映画・黒衣の刺客

9月20日(日)

渋谷TOEIで映画「黒衣の刺客」を見てきました。

黒衣の刺客

第68回カンヌ国際映画祭≪監督賞≫受賞の作品です。

監督・候孝賢(ホウ・シャオシェン)

スー・チー
チャン・チェン
妻夫木 聡
忽那 汐里
シュー・ファンイー

リー・ピンビンのカメラワークが見たかったので行ってきました。
日本の京都、奈良、兵庫などでも撮影されたようです。
絹の衣装が何とも艶があって美しかった。

ストーリーは、女道士に刺客として育てられた隠娘(スー・チー)、
標的は、かつての許嫁であった田季安(チャン・チェン)、
ある日、窮地を日本人遣唐使(妻夫木聡)に助けられ、
人間らしさを取り戻してゆくというもの。

ナレーションがあって、役者の言葉がとても少ないので、
リー・ピンビンのカメラワークと、リー・チャンの荘厳な音楽を
たっぷり堪能することが出来ました。

今、中国の評判があまりよくないので、残念ながらお客は少なかったようです。
帰りは、ヒカリエに寄って、ジョエル・ロブションのパン、栗のカンパーニュを買って帰りました。

 

日本フィル・第310回横浜定期演奏会

9月19日(土)

横浜日本フィルの新シーズンが始まりました。
指揮は、藤岡幸夫さん。

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番
~休憩~
グノー/聖チェチリア祝日のためのミサ・ソレムニス
指揮/藤岡幸夫
ピアノ/ソヌ・イェゴン
ソプラノ/半田美和子
テノール/鈴木准
バリトン/浅井隆仁
合唱/日本フィルハーモニー協会合唱団
コンサートマスター/千葉清加
フォアシュピーラー/齊藤政和
ソロ・チェロ/辻本玲

ラフマニノフの3番と言えば最も難しいと言われている曲ですが、難なく弾きこなしてしまった
ソヌ・イェゴンは、日本フィルの〝輝け アジアの星〟の一人で韓国生まれ。

フランス人のグノーの聖チェチリア祝日のためのミサ・ソレムニス
声を張り上げることなく美しく歌い上げていて、日フィル合唱団の人も結構満足していました。

 

 

読響9月は、「トリスタンとイゾルデ」

9月6日(日)

読響の551回サントリー定期演奏会。
カンブルラン「トリスタンとイゾルデ」演奏会形式です。
天候不順な日が続いて、鬱陶しい気分を吹き飛ばしてくれました。
3:00pm~8:00pmの間、2回の30分休憩

ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲(演奏会形式、字幕付き)
指揮/シルヴァン・カンブルラン
トリスタン/エリン・ケイヴス
イゾルデ/レイチェル・ニコルズ
マルケ王/アッティラ・ユン
ブランゲーネ/クラウディア・マーンケ
クルヴェナル/石野繁生
メロート/アンドレ・モルシュ
若い水夫、舵手、牧童/与儀巧
男声合唱/新国立劇場合唱団(合唱指揮/冨平恭平)
副指揮/ティル・ドレーマン
コンサートマスター/長原幸太

アリアで曲は何度も聴いていますが、通しで聴くのは、初めて。
アイルランド、コーンウォール、ブルターニュを結ぶ悲劇のラブストーリーなんですね!
イゾルデ役が交代で、若いレイチェル・ニコルズになったので、これも良かったと!
マルケ王のアッティラ・ユン、クルヴェナルの石野繁生がとくによかった。

3000円の駐車代もバイロイトに行ったつもりになれば平気ですね。
カンブルランさん、次はどんなオペラをやってくれるか楽しみです。

日本フィル 第673回東京定期演奏会

9月4日(金)

涼しくなってやっと演奏会のシーズンがやってきました。
9月がシーズンスタートとなる日本フィルの演奏会、
まずは正指揮者の山田和樹さん そして、若きサクソフォン奏者は、上野耕平さんです。

日フィル

 

ミヨー/バレエ音楽「世界の創造」
ベートーヴェン/交響曲第1番
~休憩~
イベール/アルト・サクソフォンと11の楽器のための室内小協奏曲
別宮貞夫/交響曲第1番(日本フィル・シリーズ再演企画第9弾)
指揮/山田和樹
サクソフォン/上野耕平
コンサートマスター/扇谷泰朋
フォアシュピーラー/千葉清加
ソロ・チェロ/菊地知也

ミヨーとイベールは、サックス演奏が上野耕平君、1992年生まれ。
数々のコンクールで受賞し、「題名のない音楽会」で山田和樹さんと共演して絶賛された。

ベートーヴェンは、16型で、第2楽章と第4楽章はじめに思い切った事をして楽しませてくれました。初めての経験。

別宮貞夫さんの生まれた1922年は、ミヨーのバレエ音楽「世界の創造」が出来上がった年だそうです。
交響曲第1番 第1楽章〝あこがれ〟 第2楽章〝たたかい〟 第3楽章〝なげき〟 第4楽章〝・・・そしてまた〟と副題がついている。

ザ・ウインザーホテル洞爺湖

8月2日~4日の旅で立ち寄った洞爺湖ウインザーホテルのあるポロモイ山頂は、

625mなんですが、雲海がみえるそうです。

 

ps洞爺湖 095-001

ps洞爺湖 096-002

ps洞爺湖 097-003

ps洞爺湖 104-004

フルートとピアノの演奏をしていました。

ps洞爺湖 132-005

そして私たちは、軽い食事とコーヒー、ケーキを。

ケーキ4

北海道では、このごろトマムの雲海が有名ですが、ウインザーホテルからでも雲海が見られるんですね!

