サルビアホール カルテット・アロド

12月13日(水)

サルビアホール 第90回クァルテット・シリーズは、カルテット・アロドです。

モーツァルト/弦楽四重奏曲第15番ニ短調K.421
アタイール/弦楽四重奏のための「アスル(午後の礼拝)」
~休憩~
メンデルスゾーン/弦楽四重奏曲第4番ホ短調作品44-2
カルテット・アロド Quartour Arod

ジョルダン・ヴィクトリア(ヴァイオリン)
アレクサンドル・ヴ(ヴァイオリン)
コランタン・アパレイー(ヴィオラ)
サミー・ラシド(チェロ)

カルテット・アロドは2013年に結成されたフランスのグループで、2016年ミュンヘン国際コンクールで優勝した。現在エリザベート王妃音楽院のアーティスト・イン・レジデンスとしてアルテミス・クァルテットのもとで研鑚を積んでいる。アロドとは、『ロード・オブ・ザ・リング』に登場する勇敢な白い馬のこと。
アタイールの「アスル(午後の礼拝)」は、アロドのために献呈された曲で「もっか私が取り組んでいる〝サラート(イスラムの祈り)〟をめぐる連作の一部に当たり、キリスト教的な世界と、ヘブライの文化に根差す様々な要素の出会いと対話が扱われてゆく。それは詩的にして驚きを誘う。作曲者自身にとっての個人的な体験や問題もはらむものである」。
イスラム教、キリスト教、ユダヤ教は、世界の今後の課題だと思われることから、とても意味深い。
とってもいいという人と、ついてゆけないという人とに分かれるカルテット・アドロでした。

 

読響・マーラー3番

12月12日(火)

今月の第573回読響定期はコルネリウス・マイスター指揮のマーラー3番です。

マーラー/交響曲第3番
指揮/コルネリウス・マイスター
メゾ・ソプラノ/藤村実穂子
女声合唱/新国立劇場合唱団
児童合唱/TOKYO FM少年合唱団、フレーベル少年合唱団
合唱指揮/三澤洋史
コンサートマスター/長原幸太

グスタフ・マーラー(1860-1911)は交響曲第3番を1895年から1896年にかけて作曲している。演奏時間は約100分で、最初次の標題を付けることにしていたが、マーラー自身によって破棄されている。

第一部

  • 序奏 「牧神(パン)が目覚める」
  • 第1楽章 「夏が行進してくる(バッカスの行進)」

第二部

  • 第2楽章 「野原の花々が私に語ること」
  • 第3楽章 「森の動物たちが私に語ること」
  • 第4楽章 「人間が私に語ること」
  • 第5楽章 「天使たちが私に語ること」
  • 第6楽章 「愛が私に語ること」

4楽章で藤村実穂子さんのアルト独唱(ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」から)が一声から存在感があってとてもよかった。
自然賛歌、人間賛歌、ブラームスの交響曲第1番がちらほら出てくるところもなんか人間臭い。

第696回日本フィル東京定期演奏会

12月8日(金)

12月の日本フィル東京定期は、井上道義さん指揮でアブノーマルな世界

ラヴェル/「マ・メール・ロワ」(組曲版)
八村義夫/錯乱の論理 作品12
~休憩~
ベルリオーズ/幻想交響曲
指揮/井上道義
ピアノ/渡邉康雄
コンサートマスター/田野倉雅秋(ゲスト)
フォアシュピーラー/九鬼明子
ソロ・チェロ/菊地知也

