インカントでクリスマス!

12月27日(月)

インカントでお食事会、いつもの今日は7名です。
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今日は、写真を撮らないと決めていたのですが、ほかの人が〝 このワインのエチケットきれいだね〟と撮り始めてしまったので、
ついに私もしびれを切らして途中からですが、 撮り始めました。 なので主に豊富なワインの数々を見てください。
食前酒のイチゴのカクテルと発泡酒を飲み終わってから
イタリアのつま先にあるカラブリアのCIROの赤ワイン
Duca Sanfelice
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シチリア産 ヴァレ デッラカートの白ワイン
重厚でどっしりとしたボトルで、エチケットも素敵ですね。

パスタは、魚介類をトマトなどで煮込んだアクアパッツアをペンネにからめて
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次のパスタは、そば粉で作ったパスタ
チリメンキャベツなども入っています
ロンバルディーア地方 Rainoldi のヴァルテッリーナ スペリオーレ
赤ワインです。
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東ヴェローナにあるマリオンワイナリーで作られた
ワイン、シンプルなエチケットがよく目立ちます。
濃厚な味わいでこってりしたお肉にぴったり!
この間にこってり味付けした子牛肉が出てきました・・・すっかり忘れて味わってしまいました。
そしてデザートはしっかり濃厚なプリン
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お話は、今年のクラッシック音楽総ざらいでしょうか。
時々主催するプチ音楽会、来年は、〝SOBATERIAで音楽会〟2月26日(土)皆様ぜひ来てください。
代官山のお蕎麦やさんで『音楽とお話とお蕎麦の楽しいひと時をいかが?』です。
あらあら、7時からアッという間に10時を過ぎていました。
それから、インカントの新しいホームページができたそうです。http://www.incanto.jp/  皆様もどうぞ!

パワースポット 伊勢神宮

12月23日(木)
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今年の伊勢神宮参拝者は、860万人とすごい人が押し寄せているらしい。
最近のパワースポット巡りの影響でしょうか。
60年周期の寅年にこの現象が起きているという。
今年寅年の2010年、1950年、1890年、1830年、1770年、1710年と下って、
1710年(宝永7年)4月に、京都に住む裕福な家の3歳の女の子が、乳母に〝伊勢参宮がしたい〟と言うので、
〝言葉が喋れるはずがないでしょ!〟という両親の反対にもかかわらず、乳母はふらふらと女の子をお伊勢さんに連れ出した。
粟田あたりで連れ戻されたのですが、3歳の女の子は、病にかかり死んでしまう。
4月初め乳母は暇を出されたのですが、4月半ば頃にふらりと帰って来て、腕には死んだはずの娘を抱えていた。
これは、間もなく洛中洛外の大評判となり、近畿をあげての大騒動となった。
〝伊勢へ!〟〝伊勢へ!〟と、
6、7歳から14,5歳までのいたいけない童男童女の列が京都から大津の船場まで続いた。
1710年(宝永7年)一年間で総人員375万9000人が伊勢に向かったらしい。
これを「抜け参り」とか「おかげ参り」という。
第二目のおかげ参り(抜け参り)は、1770年でなく1771年(明和8年)で、牛も馬も犬も猫も〝伊勢へ!〟〝伊勢へ!〟
1771年(明和8年)一年間で総人員441万9000人が伊勢に向かった。
このような「抜け参り」の不思議な行列を京都の所司代も道筋の代官も手の下しようがなかったのは、
相手が6,7歳から14,5歳の未成年者だったので、罪に問えなかった。
子供たちは、保護者の知らない間に抜け出してしまっていた。
さらに注意すべきことは、その旅費が、初回から京都をはじめ沿道の金持ちによって貢がれたということ。
世の中に大きな変化が起きるとき、どんな智者、どんな賢人よりも先にそれを予感するものは一般民衆である。
一般民衆という中にも、街頭に洟を垂らしている子供が最も敏感なものらしい。

この文章は白柳秀湖の「維新 革命前夜物語」の中に書いてある本当のお話。
とっても面白いので、これからカテゴリーの中に〝歴史で遊ぼ〟を設け少しづつアットランダムに紹介していきます。
そして今年2010年寅年は、恐慌前夜ということで、大変な年でしたね!

