クァルテット・エクセルシオ 第45回 東京定期演奏会

11月3日文化の日、東京文化会館の小ホールにてクァルテット・エクセルシオの東京定期演奏会が開かれました。上野公園は3連休の初めの日ということで観光客でごった返していました。
来年は30周年を迎えるクァルテット・エクセルシオは落ち着いた中にも気品ある演奏を聴かせてくれました。

2023年11月3日(金)東京文化会館小ホール
クァルテット・エクセルシオ第45回東京定期演奏会
ベートーヴェン/弦楽四重奏曲第1番ヘ長調作品18-1
ヤナーチェク/弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
     ~休憩~
メンデルスゾーン/弦楽四重奏曲第2番イ短調作品13
 クァルテット・エクセルシオ
 
1st   ヴァイオリンの西野ゆかさんと

綱島さんぽ

気持ちの良い日が続きます。
以前、横浜市港北区の綱島というところに住んでいたのですが、最近、新綱島駅というのができて新横浜駅に接続する路線ができました。
なのでどう変わったのか見に行ってきました。

まだ新綱島駅はできたばかりで、隣接する大型商業施設は出来上がっていませんがこれから栄えることは間違いありません。
お昼になったので、昔からある綱島駅近くの「サガン」というコーヒーショップでランチをしました。

素晴らしいデコレーションのチョコレートパフェとナポリタン、焼きそばなど、大きいだけでなくとっても美味しい!
たまにはいいですね
そして、鶴見川の土手や子供たちが通った小学校などを見て、アピタテラス横浜綱島店で夕食のお買い物をしてから帰りました。

ロッシーニ「セビリアの理髪師」

「ガージントン・オペラ」は、イギリスのオックスフォードシャーのガージントン・マナーにあるイングラム家の庭園で行われていたので、ガージントン・オペラという名前がついたのですが、現在はバッキンガムシャーにある「ウォールド・ガーデン」で行われています。そしてグラインドボーン音楽祭につぐ歴史あるオペラフェスティバルとなっています。
「セビリアの理髪師」は、有名なオペラなので、皆様よくご存知のことと思います。
世界オペラデーを記念してオペラヴィジョンでストリーミングされました。(2023年10月24日〜2024年4月24日まで)

オペラ・ヴィジョン 2023年
 
ロッシーニ/歌劇「セヴィリアの理髪師」(ガージントン・オペラ 2023年公演)
アルマヴィーヴァ伯爵/アンドリュー・ステンソン Andrew Stenson
フィガロ/ヨハンネス・カンムラ― Johannes Kammler
ロジーナ/ケイティー・ブレイ Katie Bray
バルトロ/リチャード・ブルクハルト Richard Burkhard
ドン・バジリオ/カラム・ソープ Callum Thorpe
フィオリッロ/マシュー・パーマー Matthew Palmer
ベルタ/ジョゼフィーヌ・ゴダール Josephine Goddard
アンブロージオ/フレイザー・スコット Frazer Scott
将校/ウイリアム・シール William Searle
公証人/ダニエル・ヴェニング Daniel Vening
合唱/ガージントン・オペラ合唱団
管弦楽/ザ・イングリッシュ・コンソート
指揮/ダグラス・ボイド Douglas Boyd
フォルテピアノ/アショク・グプタ Ashok Gupta
チェロ/ジョセフ・クラウチ Joseph Crouch
演出/クリストファー・ラスコウム Christopher Luscombe
舞台装置・衣裳/サイモン・ヒグレット Simon Higlett
照明/ハワード・ハドソン Howard Hudson
振付/イーワン・ジョーンズ Ewan Jones
 
ロジーナ役のケイティー・ブレイが素敵です。
皆楽しんで演じているのがよくわかりますので見てみてください。

日フィル カーチュン・ウォン 亀井聖矢

日本フィル第402回名曲コンサートに行ってきました。
指揮・カーチュン・ウォン、ピアノ・亀田聖矢なので、1回券を買って行ってきました。
聖矢ファンの若い女子が群れを成して、満席となりました。

2023年10月22日(日)サントリーホール
日本フィル第402回名曲コンサート
ショパン/ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11
     ~休憩~
ブラームス/交響曲第1番ハ短調作品68
 ピアノ/亀井聖矢
 指揮/カーチュン・ウォン
 コンサートマスター/扇谷泰朋
 ソロ・チェロ/菊地知也

素晴らしいショパンのピアノコンチェルトが終わると、たくさんの若い女性たちが続々とスタンディングオベイションをし始め、アンコールの1曲目はショパンのマズルカ第38番嬰ヘ短調59−3
いつまで経っても熱い拍手が終わらないので、2曲目のアンコールをしてくれました。リストのラ・カンパネラですが、これも素晴らしかった。今日(10月22日)はリストの誕生日でもあったという訳です。

亀井くんは2022年、ロン=ティボー国際音楽コンクールで第1位、合わせて「聴衆賞」「評論家賞」の2つの特別賞を受賞した、彼は愛知県立明和高校音楽科を経て飛び入学特待生として桐朋学園大学に入学し2023年3月に同大学を首席で卒業している。卒業したばかりですね!