モーリス・ラヴェル(1875-1937)は、体つきが貧弱、子供じみた体格のせいで、彼は生々しく逞しい大人たちとの交流を苦手とした。生涯独身を貫き、室内で子供や小動物と遊びたがった。そんなラヴェルのオペラは「子供と魔法」、管弦楽曲は「ボレロ」、この「マ・メール・ロワ」は英語の「マザー・グース」日本語で「おとぎ話」。ラヴェルは「曲の意図は童心の喚起で、そのために私は単純を心がけ、音符の数も少なくなった」。井上道義さん複雑な手の動きで不思議なマザーグースを表現しました。
八村義男(1938-1985)《錯乱の論理》、ピアノは渡邉暁雄さんの息子さんの渡邉康雄さんが演奏しました。演奏時間は約8分半で、シェーンベルクやベルクにあこがれ作曲した、当時の前衛音楽です。渡邉康雄さんは長身で途中ピアノが途切れるところから鍵盤にうつぶせになって寝てしまった。そんな演出でした。
エクトル・ベルリオーズ(1803-1869)の《幻想交響曲》は、あまりにも有名です。最後にマイクを持った井上道義が日本フィルを振った初めの曲が「幻想」だったという〝今日は自分でもよく出来た演奏だったと〟言っていました。そう、いつまでも〝ブラボー〟が鳴りやみませんでした。

サルビアホール アトリウム・クァルテット

12月1日(金)

サルビアホール 第89回クァルテット・シリーズは、
アトリウム・クァルテットです。

ブラームス/弦楽四重奏曲第1番ハ短調作品51-1
ヴィトマン/弦楽四重奏曲第3番「狩の四重奏」
~休憩~
チャイコフスキー/弦楽四重奏曲第1番ニ長調作品11
アトリウム・クァルテット

2003年、世界的権威である、ロンドン国際弦楽四重奏コンクールで第1位、合わせて聴衆賞を獲得しました。
男性がコサックの衣装を着ているので、ロシアのクァルテットと分かります。そしてチェロの女性が真っ赤なドレスでとても印象的。
結成から17年で、今回はファーストがボリス・ブロフツィン、一時的なピンチヒッターと思われます。

ブラームス(1833-1897)弦楽四重奏曲1番、最初の弦楽四重奏曲として発表したのは40歳になってから、ベートーヴェンの影響を強く受けてなかなか発表できなかったとか。以前クァルテットの演奏会でベートーヴェン、シューベルトときてブラームスの2番を聴いたときのホッとした感じはなんだろうと思ってみる。

ヴィトマン(1973-)ミュンヘン生まれ、クラリネット奏者としても有名ですが、作曲家として今最も注目を集めている
特にこの「狩の四重奏」は人気で「Hai!」の掛け声とともに狩りに繰り出すんですが、今回は最後が女性の声(チェロ)なんでとても印象的でした。一度お試しあれ!

チャイコフスキー(1840-1893)の弦楽四重奏曲1番は、2楽章の「アンダンテ・カンタービレ」が有名でよくアンコールに演奏される。今回はロシアのアトリウムですから、ファーストのボリス・ブロフツィンが思いっきり感傷的に弾いていました。

アンコールは、ボロディンの弦楽四重奏曲2番の3楽章「夜想曲」有名な曲で、素敵なロシアの夕べでした。

 

サルビアホール ウィハン・クァルテット

11月27日(月)

サルビアホール 第88回クァルテット・シリーズは、ウィハン・クァルテット

ハイドン/弦楽四重奏曲第43(57)番ト長調作品54-1
モーツァルト/弦楽四重奏曲第15番ニ短調K.421
~休憩~
ヤナーチェク/弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」
ウィハン・クァルテット

1985年、プラハの芸術アカデミーの出身者たちによって、チェコの歴史的アンサンブルである「ボヘミア・クァルテット」ハヌス・ウィハンの名を冠して結成された。ヴィオラとチェロが変更になったが、チェコのクァルテットの心地よい響は変わらない。

ヤナーチェク(1854-1928)の「内緒の手紙」は、夫人とそりが合わず、37歳も年下の人妻と600通以上もの手紙を書き、その「手紙」を曲にしたものとされている。

アンコールはスメタナの四重奏曲2番から2楽章でした。

サルビアホール アイズリ・クァルテット

11月21日(火)

