沼尻竜典 日本フィル第321回名曲コンサート

4月13日(日)
久し振り(2週間ぶり)で演奏会に行った。


沼尻2


   
ワーグナー楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
                 ショパン/ピアノ協奏曲第1番
                      ~休憩~
                 ブラームス/交響曲第1番
                    指揮/沼尻竜典
                    独奏/辻井伸行
                  コンサートマスター/木野雅之
新鮮な気持でワグナーのマイスタージンガーを聴く。この曲が大学の式典曲だったので、入学式にはこの曲を聴き、次からは演奏する方にまわった。
そして、ブラームス1番も演奏する方だった。フルートなので、ほかの楽器と一緒にフォルテで吹くところは、苦しかったのを覚えている。
今日の沼尻マエストロのワグナーもブラームスも久し振りの演奏会なので、いつもの定期の雰囲気とは違って聴こえてしまった。
そして、辻井君のピアノも彼のペースに巻き込まれて、思わず「素敵!」と言ってしまった。
アンコールは、ハンガリー舞曲第1番、この曲だけは指揮棒なしでした。
それにしてもフルートの難波薫さん美人ですよね!
フィリアホールで、沼尻さんとフルートリサイタルがあります。
な~んだか懐かしくて気持ちのいい演奏会でした。

白柳秀湖「駅夫日記」その4

夢二の絵は、「椿姫」の楽譜の表紙。
小説の方は、バイオリンを持った女性が登場。

夢二24

その四
品川行きのシグナルを処理して私は小走りに階壇を下りた。黄昏たそがれの暗さに大槻の浴衣ゆかたを着た後姿は小憎らしいほどあざやかに、細身のつえでプラットホームの木壇もくだんたたいている。
私は何だか大槻に馬鹿にされたような気がして、言いようのない不快の感が胸をいて堪えがたいのでかけいの水を柄杓ひしゃくから一口グイと飲み干した。
筧の水というものはこの崖から絞れて落つる玉のような清水を集めて、小さい素焼きのかめに受けたので綰物まげものの柄杓が浮べてある。あたりはすすきが生いて、月見草が自然に咲いている。これは今の駅長の足立熊太という人の趣向で、こんなことの端にも人の心がけはよく表われるもの、この駅長はよほど上品な風流心に富んだ、こういう職業にうもれて行くにはあたら惜しいような男である。長く務めているので、長峰界隈かいわいでは評判の人望家ということ、道楽は謡曲で、暇さえあれば社宅の黒板塀くろいたべいからうたいの声が漏れている。
やがて汽車が着いた。私は駅名喚呼をしなければならぬ、「目黒目黒」と二声ばかりドアーを開けながら呼んで見たが、どうも羞かしいような気がして咽喉がつまった。列車は前後あとさきが三等室で、中央まんなかが一二等室、見ると後の三等室から、髪をマガレットにつかねた夕闇に雪をあざむくような乙女の半身が現われた。今玉のようなかいなをさし伸べて戸のラッチをはずそうとしている。
高谷たかや千代子!」私は思わず心に叫んだが胸は何となく安からぬ波に騒いだ。
大槻はツカツカと前へ進んだと思うと高谷の室の戸をグッと開けてやる。縫上げのたっぷりとした中形の浴衣ゆかたに帯を小さく結んで、幅広のリボンを二段に束ねた千代子の小柄な姿がプラットホームに現われたが、ちょっと大槻に会釈えしゃくしてそのまま階段の方に歩む。手には元禄模様の華美はでな袋にバイオリンを入れて、水色絹に琥珀こはくの柄の付いた小形の洋傘こうもりげている。
大槻はすぐ室に入ったが、今度はまた車窓から半身を出して、自分で戸の鍵をかった。千代子はほかの客に押されて私の立っている横手をそでの触れるほどにして行く、私はいたく身をじてちょっと体躯からだを横にしたがその途端に千代子は星のようなひとみをちょっと私の方にうつした。
汽車はこの時もう動いていた、大槻の乗っている三等室がプラットホームを歩いている千代子の前を横ぎる時、千代子はその美しい顔をそむけて横を見た。
「マア大槻というやつは何といういけ好かない男だろう」私はこう思いながら、ぼんやりとしてたたずむと、千代子の大理石のように白い素顔、露のこぼれるような瞳、口もとに言いようのない一種の愛嬌あいきょうをたたえて大槻に会釈した時のあでやかさ、その心象まぼろしがありありと眼に映って私は恐ろしい底ひしられぬ嫉妬ねたみの谷に陥った。
「藤岡! 閉塞を忘れちゃあ困るよ、何をぼんやりとしているかね」
駅長のおだやかな声が聞えた。私があわてて振り向くと駅長はニッコリ笑っていた、私はもしやこの人に私のあさましい心の底を見抜かれたのではあるまいかと思うと、もうたまらなくなってコソコソと階壇を駆け上って、シグナルを上げた。
権之助坂ごんのすけざかのあたり、夕暮の煙が低くこめて、もしやと思ったその人の姿は影も見えない。

