明けましておめでとうございます

1月1日(金)

  お正月 016-1

 

                                              明けましておめでとうございます。

              今年も楽しいことが起きますように!

 

 

          

夜になって、テレビから優雅なワルツが聴こえてくると思ったら、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート2010です。
ジョルジュ・プレートル指揮で、ヨハン・シュトラウスの「こうもり」序曲でしょうか。
今まで聴いたことがないくらい優雅な「こうもり」序曲でした。
今年も、幸先がいいな!

ニューイヤーコンサートの曲で踊るバレーの衣裳は、今年はバレンチノ・ガラバーニのデザインで、バレンチノ自身が、映像の中に出てきて、衣裳が出来るプロセスを紹介している。男性ダンサーの衣裳は全て同じタキシードですが、女性ダンサーのドレスは全てデザインと色が違うんです。どれ一つとして同じものは無い。これを見るだけでも価値がある。再放送(NHKハイビジョン2日午後5:00~)は、是非見て聴いてくださいな。

 

映画「クリスマス・キャロル」

12月25日(金)

なかなか会えない友達と品川の駅で待ち合わせし、映画でもと言うことで、プリンスシネマへ。
品川水族館の方はカップルで一杯でしたが、映画館は空いていました。
選んだのは、「クリスマス・キャロル」。

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これが、と~っても面白かった。

監督・脚本: ロバート・ゼメキス
原作:チャールズ・ディケンズ
撮影:ロバート・プレスリー
音楽:アラン・シルヴェストリ

キャスト ジム・キャリー
ゲイリー・オールドマン
ロビン・ライト・ペン
コリン・ファース
ボブ・ホスキンス

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を作ったロバート・ゼメキス監督が、ディズニーとの協力で、俳優の実際の演技をデジタル的に取り込む〝パフォーマンス・キャプチャー〟の技術を駆使し、実写でもアニメーションでもない全く新しい映像世界を誕生させた。
ジム・キャリーは、「奥さまは魔女」のお父さん役の人です。そのジム・キャリーが、主人公のスクルージ、クリスマスの亡霊など7役も演じきる。

まるで、ディズニーランドで遊んでいるみたい!そしてディケンズですし。

やはり原作を読まないと 121 122 で読んでしまいました。 短編ですから早い。

原作にとても忠実です。作品自体が、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のように過去・未来・現代と旅をするので、監督が多分本当に作ってみたかった作品だと思う。

お金中心の現代にもちょっと一言、もう少し皆と楽しく遊んだ方がいいよ!なんて言ってるみたい。

作品中、クリスマスは鵞鳥(ガチョウ)じゃなくて七面鳥がいい!といっていましたが、我が家は今年も軍鶏(シャモ)でした。

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               メリークリスマス!

     今年は、金沢、蓼科、京都、名古屋、札幌と動き回りました。
   来年は、九州、仙台、京都を予定しております。どうなりますか?
皆様もどうぞ良いお年を!

 

広上・札幌交響楽団

 12月11日(金)

年末広上演奏会3回目は、札幌交響楽団です。 夜7:00からなので、お昼11:00羽田発札幌行きをチョイス。
平日のお昼11:00発というのにジャンボ機が満員です。どうしたことでしょう?

札幌駅に着いて、すぐに予約しておいた中島公園近くの札幌エクセルホテル東急に行きます。
1000円追加で最上階の広い部屋に変更出来ますよ!とのことで、お願いしました。

この季節、北海道はお得ですね! 20階の部屋からは札幌の街が見下ろせます。

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お昼の3:00から食事のできる店を探して、すすき野の〝古艪帆来〟コロポックル を選びました。
私は、牡蠣料理とにぎり鮨を、主人はミニコースと焼たらばカニを頼んでおなかいっぱいでホテルに戻り、少し休んでから
夜になってキタラホールに向かいます。

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ホールの中庭もクリスマスイルミネーションが

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曲目

ショスタコーヴィチ/交響詩「十月革命」
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番
~休憩~
ストラヴィンスキー/「火の鳥」全曲
指揮/広上淳一
ピアノ/ニコライ・ルガンスキー
コンサートマスター/佐藤亮太郎
フォアシュピーラー/大平まゆみ

広上さんの演奏会、このごろ満席が多いんですが今日も満席に近い(ちなみに次の日12日は満席だったとか)
お客さんも演奏の質を求めているのでしょうか?