サルビアホール 第87回クァルテット・シリーズは今年の第9回大阪室内楽コンクール第1部門(弦楽四重奏)に優勝したアイズリ・クァルテットです。

ホームページからお借りしました写真から元気いっぱいの様子がうかがえます。
ヴァイオリンはアリアナ・キム(アメリカ・ミネソタ州出身)と三枝未歩、ヴィオラが小笹文音、チェロがカレン・ウズニアン(カナダ・トロント出身)2人の日本人は4歳からアメリカに住んでいるらしく言葉もちょっと変な日本人です。この「グランプリ・コンサート」で日本に来れたことが本当にうれしいと語っていました。

曲目

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン/鳩はじっと見ていた
ジェズアルド/ああ、暗い日よ
ジェズアルド/私は行くとしか言わなかった
ウィアンコ/リフト
~休憩~
ベートーヴェン/弦楽四重奏曲 第10番Op.74「ハープ」
ベートーヴェン/大フーガ Op.133
アイズリ・クァルテット Aizuri Quartet

ヒルデガルド・フォン・ビンゲン(1098-1179)は、史上初の女流作曲家で、ラインの女預言者として多彩な活動により中世史上最も重要な女性とされ「鳩はじっと見ていた」は宗教曲

カルロ・ジェズアルド(1561-1613)は、ナポリ近郊のヴェノーサ侯爵の家に生まれたルネッサンス期の作曲家で、「ああ、暗い日よ」「私は行くとしか言わなかった」は、マドリガル集の中にある。中世のヒルデガルドに比べ複雑になり音の動きも大きくなっている。

ウィアンコは、ポール賢治 ウィアンコという日本人の血が流れている男性作曲家でアイズリとほぼ同年代、「リフト」とは気分を高揚させる意味、アイズリのために書かれた曲で所々で日本の太鼓や三味線を感じさせる。

休憩をはさんでベートーヴェンの「ハープ」と「大フーガ」です。
やはり大阪室内楽で優勝しただけあって、オールラウンドプレイヤーにして前衛的、東洋的。アンコールは、チャイコフスキーのアンダンテ・カンタービレこの曲も最近よく聞きますが、それぞれ違った良さがあります。アリアナ・キムのしっとりしたアンダンテ・カンタービレもいいですね。

インキネン・東欧プログラム

11月25日(土)

日本フィル第332回横浜定期演奏会
指揮はピエタリ・インキネンです。

スメタナ/歌劇「売られた花嫁」序曲
ドヴォルザーク/ヴァイオリン協奏曲
~休憩~
バルトーク/管弦楽のための協奏曲
指揮/ピエタリ・インキネン
ヴァイオリン/扇谷泰朋
コンサートマスター/田野倉雅秋(ゲスト)
フォアシュピーラー/齋藤政和
ソロ・チェロ/辻本玲

インキネンは、2015年からプラハ交響楽団の首席指揮者にも就任しており、今回は東欧プログラムとして、スメタナ、ドヴォルザーク、バルトークを取り上げている。

オープニングとして景気の良いスメタナ(1824-1884)の「売られた花嫁」序曲の後は、
余り演奏される機会がないドヴォルザーク(1841-1904)のヴァイオリン協奏曲、最初コンサートマスターの千葉清加が弾く予定だったのですが、扇谷泰朋に変更になりました。協奏曲の通常であるカデンツァがないためか少し派手さがないとはいえドヴォルザークの〝泣き節〟がたっぷりで聴かせました。

最後はバルトークの(1881-1945)、ハンガリー最大の作曲家で民族的素材現代の音楽手法で自在に展開し20世紀音楽に絶大な影響を残した人ですが、この「弦楽のための協奏曲」は1940年芸術・音楽研究上の自由を求めてアメリカに亡命し困窮生活と病気の末、1944年死の1年前に作られ、大成功を納めます。バルトークは、「青ひげ公の城」や「不思議なマンダリン」を書いた人です。