白柳秀湖「駅夫日記」その3

竹久夢二は「宵待草」の作詞もしていたのです。作曲は、多 忠亮(おおの ただすけ)。
小説は、主人公が美青年にからかわれます。 そして4には、いよいよ美しい女性が登場します。

夢二21

その三
「君! 僕一つ君に面白いことを尋ねて見ようか」
「え……」
軌道レールなしに走る汽車があるだろうか」
「そんな汽車が出来たのですか」
「日本にあるのさ」
「どこに」
「東京から青森まで行く間にちょうど、一里十六町ばかり、軌道レールなしで走るところがあるね」と言い切ったが香のいい巻煙草の煙をフッと吹いた。
私は何だか自分がひどく馬鹿にされたような気がしてむっとした。陰欝な、沈みがちな私はまた時として非常に物に激しやすい、卒直な天性うまれつきを具えている。
「冗談でしょう、僕はまた真面目まじめにお話ししていましたよ」私は成人おとならしい少年こどもだ、母と叔父の家に寄寓してから、それはもう随分気がね、苦労の数をつくした。母は人にかくれてまだうら若い私の耳にいたましい浮世話を聞かせたので、私は小さき胸にはりさけるような悲哀かなしみを押しかくして、ひそかに薄命な母をいたんだ、私は今茲ことし十八歳だけれども、私の顔を見た者は誰でも二十五六歳だろうという。
「君怒ったのか、よし、君がそんなことで怒るくらいならば僕も君に怒るぞ。もし青森までに軌道なしで走るところが一里十六町あったらどうするか」声はやや高かった。
「そんなことがありますか!」私は眼をみはって呼気いきをはずませた。
「いいか、君! 軌道と軌道の接続点つなぎめにおおよそ二分ばかりの間隙すきがあるだろう、この間下壇したの待合室で、あの工夫のかしらに聞いたら一まいるにあれがおよそ五十ばかりあるとね、それを青森までの哩数に当てて見給え、ちょうど一里十六町になるよ、つまり一里十六町は汽車が軌道なしで走るわけじゃあないか」
私はあまりのことに口もきけなかった、大槻が笑いながら何か言おうとした刹那せつな開塞かいさくの信号がけたたましく鳴り出した。

