天気がいいので大森あたりを散歩しています。
テッセン、サツキ、アヤメ、ツキヌキニンドウ など。

天気がいいので大森あたりを散歩しています。
テッセン、サツキ、アヤメ、ツキヌキニンドウ など。

新型コロナウイルスが終息しないまま5月になりそうです。
ライラック、石楠花、青紅葉 など。

4月24日(金)
ウィーン国立歌劇場アーカイヴ、今日はドニゼッティの「アンナ・ボレーナ」(2011年4月11日の公演)、英語で「アン・ブーリン」これは映画にもなっています。
「アンナ・ボレーナ」は、王妃になってから断頭台に行くまでの物語。
王妃アンナにはアンナ・ネトレプコ、王の愛人にエリーナ・ガランチャで最高の組み合わせとなります。映像はブライアン・ラージが担当しています。

エンリーコ8世/イルデブランド・ダルカンジェロ Ildebrando D’Arcangelo
アンナ・ボレーナ/アンナ・ネトレプコ Anna Netrebko
ジョヴァンナ・セイモー/エリーナ・ガランチャ Elina Garanca
ロシュフォール卿/ダン・パウル・ドゥミトレスクー Dan Paul Dumitrescu
リッカルド・ペルシー卿/フランチェスコ・メリ Francesco Meli
スメトン/エリザベス・クルマン Elisabeth Kulman
エルヴェイ/ペーター・イェロジッツ Peter Jelosits
指揮/エヴェリーノ・ピド Evelino Pido
演出/エリック・ジェノヴェーゼ Eric Genovese
舞台装置/ジャック・ガブリエル、クレール・シュテルンベルク Jacques Gabel, Claire Sternberg
衣装/ルイーザ・スピナテリ Luisa Spinatelli
照明/ベルトラン・クーデルク Bertrand Couderc
国王エンリーコ8世は、英国王ヘンリー8世
王妃アンナ・ボレーナは、アン・ブーリン
ジョバンナは、ジェーン・シーモア
アンナの娘がエリザベス1世
16世紀ウィンザー城内の広間、国王エンリーコ8世に新しい愛人が出来、王妃アンナに冷たくなった様だと人々が噂しているところから始まり、色々難癖をつけてエンリーコはアンナを断頭台に送り込むのですが、残虐なエンリーコ(イルデブランド・ダルカンジェロ)も素敵ですね! アンナ・ボレーナ(ネトレプコ)の狂乱の熱演は凄い! 女官で、愛人、のちの王妃のジョバンナ(ガランチャ)もGood ! です。
日本フィル5月東京定期演奏会にてラザレフとの共演を楽しみにしていた小川典子さんのロンドンの自宅からライブストリーミングです。
5月東京定期演奏会は残念ながら中止となってしまいましたが、マエストロラザレフ&日本フィルとの共演を大変楽しみにしてくださっていた小川典子さんより、ロンドンのご自宅から”Stay home”でラフマニノフのピアノ協奏曲第1番より第3楽章の演奏の一部が届きました! #StayHome pic.twitter.com/Vo6hBjhFCI
— 日本フィルハーモニー交響楽団 (@Japanphil) April 21, 2020
4月22日(水)
ウィーン国立歌劇場、今日のアーカイヴは、リヒャルト・シュトラウスの「カプリッチョ」2018年5月24日収録です。
オペラにとって、音楽が重要か、言葉が重要か、作詞家と作曲家、演出家が集まって議論をするシュトラウス最後のオペラ。

