ヨハン・シュトラウス「こうもり」

フランスのオペラ座、リールオペラハウスがあの有名なオペラ「こうもり」を上演しました。
演出がローラン・ペリー、フランス語での上演です。ローラン・ペリーは「こうもり」の狂気の復讐劇を最後は女性の自由への勝利として描いている。そして指揮は美しい女性のヨアナ・マラングレです。
ローラン・ペリーといえば最近二期会の「コジ・ファン・トゥッテ」を観に行きましたが、コミックな振り付けでとても面白い。オペラ導入時にリールオペラハウスの美しい建築紹介が有りますので、ご覧ください。2024年9月13日〜2025年3月13日までオペラビジョンで視聴可能です。

ヨハン・シュトラウス/喜歌劇「こうもり」(リール歌劇場 2023-24年シーズン公演)
ガイヤルダン(アイゼンシュタイン)/ギョ―ム・アンドリュー Guillaume Andrieux
キャロライン(ロザリンデ)/カミーユ・シュノール Camille Schnoor
デュパルク(ファルケ博士)/クリストフ・ゲイ Christophe Gay
オルロフスキー公爵/エロイーズ・マス Heloise Mas
アデル(アデーレ)/マリー=イヴ・マンガル Marie-Eve Munger
アルフレッド(アルフレード)/ジュリアン・ドラン Julien Dran
ビダール(ブリント)/ラファエル・ブレマール Raphael Bremard
トゥーリヨン(フランク)/フランク・ルゲリネル Franck Leguerinel
アイダ(イーダ)/クレア・アントワーヌ Claire Antoine
レオポルド(フロッシュ)/エディー・レテジェ Eddy Letexier
合唱/リール歌劇場合唱団
管弦楽/ピカルディ―管弦楽団
指揮/ヨアナ・マラングレ Johanna Malangre
演出/ローラン・ペリー Laurent Pelly
衣裳/ローラン・ペリー Laurent Pelly、エルザ・ブールダン Elsa Bourdin
照明/ミシェル・ル・ボーニュ Michel Le Borgne
 
フランス語歌唱。第2幕の前にヨハン・シュトラウス2世/ポルカ「雷鳴と電光」が演奏される。

第763回日本フィル定期演奏会

9月7日(土)

ブルックナー生誕200年を記念して、日本フィルの首席指揮者カーチュン・ウオンは、ブルックナーの9番を演奏しました。

2024年9月7日(土)サントリーホール
日本フィル第763回東京定期演奏会
ブルックナー/交響曲第9番ニ短調(3楽章構成)
指揮/カーチュン・ウォン Kahchun Wong
ゲスト・コンサートマスター/ロベルト・ルイジ Roberto Ruisi
ソロ・チェロ/菊地知也

今回のコンサートマスター・ルイジはカーチュンが同じ首席指揮者をしているハレ管弦楽団のコンサートマスタで強力な響を聞かせてくれました。
コントラバス10本が舞台奥に横一列の並び、ティンパニは舞台上手、コントラバスの前。
第2楽章と第3楽章の間でチューニング(この間カーチュンは指揮台を降りる)。

クリーンで、強烈な響きのブルックナー、今年はブルックナーの生誕200年ということで、いろんなところでブルックナーを演奏していますが、次の日にstage+で聴いた香港フィル・ペルトコスキの同じブルックナー9番は、楽器の配置も普通で、普通のブルックナーのようでした、カーチュンのブルックナーいかに凄いかということがわかりました。

 

藤田真央くんプロムスで大喝采

藤田真央くんが8月28日イギリスBBCプロムスでデビューしブラボーが鳴り止みませんでした。曲はドヴォルザークのピアノコンチェルトです。
音だけ聞けるので皆様もお楽しみください。https://www.bbc.co.uk/programmes/m0022465
20分くらいから始まりますよ!楽章の途中で拍手がありますが、そのまま最後まで聞いてね!