白柳秀湖「駅夫日記」その2

夢二は、楽譜の表紙も書いていたんですね。
小説は、美青年が登場します。山の手線も蜩も日比谷へ音楽を聴きに行くということも。

夢二20

その二
品川行きの第二十七列車が出るまでにはまだ半時間余りもある。日は沈んだけれども容易に暮れようとはしない、洋燈ランプは今しがたけてしまったし、しばらく用事もないので開け放した、窓にりかかってそれとはなしに深いもの思いに沈んだ。
風はピッタリやんでしまって、陰欝いんうつしつけられるような夏雲に、夕照ゆうやけの色の胸苦しい夕ぐれであった。
出札掛りの河合というのが、駅夫の岡田を相手に、樺色かばいろの夏菊の咲き繚れた、崖に近いさくそばに椅子を持ち出して、上衣を脱いで風を入れながら、何やらしきりに笑い興じている。年ごろ二十四五の、色の白い眼の細い頭髪かみを油で綺麗きれいに分けた、なかなかの洒落者しゃれものである。
山の手線はまだ単線で客車の運転はホンのわずかなので、私たちの労働しごとは外から見るほど忙しくはない。それに会社は私営と来ているので、官線の駅夫らがめるような規則攻めの苦しさは、私たちにないので、どっちかといえばマアのんきというほどであった。
私はどうした機会はずみ大槻芳雄おおつきよしおという学生のことを思い浮べて、空想はとめどもなく私の胸にあふれていた。大槻というのはこの停車場ステーションから毎朝、新宿まで定期券を利用してどこやらの美術学校に通うている二十歳はたちばかりの青年である。せいはスラリとして痩型やせぎすの色の白い、張りのいい細目の男らしい、鼻の高い、私の眼からもれとするような、ねたましいほどの美男子であった。
私は毎朝この青年の立派な姿を見るたびに、何ともいわれぬうらやましさと、また身のはずかしさとを覚えて、野鼠のねずみのように物蔭ものかげにかくれるのが常であった。永い間通っているものと見えて、駅長とは特別懇意でよく駅長室へ来ては巻煙草まきたばこくすべながら、高らかに外国語のことなどを語り合うているのを聞いた。
私の眼には立派な紳士の礼服姿よりも、軍人のいかめしい制服姿よりも、この青年の背広の服を着た書生姿が言い知らず心をいて堪えられない苦痛くるしみであった。私は心から思うた、功名もいらない、富貴ふうきも用はない、けれどもただ一度この脂垢のしみた駅夫の服を脱いで学校へ通うてみたい……
ああ私の盛りはこんなことをして暮らしてしまうのか。
私は今ふと昔の小学校時代のことを想い出した。薄命な母と一しょに叔父おじうちに 世話になっていたころ、私は小学校でいつでも首席を占めて、義務教育を終るまで、その地位を人に譲らなかったこと、将来はきっと偉い者になるだろうという て人知れず可愛がってくれた校長先生のこと、世話になっている叔父の息子の成績が悪いので、苦労性の母が、叔父の細君に非常に遠慮をしたことなど、それか らそれへと思いめぐらして、追懐おもいではいつしか昔の悲しい、いたましい母子おやこの生活の上にうつったのである。
ぼんやりしていた私は室の入口のところに立つ人影に驚かされた、見上げるとそれは白地の浴衣ゆかたに、黒い唐縮緬とうちりめん兵児帯へこおびを締めた、大槻であった。
「君! 汽車は今日も遅れるだろうね」
「ええ十五分ぐらい……は」と私は答えた。山の手線はまだ世間一般によく知られていないので、客車はほとんど附属つけたりのような観があった、列車の遅刻はほとんど日常いつものこととなっていた。
日はもういつしか暮れてひぐらしの声もいつの間にか消えてしまった。
大槻はちょっと舌を鳴らしたが、改札の机から椅子を引き寄せて、鷹揚おうように腰を下した、出札の河合は上衣のそでを通しながら入って来たが、横眼で悪々にくにくしそうに大槻をにらまえながら、奥へ行ってしまった。
「今からどちらへいらっしゃるのですか」私は何と思ってか大槻に問うた。
「日比谷まで……今夜、音楽があるんだ」と言い放ったが、白い華奢きゃしゃな足を動かしてを追うている。