アンコールはドヴォルザークのスラブ舞曲集から作品72の2が演奏されました。秋にぴったりな曲で私のデジブックにも何回か使わせてもらいました。

二期会「こうもり」

11月22日(水)

日生劇場にての「こうもり」は、二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演
ベルリン・コミッシェ・オパーとの提携公演です。

ヨハン・シュトラウスⅡ世/「こうもり」
アイゼンシュタイン/小森輝彦
ロザリンデ/澤畑恵美
フランク/山下浩司
オルロフスキー/青木エマ
アルフレード/糸賀修平
ファルケ/宮本益光
ブリント/大野光彦
アデーレ/清野友香莉
イーダ/秋津緑
フロッシュ/イッセー尾形
合唱/二期会合唱団
管弦楽/東京フィルハーモニー交響楽団
指揮/阪哲朗
演出/アンドレアス・ホモキ
舞台美術/ヴォルフガング・グスマン

我が家では音楽嫌いな子供たちも全曲知っている「こうもり」、今回は指揮がオペラに精通している阪哲朗で演出がアンドレアス・ホモキ、大人の演技ができるロザリンデの澤畑さんが年齢的にもちょうどいい雰囲気を出しています。アイゼンシュタインの小森さんも大人の自然な演技で楽しく見せてくれた。
そしてアデーレ役の清野さんも声がピッタリ、オルロフッスキーの青木さんがまた得体のしれない不思議さを持っていて楽しかった。

ハンガリー音楽一家に生まれ数々のオペラを演出しているホモキのベルリン仕込みの演出と、歌はオリジナルのドイツ語、台詞は日本語という特別バージョンです。
時代背景は当時のままで、〝この音楽が去りゆく19世紀の光景を呼び覚ましてくれる音楽なので、それを舞台で見たいと思った〟とホモキと舞台美術のヴォルフガング・グスマンは言っている。
そしてすべてはファルケ博士の仕返し、ロシア公爵・オルロフスキーもいなくてファルケ博士が雇った人々が演じているだけという設定になっている。

舞台装置もまた転換が面白かった。プロジェクション・マッピングなどは全く使わず、奥行で扉の向こうに大きなシャンデリアを置き舞踏会場を見せる。そして家具がガラガラ崩れて崩壊してゆきまた元にさやに戻るのも物語と同様の動き。

名脇役イッセイ尾形のフロッシュ、ライトを見事に操って舞台と日生劇場観客席をつなぎどちらが演じているか分からないようにしてしまう。

東京にいながらベルリン・コーミッシェ・オパーが観られるこのごろは本当に良い時代だなと思います。演出家のホモキさんも最後に舞台に出てきて拍手を浴びました。
音楽全般に東京は、最高のものが聴けていいな。 ひょっとしたらうちだけがいいものを選んでいるのかもしれない!

終演後にS席の人にスパークリングワイン・ミニボトル『フレシネ  コルドン ネグロ  ベビー』200mlが配られて、(初日だけみたいです) 美味しく頂きました。そして今日は〝いい夫婦の日〟11月22日だそうです。

カンブルラン「アッシジの聖フランチェスコ」

11月19日(日)

メシアン 歌劇「アッシジの聖フランチェスコ」本番です。
午後2時からの開演で、サントリーホール内はざわめいています。

メシアン/歌劇「アッシジの聖フランチェスコ」(演奏会形式/全曲日本初演)
指揮/シルヴァン・カンブルラン
天使/エメーケ・バラート(ソプラノ)
聖フランチェスコ/ヴァンサン・ル・テクシエ(バリトン)
重い皮膚病を患う人/ペーター・ブロンダー(テノール)
兄弟レオーネ/フィリップ・アデス(バリトン)
兄弟マッセオ/エド・ライオン(テノール)
兄弟エリア/ジャン=ノエル・ブリアン(テノール)
兄弟ベルナルド/妻屋秀和(バス)
兄弟シルヴェストロ/ジョン・ハオ(バス)
兄弟ルフィーノ/畠山茂(バス)
合唱=新国立劇場合唱団
びわ湖ホール声楽アンサンブル
(合唱指揮=冨平恭平)
コンサートマスター/長原幸太
オンド・マルトノ/ヴァレリー・アルトマン=クラヴリー、大矢素子、小川遥

