンサートでは
ガランチャは踊りませんでしたが、オペラでは踊りも見られるのですよ!
是非録画をお忘れなくです。

読響 第500回定期演奏会

1月22日(土)
今日は、午後2:00~5:00太極拳の練習。
音楽仲間が太極拳に入ったので、ちょっと様子見です。
午後6:00からは、サントリーホールで読響500回記念の定期演奏会

          
池辺晋一郎/多年生のプレリュード(読響委嘱作品、世界初演)
~休憩~
リスト/ファウスト交響曲
指揮/下野竜也
テノール/吉田浩之
合唱/新国立劇場合唱団(合唱指揮/富平恭平)
コンサートマスター/藤原浜雄
フォアシュピーラー/小森谷巧
500回記念の委嘱作品は、池辺晋一郎さんの「多年生のプレリュード」
プレトークで池辺さんが〝地べたからでなく、ハートから湧き上がるエネルギー〟
と言っていたように、とてもわかりやすい作品でした。
今年は、リストの生誕200年ということで、いろんなところでリストが取り上げられますね。
今日もリストの「ファウスト交響曲」、あまり聴いたことがないのですが、演奏される時には重なるもので、
今回は3回、昨日京都交響楽団で沼尻さんが振ったそうです。あと一回はどこでしょう?
沼尻さんも今日聴きに来ていましたよ。
12音階をすべて用いた、スリリングな始まりから、ちょっと長いなと思われる中間部、
後半、重厚な男声合唱と、テノールが「永遠に女性的なるもの」を高らかに歌い上げます。
オルガン奏者の隣で歌ったテノールの吉田さん見事でした。
東フィル創立100周年記念の委嘱作品「むすび」を書いた 望月京さんも聞きにいらしていました。
帰り、〝オーバッカナール〟の前で、沼尻さんにお会いし、〝昨日は京都でお振りになられたようですね〟
と主人が言ったら、〝うちは、合唱が13人でね〟と言っていました。
読響は45人位男声合唱がいたようです。
指揮者の下野さん人気者で、〝ブラーボー〟は、外国の演奏会並でした。

東フィル創立100周年記念コンサート

1月14日(金)
東京フィルハーモニー交響楽団100周年記念の委嘱作品
望月 京(みさと)さんの「むすび」を聴きに行きました。
  i84117a.gif  望月京/むすび(東フィル100周年記念委嘱作品)
              ショスタコーヴィチ/交響曲第6番
                  ~休憩~
              プロコフィエフ/交響曲第5番
              指揮/渡邊一正
              コンサートマスター/荒井英治
 
指揮者の大野和士さんに『寿ぎの歌』(ことほぎのうた)のようなものを書いて下さいと言われて書いたということですが、
“冒頭、古来「春、芽吹き」などの意味合いを内包し、もっと明るい響きといわれる「双調の調子」が、木管楽器によって演奏される”と望月さんが解説している部分は、雅楽の笙の音色が、少しづつ集まって大きくなっていくような感じに聴こえました。
笙の音色が縦軸とすれば、ご祝儀舞である「寿獅子」の引用など横軸で、打楽器なども入り、とても面白い作品に仕上がっている。
残念ながら、大野和士さんは、体調不良のため渡邊一正さんが指揮をすることになりましたが、
十分作曲者の意図が伝わったと思われます。
ショスタコーヴィチ6番 あまり聴いたことがないのですがベートーヴェンの6番「田園」に相当する曲で、「瞑想的で抒情的」。
プロコフィエフの5番は、ロシア革命後の混乱を逃れて出国し帰国してから描いた作品でプロコフィエフの自信作、渡邊さん 伸々と演奏しているような感じがしました。
  

聴き初めは?

1月8日(土)
今年生演奏の聴き初めは、クァルテット・エクセルシオ 慶応キャンパスコンサートです。
慶応義塾大学日吉キャンパス協生館 藤原洋記念ホールは、東急線日吉駅からすぐ、

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協生館 藤原洋記念ホールのある階から日吉のグラウンドが見降ろせます。
数十年前には、このあたりに住んでいたのですが、前は何があったのか思い出せないほどに変わってしまった。
クァルテット・エクセルシオ 曲目は、

モーツァルト 弦楽四重奏曲第7番変ホ町長K160
ヤナーチェク 弦楽四重奏曲第1番《クロイツェル・ソナタ》
シューベルト 弦楽四重奏曲第14番ニ短調D810《死と乙女》

この演奏会は、慶応の課外授業という形をとっており、演奏会までに『文学と音楽の対決』というテーマで、オープンスクール形式で学生とエクセルシオのメンバーとその他の人々で5回ほど討論会を開いたらしい。
トルストイの小説「クロイツェル・ソナタ」を読んで、ヤナーチェクは四重奏曲「クロイツェル・ソナタ」を作曲したので、
トルストイの不倫小説「クロイツェル・ソナタ」の妖しい人間模様がヤナーチェクの「クロイツェル・ソナタ」の音樂になって
面白い作品が出来上がっている。ちなみにベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」は、軽快なテンポの曲ですが、
トルストイの小説「クロイツェル・ソナタ」で、不倫の二人はこのベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」を演奏するのですね!
とまあこんなことが、文学部の学生さん達の間で、討論されて今日の演奏会となったようです。
私も参加したかったなー
そしてこのホールは、とっても響きがよくって、エクセルシオの素晴らしい音色がさらにすばらしく聴こえました。
エクセルシオは、さらに進化を続けているのですね。

インカントでクリスマス!

