紅あずまのスイートポテトでコーヒータイム

秋の味覚、紅あずまのスイートポテトでコーヒータイムです。
やっと涼しくなって、美味しいものがたくさんで出回ってきましたね。
今年は不漁だと聞いた〝秋刀魚〟以外の
松茸ごはん、栗のモンブラン、シャインマスカットなどは一応試してみました。
次は何にしようかな?

ミラノ・スカラ座 大聖堂から ヴェルディ「レクイエム」

新型コロナウィルスの蔓延によってどこのオペラ劇場も閉鎖されていましたが、9月12日ミラノスカラ座はヴェルディ「レクイエム」を公演することになり、ライブストリーミングでも放映してくれるというので早速チケットを購入しました。
世界最大級のゴシック建築のミラノ大聖堂にふさわしいこのコンサートは、新型コロナウィルスの犠牲者に捧げられます。そしてこのライブストリーミングは9月12日から9月20日まで視聴することができます。

 

クラッシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)
エリーナ・ガランチャ(メゾソプラノ)
フランチェスコ・メーリ(テノール)
ルネ・パーペ(バス)
指揮:リッカルド・シャイー
ミラノ・スカラ座管弦楽団
ミラノ・スカラ座合唱団(合唱指導:ブルーノ・カゾーニ)


会場前にはマッダレッラ イタリア大統領、ジュゼッペ・サラ ミラノ市長の姿が見られます。サラ市長は皆さんを出迎えていました。
ミラノ大聖堂には行ったことがないのですが、イタリア国営放送の鮮明な画像のおかげで、まるでその場にいるような荘厳な雰囲気に包まれたヴェルディ「レクイエム」、「怒りの日」は凄みがありましたね。
マエストロは「このコンサートは大聖堂の大司教との対話から、その後スカラ座の最高責任者ドミニク・マイヤー氏から賛同を得ることができた」と語っていました。
リベラ・メ「我を救い給え」という歌詞が、明るい未来への希望を象徴するとも。
最高のステージで最高の演奏者と最高の歌手の演奏はコロナを乗り越えて行く大きな力になると信じています。

 

演奏後マッダレッライタリア大統領とシャイー

フィデリオ

今年はベートーヴェンの生誕250年にあたり、日本でも「フィデリオ」の公演が9月の3、4、5、6日と新国立劇場オペラハウスで開催されました。二期会、新国立劇場、藤原歌劇団の3団体共催するプロジェクトです。
もちろんソーシャル・ディスタンスを守っての演奏会で、私たちは6日の最終日に出かけました。

ベートーヴェン/歌劇「フィデリオ」
 ドン・フェルナンド/小森輝彦
 ドン・ピツァロ/友清崇
 フロレスタン/小原啓楼
 レオノーレ/木下美穂子
 ロッコ/山下浩司
 マルツェリーナ/愛もも胡
 ヤッキーノ/菅野敦
 囚人1/森田有生
 囚人2/岸本大
 管弦楽/東京フィルハーモニー交響楽団
 合唱/二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
 指揮/大植英次
 演出/深作健太
 装置/松井るみ
 照明/喜多村貴
 映像/栗山聡之

「フィデリオ」は、本来ですとフランス革命の発端となった、バスチーユ牢獄襲撃事件から4〜5年たった頃にこのオペラのもとの「救出オペラ」が流行っていて、いろんな作曲家がこの台本に音楽を付けていったのですが、ベートーヴェンは観念的な音楽を付けていった。
その上で、深作健太監督の「フィデリオ」は画期的な読み替えをしており、1945年戦後から2020年現代まで戦後75年を描いていて、ベートーヴェンの時代から遥かに離れた現代の私たちの壮大な物語となっている。
フィデリオことレオノーレは、〝元祖、女性は太陽だった〟の言葉のように時代を超えて、夫を探し続ける強い女性として、四つの時代に登場する四つの壁と闘ってゆくことになります。
ナチス強制収容所の鉄条網と「死の壁」「ベルリンの壁」「パレスチナの分離壁」トランプ政権下での「アメリカ国境の壁」
舞台上方に「Albeit macht Frei?」(働けば自由が得られる)というプレートが掲げられている。
そして序曲は通常演奏される「フィデリオ」でなくて「レオノーレ」序曲3番から始まり、最後は舞台の奥まで全ての壁を取り払って、楽屋裏まで見せる広い空間が、戦争終結記念式典に読みかえられ、車椅子に乗ったフロレスタンをレオノーレが押して登場し、合唱団全員が正装に変わってしかもソーシャルディスタンスを守って並び、最後の合唱を歌い上げられると紗幕が取り払われ客席と舞台の間の「壁」が取り払われる。
フィデリオ(レオノーレ)役の木下美穂子は、真っ赤なスーツで堂々と歌いあげます。
フロレスタン役の小原啓楼も第一声が素晴らしく大きな声を張り上げ、コロナ禍で、たまったエネルギーが爆発するかのような熱気のある舞台でした。
こんな「フィデリオ」は初めて、戦後は私たちが生きてきた道でもあるので、自分の身になって考えさせられるよい舞台だったと思います。
空は秋の空、渋谷区の〝ハチ公バス〟が行き交う山手通りを車で帰りました。