ロッシーニ「セビリアの理髪師」

スエーデン王立歌劇場がロッシーニの「セビリアの理髪師」をストリーミング放映しました。
お馴染みの「セビリアの理髪師」は、アルマヴィーヴァ伯爵が韓国人でフィガロは南アフリカのバリトンですが、白と黒を基調としたピエロのような衣装で面白い。
オペラヴィジョンから2024年8月30日〜2024年3月2日まで視聴可能です。

ロッシーニ/歌劇「セヴィリアの理髪師」(スウェーデン王立歌劇場 2024年公演)
アルマヴィーヴァ伯爵/コヌ―・キム Konu Kim
バルトロ/ジヨン・エリック・エレビー John Erik Eleby
ロジーナ/ダラ・サヴィノヴァ Dara Savinova
フィガロ/ルサンド・クウェーヴ Luthando Quave
バジリオ/クリスチャン・フロール Kristian Flor
フィオレッロ/ラドスラフ・ルゼペッキ Radoslaw Rzepecki
アンブロージオ/ソルヴァルド・ベルグストレーム Thorvald Bergstrom
ベルタ/マティルダ・ヴァ―ルンド Matilda Wahlund
将校/ペーター・アクレン Peter Achren
公証人/ヤコブ・ウィスタンド Jacob Wistrand
エキストラ/ラバン・ビヨルフォルス Laban Bjorfors
ギター/ヨアキム・ルンドストレーム Joakim Lundstrom
フォルテピアノ/マーティン・ヴィリン Martin Virin
合唱/スウェーデン王立歌劇場合唱団
管弦楽/スウェーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮/ヴィンセンツォ・ミレターリ Vincenzo Milletari
演出・照明/リヌス・フェルボム Linus Felbom
遠近画法/ユリア・プルゼドモイスカ Julia Przedmojska
衣裳・メーキャップ/レナ・リンドグレン Lena Lindgren
ドラマトゥルグ/カタリナ・アロンソン Katarina Aronsson
 

ロッシーニ「オリー伯爵」

ロッシーニの楽しいオペラ「オリー伯爵」が、ドイツのヴィルバート音楽祭でストリーミング放映されました。馬鹿馬鹿しい話ですがとっても面白い。
オリー伯爵のパトリック・カボンゴはアフリカ系フランス人で声がよく出て素晴らしいしアリス役に日本人の大田原瑤さんが出ている。
2024年8月23日から2025年2月23日までオペラビジョンでストリーミング配信される。

ロッシーニ/歌劇「オリ―伯爵」(ヴィルバート・ロッシーニ祭 7月20日公演)
オリ―伯爵/パトリック・カボンゴ Patrick Kabongo
教育係(オリ―伯爵の後見人)/ナタナエル・タヴェルニエ Nathanael Tavernier
イゾリエ(オリ―伯爵の小姓)/ダイアナ・ハラ― Diana Haller
ランボー(騎士、オリ―伯爵の仲間)/ファビオ・カピタヌッチ Fabio capitanucci
アデル伯爵夫人/ソフィア・ムチェドリシヴィリ Sophia Mchedlishvili
ラゴンド夫人(フォルムティエ城の侍女頭)/カミラ・キャロル・ファリアス Camilla Carol Farias
アリス(若い農夫)/大田原瑶 Yo Otahara
管弦楽/カトウィーチェ・カロル・シマノフスキ・フィルハーモニック
指揮/アントニオ・フォリアーニ Antonio Fogliani
演出・舞台装置/ヨッヘン・シェーンレーバー Jochen Schonleber
衣裳/オレ―シャ・マウレル Olesja Maurer

霧ヶ峰にドライブ

霧ヶ峰にドライブをしました。
白樺湖から少し行った長門牧場で美味しいソフトクリームを食べてからビーナスラインを通って車山高原にあるプチペンション グリーンスポットさんに今日は泊まることにしました。

夕食はどれも新鮮な素材を使った美味しいものばかりで
ちょうど8月20日が私の誕生日なのでケーキを作っていただきました。

車山高原 コロボックルヒュッテ

霧ヶ峰の花々

帰りの道筋にあるはとざわ園芸直売店でとうもろこしと桃、枝豆などを買って帰りました。
帰って食べてみると、野菜の味がしっかりしてしてとっても美味しい!