上野の桜

4月6日(日)
満開の上野の桜を見に行きました。
お天気もよく、不忍池あたりは、家族連れでいっぱい。     
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 少し、満開を過ぎたかな。
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アップで
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ウコン桜は、これからです。
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近くの夢二美術館へ
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弥生美術館と併設されて中もつながっている    夢二カフェ、「港や」
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根津神社のつつじはまだまだ                うさぎやのドラ焼きと最中 皮がふわっとして美味しい。
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                   汗ばむような春の一日でした。

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           弥生美術館
〒113-0032
東京都文京区弥生2-4-3
Tel 03(3812)0012
        竹久夢二美術館
〒113-0032
東京都文京区弥生2-4-2
Tel 03(5689)0462


白柳秀湖「駅夫日記」その1

このあたりの馬込文士村の文士の一人、白柳秀湖の「駅夫日記」を少し紹介しましょう。竹久夢二の挿絵をよく使っていたのでそれも少し、文中の草花とか季節の自然描写が豊かだし、当時の目黒、大崎あたりが出てきたりでとっても面白いですね。1~25まで通すと読み終わりです。

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その一
私は十八歳、他人ひとは一生の春というこの若い盛りを、これはまた何として情ない姿だろう、項垂うなだれてじっと考えながら、多摩川たまがわ砂利の敷いてある線路を私はプラットホームの方へ歩いたが、今さらのように自分の着ている小倉の洋服の脂垢あぶらあかに見る影もなくよごれたのが眼につく、私は今遠方シグナルの信号燈ランターンをかけに行ってそのもどりである。
目黒の停車場ステーションは、行人坂ぎょうにんざかに近い夕日ゆうひおかを横に断ち切って、大崎村に出るまで狭い長い掘割になっている。見上げるような両側のがけからは、すすき野萩のはぎが列車の窓をでるばかりにい茂って、あざみや、姫紫苑ひめじおんや、螢草ほたるぐさや、草藤ベッチの花が目さむるばかりに咲きみだれている。
立秋とは名ばかりくようにはげしい八月末の日は今崖の上の黒い白樫めがしの森に落ちて、むぐらの葉ごしにもれて来る光が青白く、うすぎたない私の制服の上に、小さい紋波もんぱを描くのである。
涼しい、生き返るような風が一としきり長峰の方から吹きおろして、汗ばんだ顔を撫でるかと思うと、どこからともなくひぐらしの声が金鈴の雨をくように聞えて来る。
私はなぜこんなにあのひとのことを思うのだろう、私はあの女にれているのであろうか、いやいやもう決して微塵みじんもそんなことのありようわけはない、私の見る影もないこの姿、私はこんなに自分で自分の身をじているではないか。
☆ 白柳秀湖(しらやなぎ しゅうこ)1884(明治17)~1950(昭和25)
◇小説家・文芸・社会評論家・歴史家。本名は武司(タケシ)、別号
は哲羊生・曙の里人。静岡県生れ。1899(明治32)春、上京し家
僕となり郁文館中学校に通い、1903(明治36)早稲田大学予科に
入学。幸徳秋水らの影響で社会主義に近づく。1904(明治37)加
藤時次郎の直行団に加入、「直言」を編集。1905(明治38)平民社
に参加、山口孤剣・中里介山・宮田暢らと文学研究会「火鞭会」
を創立。1907(明治40)早稲田大学哲学科卒業。

3度目の INCANTO 広尾

3月29日(火)
音楽仲間と一緒にまた出掛けました。
いろんな雑誌にこのレストランの記事が載ってとても忙しくなったと・・・。
9 食前酒は手前がいちごのカクテルで、奥がきんかんのカクテル。 
 