伯爵令嬢マドレーヌ/カミラ・ニールンド Camilla Nylund
伯爵/マルクス・アイヒェ Markus Eiche
フラマン/ミヒャエル・シャーデ Michael Schade
オリヴィエ/エイドリアン・エレート Adrian Erod
ラ・ロッシュ/ヴォルフガング・バンクル Wolfgang Bankl
クレロン/アンゲリカ・キルヒシュラーガー Angelika Kirchschlager
イタリアの歌手(ソプラノ)/ダニエラ・ファリー Daniela Fally
イタリアの歌手(テノール)/パーヴェル・コルガティン Pavel Kolgatin
家令/マーカス・ペルツ Marcus Pelz
トープ氏(プロンプター)/ペーター・イェロジッツ Peter Jelosits
指揮/ミハエル・ボーダー Michael Boder
演出・舞台・照明/マルコ・アルトゥーロ・マレッリ Marco Arturo Marelli
衣装/ダグマール・ニーフィンド Dagmar Niefind
振付/ルーカス・ガウデルナク Lukas Gaudernak
弦楽六重奏で始まる「カプリッチョ」は、R.シュトラウスの音楽のための対話劇。パリの郊外、音楽家フラマン(ミヒャエル・シャーデ)と詩人オリヴィエ(エイドリアン・エレート)は、若くして未亡人となった伯爵夫人マドレーヌ(カミラ・ニールンド)に恋している。カミラ・ニールンドは、同じくシュトラウスの「影の無い女」のタイトルロールを歌い「宮廷歌手」の称号も持っている豊かで華麗な声の持ち主で、見た目も美しい。
演出がマルコ・アルトゥーロ・マレッリ、チューリッヒ生まれ、華麗にして簡潔な舞台はマドレーヌが最後に登場する前の「月光の音楽」で最高頂に達する。衣装がまた楽しく演出家の奥様のダグマール・ニーフィンドが担当しているとか。
結局フラマンもオリヴィエもマドレーヌの愛を得るまでには至らなくて、「音楽と言葉に忠実な解釈、そしてそれに劣らぬ即興は、あたかも兄妹のごとし」ということらしい。
リヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」のアーカイヴが各オペラハウスで同時期に配信されているので、ときめきの瞬間![]()
を特集してみました。
1994年3月23日公演 ウィーン国立歌劇場 カルロス・クライバー指揮
オットー・シェンク演出
マルシャリン/フェリシティー・ロット Felicity Lott
オックス/クルト・モル Kurt Moll
オクタヴィアン/アンネ・ゾフィー・フォン・オッター Anne Sofie von Otter
ファニナル/ゴットフリート・ホーニック Gottfried Hornik
ゾフィー/バーバラ・ボニー Barbara Bonney

25年も前の「ばらの騎士」ですからもう今は二人ともおばあちゃんになっているはず。クライバーとこの二人の「ばらの騎士」は、日本にも引越し公演をした様で、チケットは即売り切れだったとか!
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2017年12月16日公演 ウィーン国立歌劇場 アダム・フィッシャー指揮
オットー・シェンク演出
マルシャリン/クラッシミラ・ストヤノヴァ Kraddimira Stoyanova
オックス/ペーター・ローズ Peter Rose
オクタヴィアン/ステファニー・ハウツィール Stephanie Houtzeel
ファニナル/クレメンス・ウンターライナー Clemes Unterreiner
ゾフィー/エリン・モーリー Erin Morley

演出は同じくオットー・シェンク
ゾフィーは「真夏の夜の夢」でティターニアをやったエリン・モリーで、オクタヴィアンは「アリオダンテ」でアリオダンテ役をやったステファニー・ハウツールです。
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2017年5月13日公演 メトロポリタン歌劇場 セバスチャン・ヴァイグレ指揮
ロバート・カールセン演出
マルシャリン/ルネ・フレミング Renee Fleming
オックス/ギュンター・グロイスペック Gunther Groissbock
オクタヴィアン/エリーナ・ガランチャ Elina Garanca
ファニナル/マークス・ブルック Markus Bruck
ゾフィー/エリン・モーリー Erin Morley

4月19日(日本時間で4月20日)のナイトリーメットオペラストリームで観たものです、舞台が広くて豪華、オックス男爵(ギュンター・グロイスペック)が男前すぎるのが玉に瑕ですが、それ以上にオクタヴィアン(エリーナ・ガランチャ)の男前の方が優っているのでよしとしましょう。マルシャリンはルネ・フレミング、ゾフィーはウィーン国立でも歌ったエリン・モリーです。最後のカーテンコールは大喝采!でした。
ウィーン国立歌劇場のアーカイヴからワーグナーの最後のオペラ「パルジファル」です。2019年4月21日の公演で、キリスト教の「聖金曜日」受難の日が第3幕にあるため、4月半ばのこの時期にどこのオペラハウスでも「パルジファル」を演奏することが多い。復活祭の前の金曜日が「聖金曜日」で、ちなみに復活祭・日曜日は、春分の日以降、最初の満月から数えて最初の日曜日と定められています。指揮はワレリー・ゲルギエフ 、演出はアルヴィス・ヘルマニスで病院が舞台と言うちょっと変わった演出です。

