ヘンリー・ジェイムスの「The Turn of the Screw ねじの回転」をベンジャミン・ブリテンがオペラにしました。
人里離れた田舎のお屋敷に、孤児のフローラとマイルズのために新しく家庭教師がやって来るが、家庭教師はその家に住む奇妙で恐ろしい霊から子供達を守るために戦わなければならない。目に見えないものと戦う心理戦のようなもの、さあどうなりますでしょうか。
イタリアのテアトロ・レッジョ・エミリアにて2023年5月21日にライブ・ストリーミングされました。
ある屋敷に宿泊した人々が、百物語のように一人ずつ怪談を語る。題名の「ねじの回転」はその中の「一ひねり利かせた話が聞きたい」という台詞からとられている。「幽霊話に子どもが登場することで話のねじにひとひねり加える効果があるというなら、子どもが二人になれば?」「二ひねりになるじゃないか!」
というところから「ねじの回転」という題ができたらしいのですが、当時の文学の「意識の流れ」的なものから、
今度は、ブリテンがオペラとして取り上げてから、もう一ひねりも二ひねりもしたものになっている。ブリテンは同性愛者なのは有名で、初演のクイント役はテノールのピーター・ピアーズというブリテンのお相手ですよね。
すると謎は解けてゆくような気がします、最近で言われているLGBTとか小児性愛とか。
このオペラは、全2幕、各8場の間に短い間奏曲が15あり、The JourneyがテーマでThe Welcome 、The Letter、The Tower、The Window、The Lesson、The Lake、At Night、Colloquy and Soliloquy、The Bells、Miss Jessel、The Bedroom、Quint、The Piano、Flora、Milesと変奏((回転)しながら進む。