ホール内は、少し暑いくらいに暖房が利いています。
2階のRB席ですが、音が上がってくるので、ふんわり豊かな気分になって、広上ワールドを満喫できたようです。
ラフマニノフ、ピアノコンチェルトのピアニストのニコライ・ルガンスキーさん、写真では感じなかった飄々とした様子がとっても気に入ってしまいました。もちろんテクニックも音色も素晴らしい。アンコールは、ラフマニノフ13の前奏曲作品32から第12番の嬰ト短調でした。

何といっても広上さんの指揮にしっかりと答えている札響も相当なものですね!
最後のストラヴィンスキー「火の鳥」も広上の指揮を信頼して音に乗っているのが、2階だと良く判ります。

☆  ☆  ☆

次の日は、ANAの準備してくれた「ANAバス小樽満喫号」で小樽に向かいます。 ホテルまでバスが迎えに来てくれますよ。
それに北海道でとれたお米〝ふっくりんこ〟のおにぎりもANAサンから差し入れです。 冷めたら堅くなるのを改良したとっても美味しいおにぎりでした。

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小樽に来たので、ルタオですね!
今日は、「ルタオ」の本店にある喫茶でお茶をしました。

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ストロベリーショートケーキと紅茶

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ナッツ入り チョコレートケーキとコーヒー

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ルタオの展望台

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ルタオ展望台から見たメルヘン交差点

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少し歩くと「ルタオ」のチョコレート店 le chocolat があり、このお店にしかないシャンパンのチョコレート le Champagne と
紅茶、コーヒーが入ったRoyal Montagne を数箱買って、 古い家並みを見ながらふらふら。
雨が強く降り出したので、早めに切り上げて小樽ー札幌ー新千歳 を列車で帰ることにしました。

「六花亭」、「北菓楼」などでもお土産を買い、美味しいジャガイモの「北あかり」も、タラバガニもお正月用品もまるでお買い物にきたみたいな札幌、小樽でした。

「万惣」でホットケーキ

12月8日(火)

今日は、本郷のアカデミアで楽譜を買い、秋葉原のヨドバシカメラへ行って、CD,DVDを見てみましたがあまり種類がないので、
久々に「万惣」に寄りました。

有名な「万惣」のホットケーキです。

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やはり美味しいですね! 主人はストロベリーパフェを頼みました。濃いめのコーヒーが甘い蜜に良く合います。

 

オーグードゥジュール ヌーヴェルエールでランチ

12月1日(火)

新丸ビル 5Fにあるオーグードゥジュール ヌーヴェルエールでランチです。今日は私が担当。
《Au gout du jour》グループの一つですが、今年もまたミシュランで☆を獲得したそうです。

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アミューズは、かるく温めたサーモンの燻製、ゴマ風味、 これはとっても柔らかくって美味しい!それにかぼちゃのクリームブリュレ

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前菜は、リンゴでカニの身を挟んだもの      もうひとつは、白身魚のコンソメゼリー乗せ

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メインは、 鶏のパイ包み焼き

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もう一つのメインは、豚足と野菜の包み揚げ

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デザートは、柚子風味のクリームブリュレ   いちごのソルベとメレンゲ

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コーヒー、紅茶が付いて3800円です。とってもお値打ちですね!
いつものメンバーでおしゃべりをして、新丸ビルと近くの丸の内ブリックスクエアをふらふらショッピング。
そう次は3月初めかなとバトンを渡してからの帰り道はもう真っ暗でした。

☆  オーグードゥジュール ヌーヴェルエール  〒100-6505  東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング5F
TEL : 03-5224-8070

 

広上・京響定期演奏会

11月28日(土)

紅葉真っ盛りの京都へ、京響の定期演奏会を聴きにいきます。
今日もいい天気、きっと美しい紅葉が見られる!
JRの貸切新幹線・1day京都秋色スペシャルに乗っていると、

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水戸黄門さま一行が現れて寸劇をしてくれます。
太秦の京都映画村のスタッフの人たちだそうです。