ブラームスも良かったですね。カーチュン・ウォン拍手が鳴り止みませんでした。
 

アイーダ・ガリフリーナ ロマンティックアリア

フランスのエヴィアンで行われたアイーダ・ガリフリーナのアリア・リサイタルのyoutube がありますのでご覧ください。
アイーダ・ガリフリーナは、いま最も美しく実力も備わったソプラノ歌手です。

アイーダ・ガリフッリーナ リサイタル(エヴィアン ラ・グランジュ・オ・ラック La Grange au Lac  2023年7月1日公演)

へロニモ・ヒメネス(マヌエル・ニエト編)/サルスエラ「セヴィリアの理髪師」~ロマンス「Me llaman la primorosa」
カルロス・ガーデル/ポル・ウナ・カベサ(首の差で) Por una Cabeza
ショパン/3つのワルツ作品64~第2曲嬰ハ短調
マスネ―/エレジー
ビゼー/歌劇「カルメン」~ハバネラ
ドリーブ/カディスの娘たち
シューベルト(リスト編)/セレナード(ピアノ編曲)
ドヴォルザーク/ジプシーの歌作品55~わが母の教えたまいし歌
ドヴォルザーク/歌劇「ルサルカ」~月に寄せる歌
     ~休憩~
リムスキー=コルサコフ/歌劇「金鶏」~太陽への讃歌
ラフマニノフ/12の歌作品21~ここはすばらしい場所
ラフマニノフ/幻想的小品集作品3~前奏曲嬰ハ短調
リムスキー=コルサコフ/歌劇「サトコ」~インド人の歌
チャイコフスキー/歌劇「イオランタ」~イオランタのアリオーソ
チャイコフスキー/6つのロマンス作品63~セレナード
ヴェルディ(リスト編)/リゴレット・パラフレーズ
シューベルト/アヴェ・マリアD.839
プッチーニ/歌劇「トスカ」~歌に生き、恋に生き
 ソプラノ/アイーダ・ガリフッリーナ Aida Garifullina
 ピアノ/マチェイ・ピクルスキ Maciej Pikulski
 
アンコール プッチーニ/歌劇「ジャンニ・スキッキ」~私のいとしいお父さん、レオンカヴァルロ/朝の歌
 

カーチュン・ウォン 日本フィル首席指揮者就任披露演奏会

第758回日本フィル東京定期演奏会は、カーチュン・ウォンの日本フィル首席指揮者就任披露演奏会となりマーラーの交響曲第3番が演奏されました。
この曲は、カーチュン・ウォンが2016年のグスタフ・マーラー国際指揮者コンクールで優勝した時の曲で、その名を世界に知られることになった。

2023年10月14日(土)サントリーホール
日本フィル第754回東京定期演奏会
【首席指揮者就任披露演奏会】
マーラー/交響曲第3番ニ短調
指揮/カーチュン・ウォン
メゾ・ソプラノ/山下牧子
女声合唱/harmonia ensemble (合唱指揮/福永一博)
児童合唱/東京少年少女合唱隊 (合唱指揮/長谷川久恵)
コンサートマスター/田野倉雅秋
ソロ・チェロ/門脇大樹
 
第3楽章舞台裏のポストホルンは、オッタビアーノ・クリストフォーリ。第6楽章最後のシンバルは、舞台一杯に広がった7組のシンバルが打ち鳴らされる壮大さで、難しい管楽器ソロもミスのない素晴らしい演奏でした。
演奏会後の拍手は鳴り止まず、カーチュン・ウォンがなかなか退場出来ない状態でしたし、サントリーの入り口ではいつもの友達が集まり感動で涙が溢れたという同類がいて感動を分かち合いました。

マーラーの3番について、
この交響曲は全6楽章からなり、天地創造を一から描いたような作品です。
第1楽章は山脈、動乱の嵐、激しい高波の音と共に地球の誕生が描かれています。
第2楽章は木や花のような植物相(フローラ)が描写され、
第3楽章には鳥や動物など動物相の響に包まれますが、時折ポストホルンの崇高な響きによって中断されます。
第4楽章に、ようやく人間が登場し神秘的な雰囲気で歌が奏でられます。
人間は複雑で謎にみちていて理解が難しい生き物かもしれません。
第5楽章では天使たちが登場し「天上の暮らし」の歌詞を合唱団が歌い、マーラー交響曲第4番を予示しています。
最終章の第6楽章では、全てを受け入れる包括的な愛が描かれています。
美しいパッセージが疑心暗鬼を抱く瞬間と対比しながらも、より大きな愛の力で心に安らぎを与えてくれます。
                          カーチュン・ウォン

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