12月27日(月)

インカントでお食事会、いつもの今日は7名です。
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今日は、写真を撮らないと決めていたのですが、ほかの人が〝 このワインのエチケットきれいだね〟と撮り始めてしまったので、
ついに私もしびれを切らして途中からですが、 撮り始めました。 なので主に豊富なワインの数々を見てください。
食前酒のイチゴのカクテルと発泡酒を飲み終わってから
イタリアのつま先にあるカラブリアのCIROの赤ワイン
Duca Sanfelice
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シチリア産 ヴァレ デッラカートの白ワイン
重厚でどっしりとしたボトルで、エチケットも素敵ですね。

パスタは、魚介類をトマトなどで煮込んだアクアパッツアをペンネにからめて
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次のパスタは、そば粉で作ったパスタ
チリメンキャベツなども入っています
ロンバルディーア地方 Rainoldi のヴァルテッリーナ スペリオーレ
赤ワインです。
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東ヴェローナにあるマリオンワイナリーで作られた
ワイン、シンプルなエチケットがよく目立ちます。
濃厚な味わいでこってりしたお肉にぴったり!
この間にこってり味付けした子牛肉が出てきました・・・すっかり忘れて味わってしまいました。
そしてデザートはしっかり濃厚なプリン
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お話は、今年のクラッシック音楽総ざらいでしょうか。
時々主催するプチ音楽会、来年は、〝SOBATERIAで音楽会〟2月26日(土)皆様ぜひ来てください。
代官山のお蕎麦やさんで『音楽とお話とお蕎麦の楽しいひと時をいかが?』です。
あらあら、7時からアッという間に10時を過ぎていました。
それから、インカントの新しいホームページができたそうです。http://www.incanto.jp/  皆様もどうぞ!

パワースポット 伊勢神宮

12月23日(木)
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今年の伊勢神宮参拝者は、860万人とすごい人が押し寄せているらしい。
最近のパワースポット巡りの影響でしょうか。
60年周期の寅年にこの現象が起きているという。
今年寅年の2010年、1950年、1890年、1830年、1770年、1710年と下って、
1710年(宝永7年)4月に、京都に住む裕福な家の3歳の女の子が、乳母に〝伊勢参宮がしたい〟と言うので、
〝言葉が喋れるはずがないでしょ!〟という両親の反対にもかかわらず、乳母はふらふらと女の子をお伊勢さんに連れ出した。
粟田あたりで連れ戻されたのですが、3歳の女の子は、病にかかり死んでしまう。
4月初め乳母は暇を出されたのですが、4月半ば頃にふらりと帰って来て、腕には死んだはずの娘を抱えていた。
これは、間もなく洛中洛外の大評判となり、近畿をあげての大騒動となった。
〝伊勢へ!〟〝伊勢へ!〟と、
6、7歳から14,5歳までのいたいけない童男童女の列が京都から大津の船場まで続いた。
1710年(宝永7年)一年間で総人員375万9000人が伊勢に向かったらしい。
これを「抜け参り」とか「おかげ参り」という。
第二目のおかげ参り(抜け参り)は、1770年でなく1771年(明和8年)で、牛も馬も犬も猫も〝伊勢へ!〟〝伊勢へ!〟
1771年(明和8年)一年間で総人員441万9000人が伊勢に向かった。
このような「抜け参り」の不思議な行列を京都の所司代も道筋の代官も手の下しようがなかったのは、
相手が6,7歳から14,5歳の未成年者だったので、罪に問えなかった。
子供たちは、保護者の知らない間に抜け出してしまっていた。
さらに注意すべきことは、その旅費が、初回から京都をはじめ沿道の金持ちによって貢がれたということ。
世の中に大きな変化が起きるとき、どんな智者、どんな賢人よりも先にそれを予感するものは一般民衆である。
一般民衆という中にも、街頭に洟を垂らしている子供が最も敏感なものらしい。

この文章は白柳秀湖の「維新 革命前夜物語」の中に書いてある本当のお話。
とっても面白いので、これからカテゴリーの中に〝歴史で遊ぼ〟を設け少しづつアットランダムに紹介していきます。
そして今年2010年寅年は、恐慌前夜ということで、大変な年でしたね!

日フィル定期・インキネン

12月10日(金)
今日は、サントリーホールのカラヤン広場もクリスマスの装い。
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日本フィルの首席客演指揮者、ピエタリ・インキネン指揮で、

シベリウス/組曲「クリスティアンⅡ世」作品27
~休憩~
マーラー/交響曲第1番「巨人」
指揮/ピエタリ・インキネン
コンサートマスター/扇谷泰朋
フォアシュピーラー/江口有香
ソロ・チェロ/菊地知也
ピエタリ・インキネンは、フィンランド出身の30歳。
シベリウスとマーラーで東京定期を振るらしい。
シベリウスの組曲「クリスティアンⅡ世」作品27は、あまり有名ではない曲ですが、交響曲第一番と同じくらいの時期に書かれた作品で、シベリウスらしいとてもよい曲です。
マーラーの「巨人」、民謡〝フレールジャック〟を短調で不気味に奏でる有名な曲、牧歌的で、童謡のようなところもあり、懐かしい民謡のようでもあるのですが、情報(音)があまりにも多く疲れると主人の言うように、一度にいろんな音が交ってくる。
インキネン君は、それらを、きちっと浮き出して演奏できる指揮者ですね。 素晴らしい!
マーラーに関しては、来年のゴールデンウイークに〝マーラー・君に捧げるアダージョ〟という映画が封切られる。
アルマとの関係や、ツェムリンスキーや、世紀末のウィーンなどなど・・・。
それから、アレクサンドル・ラザレフの日本フィル首席指揮者契約5年延長のチラシも入っていました。
日本フィルから目が離せない!