日フィル・第308回横浜定期演奏会

6月6日(土)

ラザレフのロシアプログラム。

ショスタコーヴィチ/組曲「馬あぶ」作品97a
ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲
~休憩~
ストラヴィンスキー/バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)
指揮/アレクサンドル・ラザレフ
ピアノ/伊藤恵
コンサートマスター/扇谷泰朋
フォアシュピーラー/九鬼明子
ソロ・チェロ/辻本玲

ショスタコーヴィチの 「馬あぶ」は、映画音楽として造られたもので、序曲、コントルダンス、民衆の祝日、間奏、手回しオルガンのワルツ、ギャロップ、序奏、ロマンス、間奏曲、夜想曲、情景、フィナーレの12曲で成り立っている。
3本のサクソフォンが活躍する第7曲の序奏、ヴァイオリン・ソロが泣かせる第8曲のロマンス、辻本ソロの朗々たる響きが胸を打つ第10曲の夜想曲など素敵です。

次の有名なラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲は、伊藤恵さんの熱演。

最後「火の鳥」は、1945年版組曲です。

テミルカーノフ マーラー3番

6月5日(金)

読響の6月定期演奏会は、ロシアのテミルカーノフで、マーラーの最長交響曲3番です、100分ほどの長さ。

マーラー/交響曲第3番
指揮/ユーリ・テミルカーノフ
メゾ・ソプラノ/小山由美
女声合唱/新国立劇場合唱団
児童合唱/NHK東京児童合唱団
コンサートマスター/日下紗矢子
フォアシュピーラー/長原幸太

流石巨匠の演奏で、100分近くが全然長く感じられなかった。
楽譜の出版の際には除かれてしまったプログラムですが、わかりやすいので、

『夏の朝の夢』
第一部
序章   牧神(バーン)は目覚める
第1楽章 夏が行進してくる(バッカスの行進)
第二部
第2楽章 野の花たちが私に語ること
第3楽章 森の動物たちが私にかたること
第4楽章 人間が私に語ること
第5楽章 天使たちが私にかたること
第6楽章 愛が私に語ること
いろんな今まで聞いたメロディーが出てくるので、私にとってはとっても面白い曲でした。
テミルカーノフさんの風貌も素敵ですね!

テミルカーノフさんは、2015年4月に春の叙勲で、旭日中綬章を受賞したそうです。

 

 

長柄 四季音楽祭

5月31日(日)

千葉県の中央にある長柄・ふる里村までドライブです。
生命の森リゾート ホテルトリニティ書斎で大友肇君のコンサートがあるためで、
田んぼの中を車で走っていくと、突然美しいリゾートホテルが現れたのにビックリ!

 

主催:真名カントリークラブ
企画・おしゃべり:日比野和子

サンマルティーニ/チェロ・ソナタ ト長調
バッハ/無伴奏チェロ組曲第3番からプレリュード、サラバンド、ブーレー、ジーグ
シューマン/アダージョとアレグロ
~休憩~
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」より第2楽章
バリエール/2台のチェロのためのソナタ ト長調
メンデルスゾーン/チェロ・ソナタ第2番
チェロ/大友肇
ピアノ/野本哲雄
第2チェロ/大友裕子

詳しくは、デジブックをご覧ください。
ピアノの野本哲雄が弾いた「悲愴」第2楽章がデジブックBGMの中にありましたので、
合わせてお楽しみください。

 

ジューンベリー

 

4月に白い花が咲く、采振木(ざいふりぼく)、別名 四手桜(しでざくら)
采配(指揮官が手に持つもの)、四手(神社で榊に和紙を切ったものを下げる)に似ているから。

4月6日、京都下賀茂神社近く

ps京の桜2015 330-001

アメリカザイフリボクは、ジューンベリーと呼ばれて実を食用にしています。

5月19日 大井町近所    6月には実が真っ赤になるのかな?

滴 005-1

日フィル・第670回東京定期演奏会

5月15日(金)

下野竜也のオール日本フィルシリーズ。

黛敏郎/フォノロジー・サンフォニック-交響的韻律学-
林光/Winds(日本フィル・シリーズ第24作)
三善晃/霧の果実(日本フィル・シリーズ第35作)
~休憩~
矢代秋雄/交響曲(日本フィル・シリーズ第1作)
指揮/下野竜也
コンサートマスター/西本幸弘(ゲスト、仙台フィルのコンサートマスター)
フォアシュピーラー/千葉清加
ソロ・チェロ/菊地知也

下野君2回目のオール日本フィルシリーズ。
終わってみれば、ブラボーの嵐でした。 凄い!