日本フィル・山田和樹

9月4日(金)

日本フィル第723回東京定期演奏会は、新シーズンの幕開けということで、毎年 山田和樹・日本フィル正指揮者が指揮をすることになっている。新型コロナの影響でなかなか演奏会ができなかった中、しっかりしたプログラムで生演奏を熱望していた観客を魅了してくれました。

 

ガーシュウィン/アイ・ガット・リズム変奏曲
ミシェル・ルグラン/チェロ協奏曲(日本初演)
     ~休憩~
五十嵐琴未/櫻暁(おうぎょう) for Japan Philharmonic Orchestra(世界初演)
ラヴェル/バレエ音楽「マ・メール・ロワ」
 指揮/山田和樹
 ピアノ/沼沢淑音
 チェロ/横坂源
 コンサートマスター/扇谷泰朋
 ゲスト・ソロ・チェロ/伊東裕

 

7時からの開演ですが6時半から山田和樹マエストロのプレトークがあり、サントリーホールへ帰ってきたことを本当に喜んでいる様子が伺えました。大好きなガーシュインからミシェル・ルグランのチェロ協奏曲、それから五十嵐琴未の新作「櫻暁」とラヴェルの「マ・メール・ロア」本当に素敵なプログラムです。

ガーシュイン(1898-1937)は、沼沢淑音くんのピアノで「アイ・ガット・リズム」変奏曲で、ガーシュインのミュージカル「ガール・クレイジー」でうたわれる曲、クラリネットが初めに、ピアノからオーケストラに入りジャズらしいノリの良い演奏会の初めにふさわしい曲です。

次が横坂源さんのチェロでなんとミシェル・ルグラン(1932-2019)のチェロ協奏曲、ミシェル・ルグランといえば「シェルブールの雨傘」など映画音楽で有名ですが、今回の曲はコンテンポラリー音楽の部類に入るかなとマエストロが言っていました。そしてミシェル・ルグランは、去年お亡くなりになったんですね!
チェロの横坂源さん、全く休む暇のない曲なので、譜面台二つを並べて、時々はマエストロが譜めくりをしていました。
アンコールは、ピアノの沼沢淑音さんとフォーレの「アプレ・レーヴ」(夢のあとに)でした。

休憩があって、若くて素敵な五十嵐琴未さんの作曲した「櫻暁」は、「枕草子」の、〝春はあけぼの ようよう白くなりゆく山ぎわ〟なんて言葉が浮かぶような、そんな感じかしら。世界初演で、本人は会場にいましたが、舞台には出ていらっしゃらなかったですね。

最後はラヴェル(1875-1937)の「マ・メール・ロワ」英語でマザーグース。今日は組曲でなく、バレエ全曲バージョンを取り上げます。
「前奏曲」「紡ぎ車の踊りと情景」「眠れる森の美女のパヴァーヌ」「美女と野獣の対話」「親指小僧」「パゴダの王女レドロネット」「妖精の庭」からなっている。フルートの真鍋さん、ピッコロの難波さん、オーボエの杉原さんの日フィル美女トリオが大活躍。
「美女と野獣の対話」では、ハープのグリッサンドによって野獣コントラファゴットがヴァイオリン・ソロに変身する鮮やかな描写が、王子役の扇谷、野獣から王子にその場で変身みたいで面白い。
本当に楽しい、若い才能にあふれた日本フィルの東京定期演奏会でした。

 

映画「事故物件」

松原タニシというピン芸人が、自分が本当に事故物件に住んでみて「事故物件怪談 怖い間取り」を出版し。8月28日には映画になった。
怪奇物好きの娘と一緒に行ってきました。
監督:田中秀雄 「リング」「貞子」
キャスト:売れないピン芸人 山野ヤマメに KAT-TUNの 亀梨和也 など現在テレビに出演している俳優、芸人がたくさん出演している。

米津玄師

友達から「米津玄師」(よねずけんし)ってどうゆう人って質問があったので調べてみました。
1991年徳島出身のYou Tuber、〝ハチ〟の名でオリジナルの曲を発表して有名になりました。もちろんYou Tuber なので世界から注目されることにもなっています。
2012年には本名の〝米津玄師〟の名でアルバムをリリース。
全曲にわたり、作詞・作曲・アレンジ・プログラミング・歌唱・演奏・ミックスを自身で手掛けているのに加え、動画・アートワークも独りで制作するという、驚異の才能を見せる。
2013年、2014年、2015年、2016年、2017年と活躍し、
2018年にはTBS金曜ドラマ「アンナチュラル」の主題歌として、新曲「Lemon」を書き下ろしとこのあたりから一般人にも有名になりました。「NHK」2020応援ソングとしてFoorinが歌う「パプリカ」を作詞・作曲・プロデュース、「第69回NHK紅白歌合戦」で初のテレビ歌唱を果たした。

 

https://dai.ly/x74vct5

米津玄師って天才だったんですねー。
第2の質問でどうして前髪がいつも目を隠しているの?は、
昔ひきこもりだったらしくて、その後遺症かもね。
そういえば今、アマゾンプライムで「アンナチュラル」見てるところだった。
エンディングの曲が「Lemon 」なのね、注目!注目!