太秦の映画村では、時代劇で実際使っているセット例えば今だったら『JIN-仁ー』のセットの中で、舞妓さんや芸子さんの着物を着て歩き回ることが出来るので、若い子や外人にとっても喜ばれているらしい。お化粧も着付けもすべて専門のスタッフがやってくれる。

10:30頃京都駅に着いて、午後2:30開演まで時間があるので大徳寺に紅葉を見に行き、ホール近くの北山駅「開晴亭北山本店」でランチを食べ、ホールに向かいます。

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モーツァルト/歌劇「魔笛」序曲
ベートーヴェン/ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重協奏曲
~休憩~
サン=サーンス/交響曲第3番
指揮/広上淳一
ヴァイオリン/堀米ゆず子
チェロ/宮田大
ピアノ/アブデラ・ラーマン・エル=バシャ
オルガン/桑山彩子
コンサートマスター/泉原隆志

プレトークで広上さんが、今日のキーワードは〝3〟と言っていました。
・ 魔笛はフリーメイソン入会と関係が深く重要な数字が3、3人の侍女、3人の童子、3つの試練
・ ベートーヴェンの三重協奏曲
・ サン=サーンスの3番
今日のベートーヴェンヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重協奏曲は、滅多に演奏されることがないそうです。なぜならソリストが3人もいるのでお金がかかり過ぎるからとか。
チェロの宮田大君は若干23歳、今年11月に行われたロストロポービッチ・コンクールで日本人として初めて優勝をしたためか、今日の公演は満員御礼がでたそうで広上さんも嬉しそうでした。

堀米ゆず子お姉さんも力強くて素晴らしいし、あとパイプオルガンの桑山さん聴かせる所はしっかり聴かせてくれました。

コンサートマスターの泉原隆志さん、若くてスマートでとっても人気があるみたいです。

きょうは、広上さんの端正な音楽を楽しみ、忙しかったけど、とっても充実した一日でした。

しかも、往復新幹線+京都観光1日乗車券+ドリンク券付きで、1人18800円 何と名古屋に行くより安い!

 

大徳寺・高桐院の紅葉

11月28日(土)

京響を聴くために京都に来て、2時間ばかり時間があるので、京都コンサートホールの近くの大徳寺を歩いてみることにしました。
この辺りは〝紫野〟と言う地名がまだ残っているんですよ。
大徳寺塔頭の高桐院は、敷きつめられた紅葉のじゅうたんが美しく、たくさんのカメラマンがシャッターチャンスをねらっていました。

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高桐院は、細川幽斎公の長子 細川三斎公(細川忠興)によって1601年に建立されました。正室は、明智光秀の息女 細川ガラシャ夫人です。 公は、利休七哲のひとりとして茶道の奥義を極め、歌道をたしなみ、文武両道に秀でた哲理の人だった。

 

 

浅草『酉の市』

11月24日(火)

今日は、二の酉なので、浅草まで行ってきました。
浅草駅を出て、国際通りを真っ直ぐ北へ行くと右手に、鷲神社(おおとりじんじゃ)と、長國寺があり、神社とお寺両方で、酉の市をやっています。

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いつもこんなに人が一杯なのかしら浅草って!と言うくらい人が溢れていました。
開運招福、商売繁盛を取り込む酉の市の熊手は、会社関係、商売関係の人が大きくてど派手な熊手を買って担いで通ります。
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そして我が家にもお酉さまです。
きょう夜中の12時まで酉の市やってますよ~。

 

 

日生劇場で二期会『カプリッチョ』

11月23日(月・祝)

JR新橋駅で降りて、日生劇場に向かう途中、
日比谷公園を抜けてゆくと、先回の名フィル・バックスの「11月の森」のような景色に出あった。

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近くに松本楼があって、このレストランで、紅葉見物をしている人や、待っている人で一杯です。

さて、リヒャルト・シュトラウス 音楽のための対話劇『カプリッチョ』の最終日です。
とはいっても私にとっては、初めてなのでどうなりますか?