テンヤテンヤテンテンヤテンヤ: 獅子文六の「自由学校」より神楽囃子のリズムが
矢代秋雄の交響曲のなかで一貫して用いられている。

読響・第548回定期演奏会

5月13日(水)

モーツァルト/ピアノ協奏曲第17番ト長調K453
~休憩~
ショスタコーヴィチ/交響曲第7番「レニングラード」
指揮/エルヴィン・グルベルグ・イェンセン
ピアノ/アントレアス・シュタイアー
コンサートマスター/長原幸太
フォアシュピーラー/伝田正秀

チェンバロ弾きのシュタイアーさんのモーツァルト。
背の高いノルウェーの若き指揮者イェンセンの「レニングラード」は、体力消耗的。

ラボ・エクセルシオ

5月9日(土)

ラボ・エクセルシオ新章Ⅳ
ファーストヴァイオリンの西野ゆかさんが、腕を痛め今年1年静養することになり、
小林朋子さんが(サントリー室内楽アカデミーの第一期生)代演となります。

スカルソープ/弦楽四重奏曲第15番
猿谷紀郎/アイテールの貪欲
~休憩~
バルトーク/弦楽四重奏曲第1番
クァルテット・エクセルシオ

演奏会場が、隅田川沿いにある金色の「炎のオブジェ」、アサヒ・スーパードライホール

作曲者・猿谷紀郎さんと渡辺和さん、セカンドの山田桃子さんでプレトークがあり、猿谷さんのどこまでも続く面白いお話は、ゆっくりと聞いてみたい。
アイテールはエーテル、伊勢神宮の「式年遷宮」とか鼓童とのコラボレーションで坂東玉三郎が芸術監督とかいろいろあります。

スカルソープは、オーストリアのタスマニア出身、全編に鳥の囀りでアジア的。

日本フィル・第669回東京定期演奏会

4月24日(金)

インキネンさん日本フィルの次期首席指揮者に就任が決まりました。
おめでとうございます。また九州公演に行くかな?とかヨーロッパ公演もありかな?
とかいろいろ妄想が広がります。

ブラームス/ピアノ協奏曲第1番
~休憩~
ブルックナー/交響曲第7番(ハース版)
指揮/ピエタリ・インキネン
ピアノ/アンジェラ・ヒューイット
コンサートマスター/ヴェサ=マッティ・レッペネン(ゲスト)
フォアシュピーラー/千葉清加
ソロ・チェロ/菊地知也

ピアニストのアンジェラ・ヒューイットが弾くのはファツィオーリというイタリア製のピアノで、
金属的なキンキンした音はまったくなく柔らかい木の音が心地よい。
ブルックナー7番は、スッキリ早めかと思ったら、重厚で壮大なものでした。
インキネンのブルックナー7番は結構長い上に、帰りは音友と中華でお祝いしたので、
駐車料金はカンブルランの時より遙かにお高いものとなりました。

 

日本フィル・第306回横浜定期演奏会

4月18日(土)

インキネンのオールシベリウスで、作曲者生誕150周年記念コンサート。

シベリウス/組曲「カレリア」
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲
~休憩~
シベリウス/組曲「レンミンカイネン」
指揮/ピエタリ・インキネン
ヴァイオリン/三浦文彰
コンサートマスター/扇谷泰朋
フォアシュピーラー/千葉清加
ソロ・チェロ/菊地知也

今季からプレトークがホワイエでなくて演奏会場で座りながら聴くことが出来るので、
とっても楽です。 少し早目にいけば貴重な情報が入りますよ。
今日は奥田佳道さんが担当でした。

組曲「カレリア」は、≪間奏曲≫、≪バラード≫、≪行進曲風に≫の3部形式、
最初ゆっくりしたテンポで、最後がアンコールでも有名な行進曲風です。

ヴァイオリン協奏曲は今ピカイチの三浦君、インキネンもバイオリニストだったので、
あ・うんの呼吸で響き合います。

最後の組曲「レンミンカイネン」は、初演の時の順番「レンミンカイネンと乙女たち」→「トゥオネラのレンミンカイネン」→「トゥオネラの白鳥」→「レンミンカイネンの帰郷」で演奏されました。

日本フィル・第212回サンデーコンサート

4月12日(日)

池袋の東京芸術劇場コンサートホールにて

ブラームス/ドイツ・レクイエム
指揮/広上淳一
ソプラノ/中嶋彰子
バリトン/河野克典
合唱/パイオニア合唱団
コンサートマスター/物集女純子(ゲスト)
フォアシュピーラー/齋藤正和
オルガン/長井浩美

主役が合唱で今回はパイオニア合唱団。
アマチュア合唱団ですが、これまで何度か日フィルとは共演しているそうです。
声も身体もひと回りビッグになった中島彰子さんとっても素敵でした。

読響・第547回定期演奏会

4月10日(金)

新シーズンは、首席指揮者・カンブルランのブルックナーで始まります。

リーム/厳粛な歌―歌曲付き(日本初演)
~休憩~
ブルックナー/交響曲第7番(ノヴァーク版)
指揮/シルヴァン・カンブルラン
バリトン/小森輝彦
コンサートマスター/小森谷巧
フォアシュピーラー/長原幸太

ブルックナーの前にリームの「厳粛な歌」があったのですが、いつもより早め駐車料金も少なめの最速のブルックナーでした。
カンブルランさんらしく、スマートで明るいブルックナー。