ベッリーニ「夢遊病の女」

ライン・ドイツ・オペラでベッリーニの「夢遊病の女」を公演しyoutube  で公開されました。
スイスの牧歌的な村で、結婚式の準備をしている新婦アミーナと新郎エルヴィーノ、夢遊病のアミーナが巻き起こす不審な行動が疑いを呼びますが、最後はハッピーエンドで終わります。

https://www.youtube.com/watch?v=_rVVxQf3J5U&t=466s
オペラ・ヴィジョン 2023年
 
ベルリーニ/歌劇「夢遊病の女」(ライン・ドイツ・オペラ公演)
ロドルフォ伯爵/ボグダン・タロシュ Bogdan Talos
テレーザ/カタルジナ・クンツィオ Katarzyna Kuncio
アミーナ/ステーシー・アローメ Stacey Alleaume
エルヴィーノ/エドガルド・ロチャ Edgardo Rocha
リーザ/ハイジ・エリザベス・メイヤー Heidi Elisabeth meier
アレッシオ/ヴァレンティン・ルッケビアー Valentin Ruckebier
公証人/アポストロス・ゾイデス Apostolos Zoidis
合唱/ライン・ドイツ・オペラ合唱団
管弦楽/デュッセルドルフ交響楽団
指揮/アントニーノ・フォリアーニ Antonio Fogliani
演出/ヨハンネス・エラース Johannes Erath
舞台装置/ベルンハルト・ハンマー Bernhard Hammer
衣裳/ホルヘ・ジャラ Jorge Jara
照明/ニコール・ハングスベルク Nicol Hungsberg

ジョン・アダムス「中国のニクソン」

パリのオペラ・バスティーユは、ジョン・アダムスの「中国のニクソン」を上演しました。(medici.tv)
2012年METで「ニクソン・イン・チャイナ」として取り上げた作品です。
今回ニクソンにトーマス・ハンプソン、ニクソン、夫人にルネ・フレミング、江青女史には同じキャスリーン・キムが演じます。

ジョン・アダムズ/歌劇「中国のニクソン」(パリ、オペラ・バスティーユ 2023年公演)
リチャード・ニクソン/トーマス・ハンプソン Thomas Hampson
パット・ニクソン/ルネ・フレミング Renee Fleming
周恩来/̪チャン・シャオモン Xiaomeng Zhang
毛沢東/ジョン・マシュー・マイヤース John Matthew Myers
ヘンリー・キッシンジャー/ジョシュア・ブルーム Joshua Bloom
江青/キャスリーン・キム Kathleen Kim
ナンシー・タン(毛沢東の第1秘書)/ヤジェ・ザン Yajie Zhang
毛沢東の第2秘書/ニン・リャン Ning Liang
毛沢東の第3秘書/エマニュエラ・バスク― Emanuela Pascu
合唱/パリ・オペラ合唱団
管弦楽/パリ・オペラ管弦楽団
指揮/グスターヴォ・デュダメル Gustavo Dudamel
演出/ヴァレンチナ・カラスコ Valentina Carrasco
舞台装置/カーレス・ベルガ Carles Berga
舞台・照明デザイン/ピーター・ヴァン・プレート Peter van Praet
衣裳/シルヴィア・アイモニノ Silvia Aymonino
音響デザイン/マーク・グレイ Mark Grey

ニクソン訪中
という歴史的な事実をオペラにしてしまった、英語のオペラです。
1987年監督のピーター・セラーズが作曲家ジョン・アダムスに持ちかけて作った作品で、
毛沢東とその妻、ニクソンとその妻、周恩来、キッシンジャーとその当時の文革の中国などあらゆるものを全て取り込んで、クラシック音楽というジャンルも乗り越えて作った新しい音楽作品。

ウィーン国立歌劇場「ユリシーズの故郷への帰還」

ウィーン国立歌劇場は、モンテヴェルディの「ユリシーズの故郷への帰還」をストリーミング放映しています。
ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」に基づくオペラは、オデュッセイア(イタリア語でユリシーズ)がトロイ戦争から帰国した瞬間から始まります。
ユリシーズ役はゲオルグ・ニグル、妻のペネローペはケート・リンジー、指揮はスペインのパブロ・エラス=カサド、演出はドイツ・スイス系ユダヤ人のジョッシ・ヴィーラーとアルゼンチンのセルジオ・モラビートが担当しています。