 

北海道で涼む

8月2日(日)~4日(火)

飛行機で函館まで行き、函館~新千歳までレンタカーを借りてドライブです。

先ずは、函館空港で美味しい海鮮丼を頂きました。

 

海鮮丼

 

来年3月には、北海道新幹線が、新青森~新函館北斗の間を開通するということで、
なんだかざわつく函館近辺です。

函館~大沼を経て、洞爺湖へ
2008年北海道洞爺湖サミットが開かれて有名になった、ザ・ウインザーホテル洞爺は、〝夢よもう一度〟といった雰囲気で佇んでいます。
何故って、来年3月に新幹線が開通されるのは、当分の間、新青森~新函館北斗間だけなので、札幌に開通されるまでは、函館の天国ですね!

洞爺湖 105-1

ということで、洞爺湖のほとりにも野口リゾートの素晴らしいホテル〝乃の風リゾート〟が出来ていました。

 

洞爺湖 148-1

 

広上・京響 名古屋公演

7月30日(木)

うだるような暑さの中、名古屋まで行ってきました。
広上さんに興味のある友達二人と私達二人、名古屋オアシス21の中のお豆腐料理屋さんで待ち合わせ、学生時代のその後の噂話に花を咲かせながら2時間ばかりお喋りして、演奏会場へ。

ラヴェル/亡き王女のためのパヴァーヌ
モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番イ長調K488
~休憩~
ベルリオーズ/幻想交響曲
指揮/広上淳一
ピアノ/清水和音
コンサートマスター/泉原隆志
フォアシュピーラー/渡邊穣

最初のラヴェルからしてヨーロッパのセピア色の音がして、ヨーロッパ公演のお土産をいただきました。というのも、京響はこの5月、6月にフィレンツェなどのヨーロッパ公演で大喝采を博して来たので。
清水和音さんのモーツァルトのピアノ協奏曲が終わると、アンコールは最初のパヴァーヌのピアノ版。同じ演奏会で、亡き王女のためのパヴァーヌの原曲と管弦楽編曲版と両方が聴けて観客も大満足です。
最後はベルリオーズの幻想、もう素晴らしい熱演でした。名古屋の聴衆も〝あの指揮者、すごく頑張っとったねー〟と。
アンコールは、コバケンさんの物まねで「ダニーボーイ」。
重厚で、英国の香りがして、素敵な「ダニーボーイ」でした。

演奏会って、行ってみなければわからない。
来年、京響名古屋公演は、6月だそうです。
好奇心いっぱいの名古屋の友人達、これから何が起こるか分らない!

名古屋駅の近くの兄の家には、いつも行って、車で演奏会場に送ってもらうんですよね。
またよろしく!

広上・日フィル

7月10日(金)

日本フィル・第672回東京定期演奏会
7月の日フィルは、このところ広上さん指揮になっていますが、
来年日フィル広上指揮は、春の3月のようです。

エルガー/ヴァイオリン協奏曲
~休憩~
メンデルスゾーン/交響曲第3番
指揮/広上淳一
ヴァイオリン/ダニエル・ホープ
コンサートマスター/木野雅之
フォアシュピーラー/千葉清加
ソロ・チェロ/菊地知也

ヴァイオリンソリストのダニエル・ホープのヴァイオリンは、1742年製のグァルネリ・デル・ジェス、
最高のテクニックでエルガーのヴァイオリン協奏曲。
アンコールがあって、ヴェストホフ(1656-1705)の「鐘の模倣」
メンデルスゾーンの「スコットランド」は、もう何も言うことがないくらい。

エク第29回東京定期演奏会

7月9日(木)

結成21年目に入ったクァルテット・エクセルシオ。
西野ゆかさんが、今年いっぱい休養ということで、

ドホナーニ/弦楽三重奏のためのセレナード ハ長調 作品10
ベートーヴェン/弦楽三重奏曲第2番ト長調 作品9-1
~休憩~
ブラームス/ピアノ四重奏曲第1番ト短調 作品25
クァルテット・エクセルシオ
ピアノ/近藤嘉宏

いつもは聴けないドホナーニとベートーヴェンの弦楽三重奏曲とブラームスのピアノ四重奏曲。
近藤嘉宏さんのピアノを加えてのブラームスのピアノ四重奏曲、特に最後の「ジプシー風ロンド」は圧巻でした。終わりは皆笑顔でブラボー、ブラボー。
ひとり欠席するのもたまにはよいことですね。

広上・神奈川フィル

7月4日(土)

神奈川フィルハーモニー管弦楽団の第5回音楽堂シリーズ定期演奏会、
今回は、常任指揮者の川瀬賢太郎さんの先生にあたる広上淳一さん指揮です。

細川俊夫/瞑想~3月11日の津波の犠牲者に捧げる~(日本初演)
ハイドン/協奏交響曲
~休憩~
ハイドン/交響曲第100番ト長調「軍隊」
指揮/広上淳一
ヴァイオリン/石田泰尚
チェロ/門脇大樹
オーボエ/古山真里江
ファゴット/鈴木一成
コンサートマスター/廣岡克隆(前半)、石田泰尚(後半)

もちろん広上さんを目当てに行ったのですが
川瀬賢太郎君、生で見た方がずーっと素敵ですね。
先ず川瀬、広上、細川の3人でプレトークがあり、
細川作日本初演の「瞑想」
神奈フィルのメンバー4人によるハイドンの協奏交響曲。
メンバー4人によるアンコールもありました。ハイドンのディヴェルティメント第46番の1楽章アレグロ・コン・スピリート。
最後に、指揮科の広上先生の教科書ともいえる「軍隊」は、躍動感が溢れて、ほんとうに面白い演奏でした。