「ニュルンベルクのマイスタージンガー」バリーコスキー演出

バリー・コスキーの「マイスタージンガー」を観てみたいと思っていたところドイツグラモフォンのサブスクstage+で1ヶ月50円で見られるというので、早速やってみました。
今一番演出家として忙しいコスキーの「マイスタージンガー」ですが、さすがに凝っています、そしてとっても面白い。
バリー・コスキーの演出では、ウィーンの「ドン・ジョバンニ」グラインドボーンの「サウル」オランダの「トスカ」リヨンの「金鶏」ロイヤルオペラの「カルメン」「ラインの黄金」ウィーンの「コジ・ファン・トゥッテ」など観ていますが、今回はまず登場人物が多くて理解するのが大変でした。

ワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(2017年バイロイト音楽祭公演)
ハンス・ザックス/ミヒャエル・フォレ Michael Volle
ポーグナー/ギュンター・グロイスベック Gunther Groissbock
フォーゲルゲザング/タンセル・アクゼイべック Tansel Akzeybek
ナハティガル/アルミン・コラルチク Aemin Kolarczyk
ベックメッサ―/ヨハンネス・マルティン・クレンツレ Johannes Martin Kranzle
コートナー/ダニエル・シュムッツハルト Daniel Schmutzhard
ツォルン/パウル・カウフマン Paul Kaufmann
アイスリンガー/クリストファー・カプラン Christopher Kaplan
モーザー/シュテファン・ハイバッハ Stefan Heibach
オルテル/ライムント・ノルテ Raimund Nolte
シュヴァルツ/アンドレアス・ホルル Andreas Horl
フォルツ/ティモ・リーホネンTimo Riihonen
ワルター/クラウス・フローリアン・フォークト Klaus Florian Vogt
ダーフィト/ダニエル・べーレ Daniel Behle
エヴァ/アンネ・シュヴァ―ネヴィルムス Anne Schwanewilms
マグダレーネ/ヴィープケ・レームクール Wiebke Lehmkuhl
夜警/ゲオルグ・ツェッペンフェルト Georg Zeppenfeld
合唱/バイロイト祝祭劇場合唱団
管弦楽/バイロイト祝祭劇場管弦楽団
指揮/フィリップ・ジョルダン Philippe Jordan
演出/バリー・コスキー Barrie Kosky
舞台装置/レベッカ・リングスト Rebecca Ringst
衣裳/クラウス・ブリュンス Klaus Bruns
照明/フランク・エヴィン Franck Evin
ビデオ/レジーヌ・フライゼ Regine Freise
ドラマトゥルグ/ウルリッヒ・レンツ Ulrich Lenz

 

前奏曲から、ワーグナー家の居間にミュンヘンの楽長ヘルマン・レーヴィー、フランツ・リスト、娘コジマと婿のワーグナーが現れ、しかも子供のワーグナー、10代のワーグナー、20代のワーグナーが次々と現れる。
ヴァーンフリート館と同じ実物を見ているかのように細部にこだわって作られたワーグナー家は有名な作曲家などの肖像画が飾られて豪華で服装も物々しい雰囲気が漂っている。ちょっと今までに見たことがないような「マイスタージンガー」バリーコスキーやはりただものではない、面白い!面白い!
ワーグナーは、主人公のマイスター、ザックス(ミヒャエル・フォレ)
20代のワーグナーは、若き騎士ワルター(クラウス・フロリアン・フォークト)
10代のワーグナーは、ザックスの徒弟ダーヴィッド(ダニエル・ベーレ)
リストは、ワルターに好意を寄せる親方ポーグナー(ギュンター・グロイスベック)
その娘エヴァは、コジマ(アンネ・シュヴァーネヴィルムス)
メイドはダーヴィッドの恋人のマグダレーネ(ヴィープケ・レームクール)
レーヴィーは、エヴァを我が物にしようとするベックメッサー(ヨハンネス・マルティン・クレンツレ)
に読み替えているという設定をしているので、コジマに似たエヴァ役のアンネ・シュヴァーネヴィルムスはちょっと歳をとりすぎ感があるのは否めない。
いろんな要素が盛り込まれたコスキー演出、最初から最後まで飽きることのなく進められて、気持ちのいい「マイスタージンガー」でした。
次は、コスキー演出の「ばらの騎士」観てみたい。