日フィル定期・インキネン

12月10日(金)
今日は、サントリーホールのカラヤン広場もクリスマスの装い。
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日本フィルの首席客演指揮者、ピエタリ・インキネン指揮で、

シベリウス/組曲「クリスティアンⅡ世」作品27
~休憩~
マーラー/交響曲第1番「巨人」
指揮/ピエタリ・インキネン
コンサートマスター/扇谷泰朋
フォアシュピーラー/江口有香
ソロ・チェロ/菊地知也
ピエタリ・インキネンは、フィンランド出身の30歳。
シベリウスとマーラーで東京定期を振るらしい。
シベリウスの組曲「クリスティアンⅡ世」作品27は、あまり有名ではない曲ですが、交響曲第一番と同じくらいの時期に書かれた作品で、シベリウスらしいとてもよい曲です。
マーラーの「巨人」、民謡〝フレールジャック〟を短調で不気味に奏でる有名な曲、牧歌的で、童謡のようなところもあり、懐かしい民謡のようでもあるのですが、情報(音)があまりにも多く疲れると主人の言うように、一度にいろんな音が交ってくる。
インキネン君は、それらを、きちっと浮き出して演奏できる指揮者ですね。 素晴らしい!
マーラーに関しては、来年のゴールデンウイークに〝マーラー・君に捧げるアダージョ〟という映画が封切られる。
アルマとの関係や、ツェムリンスキーや、世紀末のウィーンなどなど・・・。
それから、アレクサンドル・ラザレフの日本フィル首席指揮者契約5年延長のチラシも入っていました。
日本フィルから目が離せない!

カンブルラン・読響

11月29日(月)
シルヴァン・カンブルラン 読響の11月定期は、ドビュッシー、コルンゴルト、マーラー、シューマンと盛りだくさんですが、コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲が目玉でしょうか。
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ヴァイオリニスト  ヴィヴィアン・ハーグナー
ドビュッシー(コンスタン編曲)/「ペレアスとメリザンド」交響曲
コルンゴルト/ヴァイオリン協奏曲
~休憩~
マーラー(ブリテン編曲)/野の花々が私に語ること(交響曲第3番第2楽章)
シューマン/交響曲第4番(第1稿)
指揮/シルヴァン・カンブルラン
ヴァイオリン/ヴィヴィアン・ハーグナー
コンサートマスター/藤原浜雄
フォアシュピーラー/小森谷巧
カンブルランが常任指揮者として最初に提示した、3つの「ペレアスとメリザンド」 最後はドビュッシーで、ドビュッシーのオペラを演奏会用交響曲に直したもの。
次のコルンゴルトは、20世紀映画音楽の開祖となった人で、10歳でマーラーに才能を認められ、ツェムリンスキーに学びハリウッド音楽の巨匠となった。 このヴァイオリン協奏曲は、1945年の夏に着手し、秋には完成する。作家ヴェルフェルの葬儀に妻アルマ・マーラー・ヴェルフェル(マーラーの元妻)に捧げられた。ヴァイオリニストのヴィヴィアン・ハーグナーは、まるでハリウッド女優のような身のこなしと切なさで、ヴァイオリンを弾き始め、それ以上に繊細な技巧で、観客を引っ張ってゆく。 彼女は、ミュンヘン生まれだそうで、また魅力的な人を見つけてしまった。曲もまたしかりで、ハリウッド映画の素材が多く用いられている。
マーラーの「野の花々が渡しに語ること」は、マーラーの長くて有名な第3交響曲をブリテンが小編成で短くしたもの。
最後のシューマンの4番は、これもいつもの4番と違う、第1稿なので、カンブルランさんちょっと捻った選曲がお好きかな?
と思われる今日の演奏会でした。