今日は私の誕生日

8月20日は私の誕生日、日本橋高島屋に行って、お寿司と和菓子は巌邑堂(がんゆうどう)の「夏の夜」と「清流」を買ってきて家で食べました。

花束と口紅のSUPER STAY MATTE INK  は娘のプレゼントです。
この口紅、16時間色が落ちないんです、マスクをしてもマスクに色が映らない。
MAYBELLINE  NEW YORK製で一本1500円ですーっ。街中のドラッグストアに売っていますよ。

大井町阪急で日光天然氷のかき氷

皆様、暑い日が続いています。
大井町阪急のイートインで、8月12日〜25日まで、日光天然氷のかき氷が食べられます。
「四代目氷屋徳次郎」というお店だそうです。。
「とちおとめシロップ」「ブルーベリーシロップ」「りんごシロップ」「抹茶シロップ」など10種類以上のシロップとトッピングがありますので、是非ともお出かけください。

弘田三枝子

7月21日に歌手の弘田三枝子さんがお亡くなりになりました。
それ以降、彼女のyoutube がたくさんアップされています。本当にたくさんの歌をレコーディングされているので、びっくりしているんですが、「子供じゃないの」「バケイション」「人形の家」の他にオルジナルの曲もたくさん作っているし、特にジャズがうまいですね。
On A Clear Day (ある晴れた日永遠が見える)をどうぞ!

https://youtu.be/bu_xHTZc9aY

 

THE DAYS OF WINE AND ROSES (酒とバラの日々)も!

https://youtu.be/j3b6IP3o6LA

フェスタサマーミューザ川崎2020フィナーレコンサート

8月10日(月)

フェスタサマーミューザ2020のフィナーレコンサートは東京交響楽団で、指揮が来年4月1日から東京交響楽団の正指揮者に任命された原田慶太楼さん、ハープが東京交響楽団首席ハープ奏者の影山梨乃さんのロシア特集です。

ショスタコーヴィチ/祝典序曲
グリエール/ハープ協奏曲変ホ長調作品74
     ~休憩~
リムスキー=コルサコフ/交響組曲「シェエラザード」
 管弦楽/東京交響楽団
 指揮/原田慶太楼
 ハープ/景山梨乃
 コンサートマスター/水谷晃

初めのショスタコーヴィチ(1906-1975)の「祝典序曲」は。前日の8月9日がショスタコーヴィチ の命日ということもあり、P席を陣取ったバンダが華やかにこのフェスタの終わりを彩ります。

グリエール(1875-1956)のハープ協奏曲は、フィナーレに相応しい曲で、大地のイメージがあり、メロディーが美しく楽器のテクニカルな部分も楽しめる。景山さんのハープの音色に酔いしれたひと時でした。アンコールは、アンリエット・ルニエの「いたずら小僧の踊り」で、この後の「シェエラザード」にも景山さんは出演しました。

リムスキー=コルサコフ(1844-1908)の「シェエラザード」千夜一夜物語は、アラビアンナイトの語リ手、シェエラザードの物語が発想の根源。スルタン(シャリアール王)は彼の1番目の妻の不貞を発見した怒りから、妻と相手の奴隷をはねて殺害する。女性不信となった王は、街の生娘を呼び一夜を過ごしては、翌朝には処刑していた。側近の大臣が困り果てていた時、大臣の娘のシェエラザードは、王の愚行をやめさせるため王との結婚を志願する。シェエラザードは毎晩命がけで王に興味深い物語を語る。そして物語が佳境に入ったところで「続きはまた明日」と話を打ち切る。千と一夜の物語を終える頃には二人の間には子供が生まれていた。
1楽章(海とシンドバッッドの海)、2楽章(カランダール王子の物語)は続けて演奏。
3楽章(若い王子と王女)ゆったりとヴァイオリンが奏で、小太鼓の小気味良いリズムからクラリネットが王女の主題を演ずる。
4楽章(バクダッドの祭りー海ー船は青銅の騎士のある岩で難破ー終曲)シャリアール王の主題からバグダッドの祭りの主題。徐々に盛り上がり頂点で船の難破の場面と最後は独奏ヴァイオリンとハープが対話するようなシェエラザードの主題を美しく奏でて終わります。

若い指揮者と若い楽団員の熱気がムンムンする素晴らしい演奏でした。オケも結構大編成でしたよ!