アムフォルタス/トーマス・ヨハンネス・マイヤー Thomas Johannes Mayer
ティトゥーレル/ライアン・スピード・グリーン Ryan Speedo Green
グルネマンツ/ルネ・パぺ Rene Pape
パルジファル/サイモン・オニール Simon O’Neill
クリングゾール/ボアズ・ダニエル Boaz Daniel
クンドリー/エレーナ・ツィトコーワ Elena Zhidkova
小姓1/スヴェトリーナ・ストヤノヴァ Svetlina Stoyanova
小姓2/ミリアム・アルバーノ Miriam Albano
小姓3/ミヒャエル・ローレンツ Michael Laurenz
小姓4/ルカーニョ・モヤケ Lukhanyo Moyake
聖杯守護騎士1/レオナルド・ナヴァーロ Leonardo Navarro
聖杯守護騎士2/クレメンス・エンターライナー Clemens Unterreiner
花の乙女1/イレアナ・トンカ Ileana Tonca
花の乙女2/オルガ・べズメルトナ Olga Bezmertna
花の乙女3/マーガレット・プランマー Margaret Plummer
花の乙女4/マリア・ナザロヴァ Maroa Nazarova
花の乙女5/マリアム・バッティステリ Mariam Battistrelli
花の乙女6/シルヴィア・ヴェレシュ Szilvia Voros
天上からの声/ボンジヴェ・ナカニ Bongiwe Nakani
指揮/ヴァレリー・ゲルギエフ Valery Gergiev
演出/アルヴィス・ヘルマニス Alvis Hermanis
衣装/クリスティーネ・ユルヤーネ Kristine Jurkane
照明/グレーブ・フィルシュティンスキー Gleb Filshtinsky
映像/イネタ・シプノーヴァ Ineta Sipunova
舞台装置協力/シルヴィア・プラツェク Silvia Platzek
指揮/ワレリー・ゲルギエフ Valery Gergiev
演出/アルヴィス・ヘルマニス Alvis Hermanis
衣装/クリスティーネ・ユルヤーネ Kristine Jurkane
照明/グレーブ・フィルシュティンスキー Gleb Filshtinsky
映像/イネタ・シプノーヴァ Ineta Sipunova
舞台装置協力/シルヴィア・プラツェク Silvia Platzek
リヒャルト・ワーグナーが1865年、バイエルン国王ルートヴィヒ2世のために書いたオペラで、中世スペインのモンサルヴァート城またはクリングゾルの魔の城を舞台している。今回の演出では豪華ではありますが病院が舞台となっています。パルジファル役のサイモン・オニール、日フィルの「ワルキューレ」では、ジークムントを歌いました。グルネマンツを歌ったルネ・パペは圧倒的な存在感でしたね。クンドリーのエレーナ・ツィトコーワもウィーンでは「ルサルカ」や「ドン・カルロ」でお馴染みです。
聖杯を守護する聖杯の城、モンサルヴァート城に連れてこられた無垢な愚か者パルジファルは聖槍による傷で苦しむ王をみてもただ突っ立ったままなので城を追い出される。しかし彼は魔法使いクリングゾルの城に行って聖槍を取り戻し、苦難を経て悟りを得、ついに王を癒し新たな聖杯城の王になる。
今回、脳の模型をしたものが徐々に大きくなり、最後には天井から覆いが下がってきて脳を覆うと言う、脳=聖杯だと言う演出と思われる。
最後に聖杯城の王となったパルジファルには双子の子供がいて、長男がローエングリンで、次男がカルディスだそうです。
ウィーン国立歌劇場の粋な計いで、今日はロッシーニ「アルジェのイタリア人」を放映してくれています。
雨は降るし、コロナウイルスで不要不急の外出は禁じられている土曜日、楽しいロッシーニのオペラは心を晴れやかに軽くしてくれます。
ここでも、エルヴィーラ役にアイーダ・ガリフリーナが出ています。
ムスターファのイルダー・アブドラザコフがとっても可愛い!
そして、パッパターチって何?
皆様もウィーン国立歌劇場のIDを取得してウィーンに行ってみてください!
「アルジェリアのイタリア人」(2015年4月30日)

