3月9日(土)
第140回 クァルテット・ウィークエンドは、クァルテット・エクセルシオとクァルテット奥志賀の競演、晴海の第一生命生命ホールにて。
クァルテット・エクセルシオ&クァルテット奥志賀
モーツァルト/弦楽四重奏曲第16番変ホ長調K428(奥志賀)
ヤナーチェク/弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」(エクセルシオ)
~休憩~
エネスコ/弦楽八重奏曲ハ長調作品7
クァルテット・エクセルシオの第2ヴァイオリン奏者、山田百子の退団が発表され、北見春菜がこの6月から新メンバーとして活動することになりました。今日の第2ヴァイオインは、双紙正哉、西野ゆかのご主人という特別な組み合わせ。
今回クァルテット・エクセルシオと競演するクァルテット奥志賀は、2014年結成の新鋭グループで、小澤征爾の国際アカデミー奥志賀で出会ったのがきっかけ。
Vn: 小川響子、会田莉凡、Viola: 石田紗樹 Cello:黒田美咲
という元気な若手演奏家です。
クァルテット奥志賀がモーツアルトの弦楽四重奏曲16番を瑞々しいタッチで、
クァルテット・エクセルシオがヤナーチェクの「クロイツェル・ソナタ」を西野ゆかの第1ヴァイオリンと双紙正哉の第2ヴァイオリンが化学反応を起こしたかのような集中した演奏を聴くことができました。双紙は、都響の第2ヴァイオリン首席ですものね。
そして最後はエネスコ(1881-1955)の弦楽八重奏曲、青年エネスコが1900年に作曲したものです。
第1ヴァイオリン:会田 第2ヴァイオリン:西野 第3ヴァイオリン:双紙
第4ヴァイオリン:小川 第1ヴィオラ:石田 第2ヴィオラ:吉田
第1チェロ:黒川 第2チェロ:大友
8人が対等に絡み合い渾然一体となってダイナミックで白熱した競演でした。
アンコールはメンデルスゾーンの八重奏曲の第一楽章。
サイン会でのエクのメンバーと会田莉凡さん