ワーグナー「ワルキューレ」

イングランドの南西部で6月から8月にかけて行われている音楽祭ロングボロウ・フェスティバル・オペラでワーグナーの「ワルキューレ」を初めて上演し、2024年8月9日から2025年2月9日までストリーミング配信します。

ワーグナー/楽劇「ワルキューレ」(ロングボロー祝祭オペラ 2024年6月公演)

ジークムント/マーク・ル・ブロック Mark Le Brocq
ジークリンデ/エマ・ベル Emma Bell
ヴォータン/ポール・ケアリー・ジョーンズ Paul Carey Jones
フリッカ/マドレーヌ・ショウ Madeleine Shaw
ブリュンヒルデ/リー・ビセット lee Bisset
フンディング/ジュリアン・クローズ Julian Close
ゲルヒルデ/エレアノ・デニス Eleanor Dennis
オルトリンデ/カーラ・マクハーディ Cara McHardy
ワルトラウテ/レベッカ・アフォンウィ=ジョーンズ Rebecca Afonwy-Jones
シュヴェルトライテ/ヴェレーナ・ギュンツ Verena Gunz
ヘルムヴィーゲ/ケイティー・ロウ Katie Lowe
ジークルーネ/キャロリン・ドビン Carolyn Dobbin
グリムゲルデ/ケイティー・スティーヴンソン Katie Stevenson
ロスヴァイゼ/ロザンナ・マディラス Rozanna Madylus
管弦楽/ロングボロー祝祭管弦楽団
指揮/アンソニー・ネガス Anthony Negus
演出/エイミー・レーン Amy Lane
舞台装置/リアノン・ニューマン・ブラウン Rhianno Newman Brown
衣裳/エマ・リョット Emma Ryott
照明/チャーリー・モーガン・ジョーンズ Charlie Morgan Jones
ビデオ/ティム・バクスター Tim Baxter
振付/ロレーナ・ランディー Lorena Randi

 

 

フェスタサマーミューザ2024 原田慶太楼・川久保賜紀・潤音ノクト

8月12日(月)

フェスタサマーミューザフィナーレコンサートは、原田慶太楼 指揮で東京交響楽団の演奏です。

ムソルグスキー(リムスキー=コルサコフ編):交響詩『禿山の一夜』
吉松 隆:アトム・ハーツ・クラブ組曲第2番 op. 79a
伊福部 昭:ヴァイオリンと管弦楽のための協奏風狂詩曲◆
デュカス:交響詩『魔法使いの弟子』
<Discover the Future>
ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー

指揮:原田慶太楼(東京交響楽団 正指揮者)
ヴァイオリン:川久保賜紀◆
ピアノ:潤音ノクト(バーチャルアーティスト)

今回はニコニコチャンネルで無料放送してくれましたのでご覧ください。

 

ご視聴はこちらから:【Vピアニストとオーケストラは共演できるのか】フェスタサマーミューザKAWASAKI2024 東京交響楽団 フィナーレコンサート ライブ配信 【ニコニコ東京交響楽団/ポルタメタプロジェクト】

フェスタサマーミューザ2024 藤岡幸夫・務川慧悟

8月11日(日)
東京シティフィルハーモニック管弦楽団の演奏で、指揮は藤岡幸夫、ピアノが務川君の超難しいラフマニノフの3番とホルストの「惑星」で、このフェスタ最初に完売がされた公演のようです、務川君の女性ファンがたくさん詰めかけていました。

2024年8月11日(日)ミューザ川崎シンフォニーホール

フェスタサマーミューザ2024東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30
 ~休憩~
ホルスト/組曲「惑星」作品32
ピアノ/務川慧悟
女声合唱/東京シティ・フィル・コーア
指揮/藤岡幸夫
ゲスト・コンサートマスター/須山暢大

ソリスト・アンコール ラフマニノフ/楽興の時第3番。
惑星の女性コーラス余韻は5回。

 

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