我が家でMETライブビューイング

11月23日~NHKBSハイビジョンで「華麗なるメトロポリタンオペラ」4夜連続放送がありました。
うちのテレビは、TANNOYのTurnberryというスピーカーからも音が出せるので、映画館のMETライブビューイングの
音響とほぼ同じ環境で聴けます。

11月23日 「トスカ」プッチーニ

トスカ

11月24日 「アイーダ」ヴェルディ

アイーダ
11月25日 「トゥーランドット」プッチーニ
トウーランドット
11月26日 「ホフマン物語」オッフェンバック
ホフマン物語
「トスカ」と「ホフマン物語」は映画館で観ましたので復習といった感じかしら。
「アイーダ」と「トゥーランドット」は初めて、「アイーダ」はソニア・フリゼルの演出、「トゥーランドット」は、フランコ・ゼッフィレリの演出です。
やはりMETはいいですね。 でも毎日フランス料理のフルコースを食べているみたいで、本当贅沢ですね!
お菓子を食べながら、お茶を飲みながら、台所をしながら、うとうとしながら?
当分の間は、ハードディスクの中に入っているので、うとうとしていたところは観直しです。
オペラは、少々高い料金を払って緊張して観るのが良いように感じましたです。

今日は、二の酉、おとりさま

11月19日(金)
今日は二の酉、浅草の鷲神社(おおとりじんじゃ)に行きました。
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この辺りからだとスカイツリーもとても近いので〝五重塔とスカイツリー〟などという風景も可能です。
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浅草寺を抜けて、花やしきを通り国際通りをゆくと鷲神社に着きます。
運をかき集める熊手を売っているんですが、千客万来、家内安全、商売繁盛、大入とかいろいろ書いてあります。

疲れて喫茶店に入り、カレーセット、ピザトーストセットなどを頼んで、週刊誌を読んでいると何か最近では、やっていな
い懐かしい感じ、この頃喫茶店というのは少ないからかな?

METライブビューイング「ボリス・ゴドゥノフ」

11月15日(月)
METのオペラ「ボリス・ゴドゥノフ」を109シネマズ川崎で見てきました。
ムソルグスキーの作曲ですが、もともとはプーシキン原作らしいです。
おどろおどろしい政治劇なので、敬遠していたのですが、主人が是非にというものですからね!
指揮はかの有名なゲルギエフ、はじめて『愛』をテーマにしないオペラという感じです。

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   ボリス・ゴドゥノフ/ルネ・パーぺ
マリーナ/エカテリーナ・セメンチュック
グレゴリー/アレクサンドルス・アントネンコ
ピーメン/ミハイル・ぺトレンコ
シュイスキー/オレグ・バラショフ
ランゴーニ/エフゲ二ー/ニキーティン
ヴァルラーム/ヴラディミール・オグノヴェンコ
聖愚者/アンドレイ・ポポフ
指揮/ヴァレリー・ゲルギエフ
演出/スティーヴン・ワズワース

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新演出ですが、ワズワースの演出はポイントにロシアの絢爛豪華さを持ってきており、簡潔で豪華といえましょうか。ボリス役のルネ・パーペはドイツ人ですが、あとはすべてロシア人、合唱はMETですので、ロシア語の訓練は大変だったようです。
実在の皇帝ボリス・ゴドゥノフが題名になったオペラで、正当な皇位継承者を殺害して皇帝となったボリスの苦悩と、権力闘争に取りつかれた人間の野望が民衆の苦悩と相まって繰り広げられる血みどろの劇なんですが、ボリス役のパーペのバスの魅力を堪能して、殺害されたはずの皇子ドミトリーを名乗るグレゴリーのテナーを楽しんで、ポーランドのプリンセス・マリーナの元気なアルトにパワーをもらって帰ってきました。
忘れていけないのは、群衆役の合唱がとっても素晴らしかったことですが、昨日の権力者が今日は血祭りにあげられる群衆心理は、怖~い。

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