 
ウィーン国立歌劇場公演「ユリシーズの故郷への帰還」
 
モンテヴェルディ/歌劇「ユリシーズの故郷への帰還」(2023年4月15日公演)
ユリシーズ(トロイ戦争の英雄)/ゲオルグ・ニグル Georg Nigl
ペネローペ(ユリシーズの妻)/ケート・リンジー Kate Lindsey
テレマーコ(ユリシーズの息子)/ジョッシュ・ロヴェル Josh Lovell
女神ミネルヴァ/イザベル・シニョレット Isabel Signoret
エウリマコ(ペネローペの求婚者)/尼子広志 Hiroshi Amako
海神ネプチューン、アンティノー(ペネローペの求婚者)、時/アンドレア・マストローニ Andrea Mastroni
エウメーテ(ユリシーズの羊飼い)/ロバート・バートネック Robert Bartneck
エリクレア(ペネローペの乳母)、人間1/ヘレーネ・シュナイダーマン Helene Schneiderman
イーロ(求婚者たちの従者)、人間2/イェルク・シュナイダー Jorg Schneider
メラント(ペネローペの侍女)、人間3/ダリア・スシュコヴァ Daria Sushkova
ピサンドロ(ペネローペの求婚者)、人間4/カトレーオ・モハバーネ Katleho Mokhoabane
ジュノーネ(ジュピターの妻)/アンナ・ボンダレンコ Anna Bondarenko
主神ジュピター/ダニエル・イェンツ Daniel Jenz
愛/アルマ・ノイハウス Alma Neuhaus
幸運/ミリアム・クトロワッツ Miriam Kutrowatz
合唱/ウィーン国立歌劇場コールアカデミー
管弦楽/ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
指揮/パブロ・エラス=カサド Pablo Heras-Casado
演出/ジョッシ・ヴィーラ― Jossi Wieler &セルジオ・モラビート Sergio Morabito
舞台装置・衣裳/アンナ・ヴィ―ブロック Anna Viebrock
舞台装置補佐/トルステン・ケプフ Torsten Kopf
照明/ラインハルト・トラウプ Reinhard Traub
映像/トビアス・ドゥシェ Tobias Dusche
 
2部構成として上演。
 
ユリシーズの冒険よりも故郷に帰った時のことに焦点が当てられている。
トロイ戦争の後20年を経て、ユリシーズが故郷のイサカ島に到着すると、3人の怠惰な求婚者が妻のペネローペに執拗に求愛し王位を奪おうとしていたが、忠実な友人や息子のテレマーコの助けを借りて、ユリシーズは王位を守り、愛する妻と王家の人々の元へ戻ることができた。
ユリシーズ役のゲオルグ・ニグルやペネローペ役のケート・リンジーが声量のある豊かな音を響かせてとても楽しく1640年のオペラと思えないくらい。


First Love 初恋

Netflix 最高の日本のドラマと言われる「First     Love 初恋」観ました。
宇多田ヒカルの「初恋」が全編に流れるラブストーリーです。
満島ひかり、佐藤健など今最高の俳優が出演しています。
監督・脚本は 寒竹ゆり(1982年4月16日生)

5年ばかり前にドラマ「カルテット」に松たか子、満島ひかり、松田龍平、高橋一生が出ていてその時流れていたのは椎名林檎の「おとなの掟」その時の満島ひかりさんが今度も瑞々しい感性を見せてくれました。あの時はクラシック音楽でしたが、今度はタクシー運転手と自衛隊員から、CA(キャビン アテンダント)とパイロットなんですね。

ヴェルディ「アイーダ」

ローマ歌劇場がヴェルディの「アイーダ」を2023年4月7日〜2023年10月7日までストリーミング放映しています。
アイーダにはウィーン国立歌劇場で活躍していたクラッシミラ・ストヤノヴァが、ラダメスにはグレゴリー・クンデが、アムネリスにはエカテリーナ・セメンチュクが伝統的な「アイーダ」を演じています。
指揮はミケーレ・マリオッティで2022 年からローマ オペラ座の音楽監督を務めている。
演出は1966年トリノ生まれのデヴィッド・リヴモアで、マッジョ ミュージカル フィオレンティーノ、トリノのレジオ、ナポリのサン カルロ、ジェノヴァのカルロ フェリーチェなどで総合的に舞台を演出している。

https://www.youtube.com/watch?v=P4ncegxJtQ4&t=766s
 
ヴェルディ/歌劇「アイーダ」(ローマ歌劇場 2023年1月31日公演)
アイーダ/クラッシミラ・ストヤノヴァ Krassimira Stoyanova
アムネリス/エカテリーナ・セメンチュク Ekaterina Semenchuk
ラダメス/グレゴリー・クンデ Gregory Kunde
アモナスロ/ヴラディミール・ストヤノフ Vladimir Stoyanov
ラムフィス/リッカルド・ザネラート Riccardo Zanellato
エジプト国王/ジオルジ・マノシュヴィリ Giorgi Manoshvili
巫女の長/ヴェロニカ・マリーニ Veronica Marini
使者/カルロ・ボッシ Carlo Bosi
合唱/ローマ歌劇場合唱団
ローマ歌劇場管弦楽団
指揮/ミケーレ・マリオッティ Michele Mariotti
演出/デヴィッド・リヴモア Davide Livemore
舞台装置/ジオ・フォルマ Gio Forma
照明/アントニオ・カストロ Antonio Castro
振付/デヴィッド・リヴモア Davide Livemore
ビデオ/ディー-ウォク D-WOK

 

エジプトの指揮官ラダメスは敵国エチオピアのアイーダ王女を戦争の戦利品として誘拐してきますが、ラダメスはアイーダを愛してしまいます。壮大な歴史物語と現代の映像技術を生かしての演出も素晴らしいです。

ローマ歌劇場は。2023年9月に日本でヴェルディの「椿姫」とプッチーニの「トスカ」の2演目を上演する予定。指揮はこの「アイーダ」を指揮し、2022/23シーズンから音楽監督になったミケーレ・マリオッティとなっています。

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