延々6時間、結果一番大変だったのは、カンブルランだったと思います。
メシアンは鳥の鳴き声の集大成、オンド・マルトノが中央上と2階左右 3か所で大活躍し、立体的な音づくりをしました。
カンブルラン、最後は疲れ果てたといえども使命を果たしたカソリックの司教のような風貌でホール内で大喝采を浴びていました。
大喝采の嵐はどれくらい続いたのでしょう。そんなカンブルランが大好きです。

中身を少し、
第1幕(約75分)
第1景 十字架 第2景 賛歌 第3景 重い皮膚病患者への接吻
(休憩 35分)
第2幕(120分)
第4景 旅する天使 第5景 音楽を奏でる天使 第6景 鳥たちへの説教
(休憩35分)
第3幕 (65分)
第7景 聖痕 第8景 死と新生

1971年オリヴィエ・メシアン(1908-1992)は、当時低迷していたオペラ座を復活させるためポンピドゥー首相から直々新作オペラの作曲を依頼された。 1983年11月28日パリ・オペラ座(ガルニエ)でなんと小澤征爾の指揮、サンドロ・セークイの演出で初演された。そして日本での全曲演奏は今回が初めてとなる・・・歴史的演奏会となるわけですね!

インキネン・ブルックナー5番

11月17日(金)

日本フィル・第695回東京定期演奏会は、

ラウタヴァーラ/In the Beginning (日本フィル共同委嘱作品/アジア初演)
ブルックナー/交響曲第5番
指揮/ピエタリ・インキネン
コンサートマスター/扇谷泰朋
フォアシュピーラー/齋藤政和
ソロ・チェロ/菊地知也

ラウタヴァーラはフィンランドの作曲家、2015年に作曲されたIn the Beginningは7分ほどの短い曲で、聖書の「創世記」に描かれた世界の創造を思わせる作風。

アントン・ブルックナー(1824-1896)のブルックナー5番
最初の1音から心に響いてくる音でした。
インキネンのブルックナー5番、全体で1時間20分の長い曲で決して早くはないのですが、最初から最後まで緊張感が続き会場を見渡してみても誰一人として寝ている人はいなく、むしろ背筋を伸ばして聴き込んでいる人ばかりでした。
このごろ、広上サントリー賞~ラザレフ~インキネンと、いい音楽ばかり聴かせてもらって、本当!幸せ気分を味わっています。

 

クァルテット・エクセルシオ 定期演奏会

11月12日(日)

銀杏の葉っぱが黄色く色づいている東京文化会館小ホールでクァルテット・エクセルシオの定期演奏会が開かれました。

ハイドン/弦楽四重奏曲第41番ト長調作品33-5
ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第4番ハ短調作品18-4
~休憩~
シューベルト/弦楽四重奏曲第13番イ短調「ロザムンデ」

ハイドン(1732-1809)の〝How do you do(ご機嫌いかが)〟と言われるようになった弦楽四重奏曲41番33-5は、
ロシア大公に捧げられたためロシア四重奏曲といわれるもので、自ら「全く新しい特別の作曲方法」を誇る自信作。

ベートーヴェン(1770-1827)の初期弦楽四重奏の中でも、際立って人気が高い4番です。終わり方がジプシー風で軽く楽しい。

最後はシューベルト(1797-1828)の有名な「ロザムンデ」、2楽章はよく単独で演奏されたりします。

クァルテット・エクセルシオは、中堅の常設四重奏団としての貫録が出てきて、ますます良い演奏が期待出来るグループとなっています。

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