             いちごの甘~いかおりが遠くまでする。
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                         9 突き出しは、ひよこ豆とペコリーヌチーズのスープ仕立て
                                  あじの柑橘マリネ
9 前菜は、白アスパラとグリーンアスパラのグリルと温泉卵
ビーツ入り生ソーセージ、トリフソースかけ。
インカント 008       インカント 006-1
                                       9ロ-ズマリー入り岩塩付きパンなどいろいろなパン
9 パスタは、金目鯛、アサリ、ムール貝のカサレッチェ(S字型のパスタ)
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                                      9 白ワインはトスカーナのアリオーソ
9 メインは、岩中豚のビールからしケッパー風味
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                         9 赤ワインは、150年前特許を取ったものの復刻版
コンプリーノ ミローザ コクがあります。
9 デザートは、エスプレッソのセミフレッド(アイスクリーム)
チョコレートスープ仕立て
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                                          9 コーヒーに小菓子も付きます。
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                        ガラス張りのワインセラー
夕方6:30~10:00ごろまで、延々と音楽の話からいろいろ広がって、尽きることがありません。
そうそう今日は、テレビ局が取材に来ていて、いつか放送されると言っていました。
それではまた。

さくら

3月28日(金)
         千鳥が淵の桜
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     千鳥が淵の桜 アップで
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わが家の富士桜
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うちの主人の会社が、赤坂御所のふもとにあるので、車で会社まで送るついでに、上智大学の土手、迎賓館、赤坂御所の周りを回って、246でそのまま皇居の方まで行き、千鳥が淵の桜を堪能してきました。やはり桜は、千鳥が淵ですね。
そして、家に帰りゴミ出しをして家事を。
今年の桜は、これだけでは物足りないでしょう。

オペラ「ばらの騎士」

3月22日(土)

横浜駅からみなとみらい線で日本大通りまで行き、地上に出ると暖かい南の海の薫りがフワッとした。何だか、異国に来たみたい。   

    横浜 006 乗り物もちょっと違う。

横浜 013    横浜 015
       氷川丸とゆりかもめ                      しだれ桜         

       横浜 016
                       ホテルニューグランド                    
            

   横浜 007
                                      神奈川県民ホール

          リヒャルト・シュトラウス   「ばらの騎士」 午後2:00~    
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   この公演は、びわ湖ホールと神奈川県民ホールの共同制作 です。
      
          元帥夫人/佐々木典子
          オックス男爵/佐藤泰弘
          オクタヴィアン/林美智子
           ゾフィー/澤畑恵美
           ファーニナル/加賀清孝
          マリアンネ/渡辺美佐子
           ヴァルツァッキ/高橋淳
            アンニーナ/与田朝子
              警部/黒木純
           テノール歌手/上原正敏
         
    合唱/びわ湖ホール声楽アンサンブル、二期会合唱団
    管弦楽/神奈川フィルハーモニー管弦楽団(ゲスト・コンサートマスター/鈴木裕子)
            指揮/沼尻竜典
        演出/アンドレアス・ホモキ
        台本/
 フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
    ベルリン・コーミッシェ・オパーのプロダクション

「こびと」の時とはうって変わって大入り満員、やはり「ばらの騎士」だから?
演出はホモキ、「フィガロ」で見たのと同様の、白 黒 の舞台で、時代、価値観が変わると、舞台そのものが回転する。出演者は大変です。

よく見る「ばらの騎士」と演出上 違うところが多々あり、主人と確認しあいます。
たとえば、雷が度々鳴って(ティンパニーですが)、変化を現し舞台が回転する。
過去の因習を捨て素に戻る時は、本当に服を脱ぎ捨てる??ちゃんと下着はつけているので大丈夫などなど。

元帥夫人の言っている「生のはかなさ」・・・生と時は私たちのそばを通り過ぎていくのではなく、私たちの中を貫いていくこと、自分は静止していて周りのものすべてが動いていると思っている間に、私たち自身が、変わっているということ。 佐々木典子さんとても色っぽくってよくやっていました。

沼尻マエストロまたまた一回り大きく見えました。大成功でしたね!