ムスターファ/イルダー・アブドラザコフ Ildar Abdrazakov
エルヴィーラ/アイーダ・ガリフッリーナ Aida Garifullina
ズルマ/レーチェル・フレンケル Rachel Frenkel
ハーリー/アレッシオ・アルドゥイニ Alessio Arduini
リンドーロ/エドガルド・ロチャ Edgardo Rocha
イザベラ/アンナ・ボニタティブス Anna Bonitatibus
タッデオ/パオロ・ルメッツ Paolo Rumetz
指揮/ヘスス・ロペス・コボス Jesus Lopez Cobos
演出及び舞台装置/ジャン=ピエール・ポネル Jean-Pierre Ponnelle
「アルジェのイタリア人」(2017年4月8日公演)

ムスターファ/ダム・プラシェトカ
エルヴィーラ/ヒラ・ファヒマ
ズルマ/レイチェル・フレンケル
ハーリー/ラファエル・フィンガーロス
リンドーロ/マキシム・ミロノフ
イザベラ/マルガリータ・グリツコバ
タッデオ/パオロルメッツ
指揮/Evelino Pidò
新型コロナウイルスの影響でマスクが不足しているため、我が家でもマスクを作ることになりました。
ユザワヤさんに行って、布地を買ってきました。フィルターポケット付きノーズワイヤー入りのマスク完成〜っ。

フィルターは別売で、外側のマスクは洗えば何度でも使えます。
ユザワヤのYou tubeはこちら。
戸越公園の池に写りこみ、青サギがいます。
藤が満開ですね!

ウィーン国立歌劇場のアーカイヴは、ヘンデルの「アリオダンテ」が放映されました。去年11月のOTTAVA TV によって配信された「アリオダンテ」の前の2018年3月4日の公演で、主役のアリオダンテ役が、ステファニー・ハウツィールからセーラ・コナリーに変わっています。2009年ヘンデルの「ジュリオ・チェーザレ」や11月の「アリオダンテ」と同じデイヴィッド・マグヴィカー演出です。

アリオダンテ/セーラ・コナリー Sarah Connolly
ジネヴラ/チェン・レイス Chen Reiss
ダリンダ/ヒラ・ファヒマ Hila Fahima
ポリネッソ/クリストフ・デュモー Christophe Dumaux
ルルカニオ/ライナー・トロースト Rainer Trost
スコットランド王/ウィルヘルム・シュヴィングハマー Wilhelm Schwinghammer
オドアルド/ベネディクト・コーベル Benedikt Kobel
指揮/ウイリアム・クリスティー William Christie
管弦楽/レ・タラン・リリク Les Talens Lyriques
合唱/グスタフ・マーラー合唱団 Gustav Mahler Chor
演出/デヴィッド・マクヴィカー David McVicar
舞台&衣装/ヴィッキ・モーティマー Vicki Mortimer
照明/パウレ・コンスタブル Paule Constable
振付/コルム・シーリー Colm Seery
物語については昨年11月の「アリオダンテ」をご覧ください。
今回も、ジネヴラ( Chen Reiss)とダリンダ(Hila Fahima)は2人共イスラエル生まれの美人で、チェン・レイスは前作の「利口な女狐の物語」の女狐役でも大活躍。ヒラ・ファヒマは「ファルスタッフ」で妖精の歌を感動的に歌いました、二人とも今度は重い役ですがこれはこれでまたいいですね。
カウンターテナーのポリネッソ役クリストフ・デュモーがまた素晴らしくソプラノよりソプラノっぽい。
デヴィッド・マクヴィカーの演出によっての幕の最後に踊るバレエが面白くってヘンデルのオペラを飽きさせません。是非是非ヴィジュアルでお楽しみください。