リヒャルト・シュトラウスは台本作家ホフマンスタールと「エレクトラ」や「ばらの騎士」と素晴らしいオペラをたくさん作りましたが、ホフマンスタール亡き後は、紆余曲折を経て、クレンメンス・クラウスと協力して自分で草稿を書きつつオペラを創ってゆくことになります。
『カプリッチョ』は、単なるオペラでなくシュトラウス自身の芸術上の〝マニフェスト〟としての機能をもち、〝遺言書〟であるともいわれている。

伯爵令嬢マドレーヌ/釜洞祐子
伯爵/成田博之
作曲家フラマン/児玉和弘
詩人オリヴィエ/友清崇
劇場支配人ラ・ロシュ/山下浩司
女優クレロン/谷口睦美
ムッシュ・トープ(プロンプター)/森田有生
イタリア人ソプラノ歌手/高橋知子
イタリア人テノール歌手/村上公太
執事長/小田川哲也
管弦楽/東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
指揮/沼尻竜典
演出・装置/ジョエル・ローウェルス

このごろすっかりオペラ指揮者として活躍している沼尻さんの指揮で、演出がジョエル・ロ-ウェルス、この演出家が曲者らしい。

リヒャルト・シュトラウスの、〝音楽が先か、言葉が先か〟〝作曲家か、詩人か〟など、音楽論がたくさん出てくるし、過去の作品の中からの引用も多く、全体にリヒャルト・シュトラウスらしい音のなかで、マドレーヌ役の釜洞さんや、劇場支配人のラ・ロシュ役の山下さんやクレロン役の谷口さんのスタイリッシュな姿や歌に聴き惚れていると、演出が大変なことになっていると隣の主人が言っている。ナチス党員もユダヤ人も年取ったマドレーヌもどうしてここで出てくるの?らしい。

きょうの観客席は、結構年輩の方が多く捻った演出にだれも疑問に思う人がいなかったみたいだし、
私もこれが本来の『カプリッチョ』だと思ってしまった。深読みしようと思えばいくらでも出来る今回の演出、 ついて来れる人だけついて来ればなんていう感じがして、プログラムでもう少し説明が欲しかったですね。

でも全般に歌や演奏がとっても素晴らしかったのです。
いろんな演出家と渡り合ってやっている沼尻さんも偉い!

名フィルでお見舞い

11月14日(土)

今日から広上の演奏会が3回続きます。 名古屋~京都~札幌で、今日は名古屋
名古屋フィルハーモニー交響楽団第363回定期演奏会です。
名古屋には実家があり、兄の病気見舞いなどもあるので、演奏会以外は余り期待もできません。
とにかく名古屋駅に降りると とたんに緊張感がなくなるのです。

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バックス/交響詩「11月の森」
ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番
~休憩~
グリーグ/劇音楽「ペール・ギュント」組曲第1番・第2番
指揮/広上淳一
ヴァイオリン/ポリス・ベルキン
コンサートマスター/日比浩一

アーノルド・バックス(1883-1953)と言う作曲家は初めてですが、「11月の森」 ・・・何て素敵な題名なんでしょう。 英語では、November Woods
イギリスの作曲家で、若いころからイェイツ、シングなどアイルランドの劇作家や、詩人の作品に興味を持ち、アイルランドの風土や音楽から影響を受けている。 「11月の森」と言う、冬の自然の情景の描写ではなくて、作曲当時のバックスの重苦しい心情を反映した作品で冬の景色と重ねている。
木管が、冬の森を吹きすさぶ風の音や風に揺れる梢のざわめきを表しているよう。
好きですね!アイルランドもイングランドもイェイツもシェイクスピアも、なのでこの曲も大好きになりそう。

ブルッフのヴァイオリン協奏曲、 広上とベルキンとは今までもよく演奏をしており、今回も息のあったところをみせている。

グリーグの「ペールギュント」は、ノルウェーのイプセンの戯曲の上演に際して、イプセン自身からの委嘱によって書かれたもので有名ですね。組曲1番の『朝の気分』『オーセの死』『アニトラの踊り』『山の魔王の宮殿にて』、組曲2番の『イングリドの嘆き』『アラビアの踊り』『ぺール・ギュントの帰郷』『ソルヴェイグの歌』。
ペールギュントと言う大変な放蕩息子の物語で、アフリカのモロッコに渡ったり、アラビアの踊りだったりとっても色彩豊かな作品、広上さんの指揮でピッタリ合った演奏です。