そして帰り道では、オックス男爵のワルツを    291mit mir 291mit mir と口ずさむ・・・。
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私には、エロティックな身振りが、そのドラマとしての本来の意味を決定的に示すのは、
抱擁の時ではなく出会いの時にあると思われます。出会いの時ほど、官能的なものに
精神がこもり、精神的なものが官能的になる時はないのです。この時は、あらゆることが
あり得て、あらゆることが動いていて、あらゆることが溶け去るのです。この時は、まだ
欲情を感じることなく、互いに向かい合って求め合い、親しみともの怖じが素朴に混じり
合っています。この時は、ノロジカのようであり、鳥のようであり、獣の鈍重さを持ち、
天使のように清らかで、神のように崇高なのです。
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール

 

シャンハイ・タン

3月18日(火)


シャンハイタン 006

今日は、シャンハイ・タンと言うファッションブランドのおはなし。
太極拳の先生が、毎年中国に太極拳の研修に行く。
おしゃれな先生の会話の中でシャンハイ・タンと言う言葉をよく聞く。
上海灘(Shanghai Tang) : http://www.shanghaitang.jp/
1994年に香港で生まれたブランドで、「魔都」と呼ばれた20世紀初頭の国際都市、上海をイメージして作られた。
中国でおめでたい色とされる赤や緑、オレンジやピンクなどビビッドな色が持ち味の一つで、レディース、メンズ、雑貨、キッズ、ベビー用品、インテリア、食器、文具、など幅広い。
日本では、2005年秋に東京の銀座に上陸しましたが、そのうち大阪や名古屋に広がって行くでしょう。
上海をイメージにしていても、デザイナーはヨーロッパ系の人もいるので、シックな雰囲気も、エキゾティックでかわいい雰囲気も両方ともいける。
いろんな小物があって、ギフトにするのにいいかもね。
☆  シャンハイ・タン 銀座店 東京都中央区銀座5-6-16

              TEL  03-3569-8801

マリアージュフレール サクラ2008

3月16日(日)


桜茶3 015

マリアージュフレールこの春限定のティー Sakura 2008 です。
緑茶が主体で、フレーバーな香りが漂います。
手作りケーキや和菓子にも合う。
ホワイトデーや、卒業、進学、就職祝いに添えていかが?
あと Sakura White Tea もあります。(http://www.mariagefreres.co.jp/
昨日は、お菓子作りで大変でした。
甥の卒業・進学祝いに添えてチーズケーキを焼き、フィナンシェも再度おさらいをして12個ばかり、
パイのお菓子も焼きました。
夜は、
東京交響楽団
大友直人プロデュース
東京芸術劇場シリーズ第95回
<ヴォーン=ウィリアムズ没後50年記念>
ヴォーン=ウィリアムズ/「グリーンスリーヴズ」による幻想曲
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲
ヴォーン=ウィリアムズ/交響曲第1番「海の交響曲」
指揮/大友直人
ヴァイオリン/大谷康子
ソプラノ/サリー・ハリソン
バリトン/オーエン・ジルフリー
合唱/東響コーラス(合唱指揮/辻裕久)
コンサートマスター/廣岡克隆


演奏会場で、いつも女性に優しいTさんからSakura 2008を頂きました。もちろん他の女性にも、美人で有名な大友直人夫人やK嬢にも・・・。
演奏会については、(http://merrywillow.blog35.fc2.com/blog-entry-36.html)メリーウイロウさんへ。

フィナンシェ

3月11日(火)

ロタウイルスに罹った息子が、治ったので会社にお菓子を作って持って行くという。フィナンシェという名前は、金塊のような色・形をしているお菓子だから。

うちは、シェル型のフィナンシェに決定。
フィナンシェは焦がしバターとアーモンドプードル(アーモンドパウダー)が入っているのが特徴で、あと小麦粉、お砂糖、卵白、はちみつを少しと飾りにアーモンドスライス。
市中ではバター不足なのですが、有名でないスーパーに有りました。

    フィナンシェ 001
こんなお菓子が出来た。
材料がよいので、結構いけます。

あと卵黄が残ったので、スパゲティーにからめていただきます。

               黄身 003

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