2月22日(土)
神奈川フィル音楽堂シリーズ第16回は、川瀬賢太郎指揮で「モーツァルト+」。「月夜の蓮」とモーツァルトのピアノコンチェルトは菊池洋子さんのピアノソロです。
モーツァルト/歌劇「魔笛」序曲
細川俊夫/月夜の蓮~モーツァルトへのオマージュ
~休憩~
モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
指揮/川瀬賢太郎
ピアノ/菊池洋子
コンサートマスター/石田泰尚
2006年モーツァルトの生誕250年を記念して北ドイツ放送局は4人の作曲家に新曲を委嘱した。条件は一人ひとり別々のカテゴリーを指定して、カップリングで演奏するモーツァルトの曲を選び、それと同じ楽器編成で新作をかくこと。
細川俊夫(1955-)は「ピアノ協奏曲」第23番イ長調をピックアップした。「月夜の蓮」というタイトルで、「静かで明るい月夜、蓮の花は蕾のまま、月光を受けて、開花に向かって、夢にまどろむ。その夢の中には、かすかにモーツァルトの音楽への憧れが託される」
初めにモーツァルトの「魔笛」序曲で、
次が細川俊夫の「月夜の蓮」は、ピアノの1つの音から始まり、だんだん影のように音が重なってゆく。うねりのように音が広がり、ピアノのカデンツァで蓮の開花を促すような表現をしたのちに、神秘的な音空間の中で風鈴の音がかすかに聞こえ、モーツァルトの2楽章のフレーズがチラリと顔を出す。
休憩を挟んで、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番が始まります。
やはり、2楽章のAdagioの部分はいいですね〜。
アンコールはモーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスをリストが編曲したものです。