アンコールは、グリーグの二つの悲しき旋律から「過ぎにし春」、広上も今年で51歳、外山先生が51歳の時24歳だった広上は、この名フィルに育ててもらった〝生きてて良かった〟とハートフルなアンコールでした。 去年は大変だったものね!
さあ、次は紅葉の真っ盛りの京都!の広上さんです。

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兄の病気も徐々に良くなっているようだったし、
ライトアップした名古屋高島屋でお土産を買って「のぞみ」で東京へ。

日フィル・東京定期ジークハルト

11月13日(金)

オバマ大統領が来日する当日にアメリカ大使館近くのサントリーホールで演奏会なので、車の運転に時間がかかるかなと思ったのですが、案外スムーズに行きました。

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今日は、マルティン・ジークハルトさん指揮で、オール・ベートーヴェンです。ベートーヴェンの〝傑作の森〟といわれた時代に出来た3曲で、

ベートーヴェン/序曲「コリオラン」作品62
ベートーヴェン/交響曲第4番 変ロ長調 作品60
~休憩~
ベートーヴェン/交響曲第5番 ハ短調 作品67
指揮/マルティン・ジークハルト
コンサートマスター/扇谷泰朋
フォアシュピーラー/江口有香

ウイーン生まれのジークハルトさん、ウイーン響のソロチェリストから1986年にウイーン響で指揮デビューをしたそうです。

11日のマエストロサロンでジークハルトさん自身が言っていました。
・弦は、対向配置なので、1ヴァイオリンと2ヴァイオリンの対話が良く判ります。
・古典派の場合は、対向配置にするのですが、ブリテン、ブルックナーは、その必要が無い。
・ベートーヴェンの交響曲の場合、奇数番号は有名なんですが、偶数番号は余り有名にならない。
今回の4番も、良い曲なんだけれども余り演奏されることが無い。
・今回もパワープレイだけは避けたいとマエストロ自身が言っていました。金管が出過ぎてしまうとバランスが崩れるので押さえてと指示していると。

大好きな5番なので、とっても楽しみに出掛けました。実際の演奏は、けっして大音響でなくバランスのとれたウイーン的なベートーヴェンで、対向配置のため、弦の動きが目で見てもはっきりわかり ます。
マエストロは、相当緊張していたらしいですね。
日フィルインスペクターのAさんが言っていました。
そして残念なことに、マエストロサロンは、来年の1月までで終了となると・・・経費節減でしょうか?

 

クァルテット・エクセルシオ 東京定期

11月9日(月)

今日は、東京文化会館小ホールで、クァルテット・エクセルシオの定期演奏会です。

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クァルテット・エクセルシオが、この夏の蓼科、「むさし庵」と言う古民家で演奏会をした時のブログですが、http://shirokuma0328.blog109.fc2.com/blog-entry-229.html
この演奏会のきっかけとなった、チェルトの森の別荘にお住まいの田口さんという方もエクフレンズになっていると伺っていましたが、今日は、その奥さまにお目にかかることが出来ました。

そして今日のエクは、全員ワインレッドのドレスで蓼科同様とっても素敵です。
今まで現代音楽が多くて、難解だったエクの演奏会も今日は、

ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第5番イ長調作品18-5
ベートーヴェン/弦楽四重奏曲変ロ長調作品133「大フーガ」
~休憩~
モーツァルト/弦楽四重奏曲第19番ハ長調K465「不協和音」

となっており、耳に気持ちがいい演奏会で、エクって本当に巧いんだなと改めて思いました。
ひょっとしたらこの数カ月で、更に巧くなったのではないかしら。

エクは、この1月にNPO法人になってから、とくに夏辺りから演奏曲目が恐ろしくたくさんあったようです。
9月から年末にかけて27曲で、中身は、ハイドンチクルス3回、ラヴェル、ショスタコーヴィチ、ベルク、ウェーベルン、ベートーヴェンなど、一曲たりとも手を抜くことが無く寧ろ忙しけれは忙しいほど加速して巧くなっていったような気がします。
手の届かない所に行ってしまうのではと心配です。

来年の夏もまた「むさし庵」で演奏会をするらしいですね、今から楽しみです。

尚、今回はNHKのテレビ収録が入っており、
平成22年1月18日(月)BSハイビジョン「クラシック倶楽部」午前6;00~6:55に放送されます。